伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2020/05/31

2020-05-31 21:20:20 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 15:1-15

ダビデはダビデの町のうちに自分のために家を建て、また神の箱のために所を備え、これがために幕屋を張った。 ダビデは言った、「神の箱をかくべき者はただレビびとのみである。主が主の箱をかかせ、また主に長く仕えさせるために彼らを選ばれたからである」。 ダビデは主の箱をこれがために備えた所にかき上るため、イスラエルをことごとくエルサレムに集めた。 ダビデはまたアロンの子孫とレビびとを集めた。 すなわち、コハテの子孫のうちからはウリエルを長としてその兄弟百二十人、 メラリの子孫のうちからはアサヤを長としてその兄弟二百二十人、 ゲルショムの子孫のうちからはヨエルを長としてその兄弟百三十人、 エリザパンの子孫のうちからはシマヤを長としてその兄弟二百人、 ヘブロンの子孫のうちからはエリエルを長としてその兄弟八十人、 ウジエルの子孫のうちからはアミナダブを長としてその兄弟百十二人である。 ダビデは祭司ザドクとアビヤタル、およびレビびとウリエル、アサヤ、ヨエル、シマヤ、エリエル、アミナダブを召し、 彼らに言った、「あなたがたはレビびとの氏族の長である。あなたがたとあなたがたの兄弟はともに身を清め、イスラエルの神、主の箱をわたしがそのために備えた所にかき上りなさい。 さきにこれをかいた者があなたがたでなかったので、われわれの神、主はわれわれを撃たれました。これはわれわれがその定めにしたがってそれを扱わなかったからです」。 そこで祭司たちとレビびとたちはイスラエルの神、主の箱をかき上るために身を清め、 レビびとたちはモーセが主の言葉にしたがって命じたように、神の箱をさおをもって肩にになった。

ツロの王ヒラムの協力を得て王宮を建てたダビデはまた、エルサレムに神の箱を迎え入れるための場所を備え、幕屋を張りました。先に契約の箱をダビデの町に移設しようとした際は、律法の書に則らず牛車に乗せて運んだために、荷車を引く牛が躓いて荷台から落ちそうになった神の箱を、とっさに手で押さえたウザが主の怒りに触れて撃たれて死んでしまいました。この苦い教訓から、今度は神の箱に関する定めに則り、レビ人が肩に担いでダビデの町に運び入れることとし、レビ人と祭司を召集しました。私たちの人生に失敗は付き物ですが、その過ちを通して私たちは賢く学び、神の御心に適う生き方を送るために、再び同じ失敗を繰り返すことのないよう、自らを改める努力を惜しんではなりません。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.15.1-15.ja1955

*****

歴代志上 15:16-24

ダビデはまたレビびとの長たちに、その兄弟たちを選んで歌うたう者となし、立琴と琴とシンバルなどの楽器を打ちはやし、喜びの声をあげることを命じた。 そこでレビびとはヨエルの子ヘマンと、その兄弟ベレキヤの子アサフおよびメラリの子孫である彼らの兄弟クシャヤの子エタンを選んだ。 またこれに次ぐその兄弟たちがこれと共にいた。すなわちゼカリヤ、ヤジエル、セミラモテ、エイエル、ウンニ、エリアブ、ベナヤ、マアセヤ、マッタテヤ、エリペレホ、ミクネヤおよび門を守る者オベデ・エドムとエイエル。 歌うたう者ヘマン、アサフおよびエタンは青銅のシンバルを打ちはやす者であった。 ゼカリヤ、アジエル、セミラモテ、エイエル、ウンニ、エリアブ、マアセヤ、ベナヤはアラモテにしたがって立琴を奏する者であった。 しかしマッタテヤ、エリペレホ、ミクネヤ、オベデ・エドム、エイエル、アザジヤはセミニテにしたがって琴をもって指揮する者であった。 ケナニヤはレビびとの楽長で、音楽に通じていたので、これを指揮した。 ベレキヤとエルカナは箱のために門を守る者であった。 祭司シバニヤ、ヨシャパテ、ネタネル、アマサイ、ゼカリヤ、ベナヤ、エリエゼルらは神の箱の前でラッパを吹き、オベデ・エドムとエヒアは箱のために門を守る者であった。

神の契約の箱をダビデの町に建てた幕屋に迎え入れるに際し、ダビデはレビ人たちの中から聖歌隊を選出して組織し、讃美を以てエルサレムにお迎えする準備を整えました。讃美の中に住まわれる主は、私たちが心からの感謝を以て捧げる讃美を喜ばれ、心の内に住まわれます。私たちの心の中心にある玉座に主を迎え入れることのできるよう、讃美の絶えない日々を送る者とならせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.15.16-24.ja1955

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歴代志上 15:25-29

ダビデとイスラエルの長老たちおよび千人の長たちは行って、オベデ・エドムの家から主の契約の箱を喜び勇んでかき上った。 神が主の契約の箱をかくレビびとを助けられたので、彼らは雄牛七頭、雄羊七頭をささげた。 ダビデは亜麻布の衣服を着ていた。箱をかくすべてのレビびとは、歌うたう者、音楽をつかさどるケナニヤも同様である。ダビデはまた亜麻布のエポデを着ていた。 こうしてイスラエルは皆、声をあげ、角笛を吹きならし、ラッパと、シンバルと、立琴と琴をもって打ちはやして主の契約の箱をかき上った。 主の契約の箱がダビデの町にはいったとき、サウルの娘ミカルが窓からながめ、ダビデ王の舞い踊るのを見て、心のうちに彼をいやしめた。

ダビデとイスラエルの長老たち、千人の長たちは、神の箱を一時的に安置したオベデ・エドム家に出向き、レビ人たちの肩に神の箱を担わせて、首都エルサレムにかき上りました。祭司とレビ人たちはそのために雄牛7頭、雄羊7頭の全焼のいけにえを捧げ、全き心でこの任務に当たりました。ダビデもまた亜麻布のエポデを身に付け、身をきよめて神の箱をエルサレムに迎える備えをしました。聖歌隊たちが捧げる讃美の中、全イスラエルは喜びに満たされて神の箱をダビデの町にかき上りました。しかしこのとき、ダビデの妻であったサウルの娘ミカルは、舞い踊りながら讃美を捧げるダビデを見下しました。その結果、彼女は子宝に恵まれず、寂しい一生を閉じることとなりました。心を尽くして主を讃美することを否定的に受け止める者は、神の豊かな祝福を受けられなくなってしまいます。主を喜ぶことは私たちの力であり、日々讃美に満たされた信仰生活は祝福に満ちあふれる人生を送る秘訣です。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.15.25-29.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/31

2020-05-31 06:00:45 | 今日の聖句
使徒言行録 1:8 新共同訳‬‬

あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。

信仰を公に言い表すことは勇気が要ることかもしれません。しかし聖霊なる神が私たちの心にお住まいになるならば、私たちはキリストの生き証人として、福音を宣べ伝えずにはいられなくなります。自分の力によってではなく聖霊なる神の力を受けて、信仰を証し、福音の恵みを地の果てにまで伝えさせていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/act.1.8.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/05/30

2020-05-30 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 14:1-7

ツロの王ヒラムはダビデに使者をつかわし、彼のために家を建てさせようと香柏および石工と木工を送った。 ダビデは主が自分を堅く立ててイスラエルの王とされたことと、その民イスラエルのために彼の国を大いに興されたことを悟った。 ダビデはエルサレムでまた妻たちをめとった。そしてダビデにまたむすこ、娘が生れた。 彼がエルサレムで得た子たちの名は次のとおりである。すなわちシャンマ、ショバブ、、ナタン、ソロモン、 イブハル、エリシュア、エルペレテ、 ノガ、ネペグ、ヤピア、 エリシャマ、ベエリアダ、エリペレテである。

ツロの王ヒラムはダビデ、そしてその子ソロモンの時代にイスラエル王国と友好関係を結び、惜しみなく様々な協力をした人物でした。ダビデの王宮も、ソロモンの神殿も、ヒラムが建築資材となるレバノン杉や巧みな技術者、彫刻師たちを派遣してくれたおかげで建造することができました。王宮や神殿の建築、子孫の繁栄は、平和な時代でなければ成し得ません。神がダビデの王国に平和をもたらしてくださったことを、これらの記録が物語っています。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.14.1-7.ja1955

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歴代志上 14:8-17

さてペリシテびとはダビデが油を注がれて全イスラエルの王になったことを聞いたので、ペリシテびとはみな上ってきてダビデを捜した。ダビデはこれを聞いてこれに当ろうと出ていったが、 ペリシテびとはすでに来て、レパイムの谷を侵した。 ダビデは神に問うて言った、「ペリシテびとに向かって上るべきでしょうか。あなたは彼らをわたしの手にわたされるでしょうか」。主はダビデに言われた、「上りなさい。わたしは彼らをあなたの手にわたそう」。 そこで彼はバアル・ペラジムへ上っていった。その所でダビデは彼らを打ち敗り、そして言った、「神は破り出る水のように、わたしの手で敵を破られた」。それゆえ、その所の名はバアル・ペラジムと呼ばれている。 彼らが自分たちの神をそこに残して退いたので、ダビデは命じてこれを火で焼かせた。 ペリシテびとは再び谷を侵した。 ダビデが再び神に問うたので神は言われた、「あなたは彼らを追って上ってはならない。遠回りしてバルサムの木の前から彼らを襲いなさい。 バルサムの木の上に行進の音が聞えたならば、あなたは行って戦いなさい。神があなたの前に出てペリシテびとの軍勢を撃たれるからです」。 ダビデは神が命じられたようにして、ペリシテびとの軍勢を撃ち破り、ギベオンからゲゼルに及んだ。 そこでダビデの名はすべての国々に聞えわたり、主はすべての国びとに彼を恐れさせられた。

イスラエル王国に隣接するペリシテは、サウル王の時代に度々イスラエルと戦争を行いました。サウルが戦死したのもペリシテとの戦いでした。そのときイスラエルが敗北したのは、神がサウルの手からダビデに神の国イスラエルを渡すためでした。イスラエルの繁栄と平和は、神のご支配なしにあり得ません。そのことをよくわかっていたダビデは、ペリシテが戦争を仕掛けてきたとき、ダビデは直ちに神に何を為すべきかを尋ねました。すると神はペリシテ人に打ち勝つ戦略をダビデに授け、その言葉に聞き従うと勝利を与えられました。ペリシテ人が再び戦争を仕掛けると、ダビデは再び主に問い、神はまた異なる戦略を授けてペリシテに完全に勝利することができました。もしダビデが一度の勝利で慢心して神に問うことをしなかったならば、ペリシテに完全に勝利することはできなかったでしょう。私たちは事ある毎に神に問い、その都度与えられる御言葉に聞き従う実直さと従順さを身に付けることが、勝利の人生を自分のものとする秘訣です。

https://ぉ/bible/81/1ch.14.8-17.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/30

2020-05-30 06:00:30 | 今日の聖句
エフェソの信徒への手紙 4:26 新共同訳

怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません。

怒りは罪の入口です。人は怒りの感情に支配されてしまうと、普段は絶対にあり得ないような言動も平気で行ってしまいます。取り返しのつかない罪を犯すことのないよう、忍耐をもって怒りを抑え、柔和で冷静な心をいち早く取り戻すことのできるよう、神の平安で心を満たしていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/eph.4.26.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/05/29

2020-05-29 17:20:03 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 13:1-4

ここにダビデは千人の長、百人の長などの諸将と相はかり、 そしてダビデはイスラエルの全会衆に言った、「もし、このことをあなたがたがよしとし、われわれの神、主がこれを許されるならば、われわれは、イスラエルの各地に残っているわれわれの兄弟ならびに、放牧地の付いている町々にいる祭司とレビびとに、使をつかわし、われわれの所に呼び集めましょう。 また神の箱をわれわれの所に移しましょう。われわれはサウルの世にはこれをおろそかにしたからです」。 会衆は一同「そうしましょう」と言った。このことがすべての民の目に正しかったからである。

全イスラエルの王となったダビデがまず取り組もうとしたことは、新しい首都エルサレムに祭司とレビ人たちを集結させると共に、神の契約の箱を移設することでした。そこでダビデは家臣たちと協議した上、イスラエルの民に向かって神の箱をエルサレムにかき上ることを提案しました。するとイスラエルの全会衆もダビデの提案に賛同し、国を挙げて神の箱をエルサレムに運び込むこととなりました。神を第一とすることは、神の国イスラエルの中心は神であるとの信仰によるもので、サウル王の時代には疎かにされていたとあります。だからこそサウルは退けられ、ダビデが国を受け継いだのでした。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.13.1-4.ja1955

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歴代志上 13:5-11

そこでダビデはキリアテ・ヤリムから神の箱を運んでくるため、エジプトのシホルからハマテの入口までのイスラエルをことごとく呼び集めた。 そしてダビデとすべてのイスラエルはバアラすなわちユダのキリアテ・ヤリムに上り、ケルビムの上に座しておられる主の名をもって呼ばれている神の箱をそこからかき上ろうと、 神の箱を新しい車にのせて、アビナダブの家からひきだし、ウザとアヒヨがその車を御した。 ダビデおよびすべてのイスラエルは歌と琴と立琴と、手鼓と、シンバルと、ラッパをもって、力をきわめて神の前に踊った。 彼らがキドンの打ち場に来た時、ウザは手を伸べて箱を押えた。牛がつまずいたからである。 ウザが手を箱につけたことによって、主は彼に向かって怒りを発し、彼を撃たれたので、彼はその所で神の前に死んだ。 主がウザを撃たれたので、ダビデは怒った。その所は今日までペレヅ・ウザと呼ばれている。

神の契約の箱を首都エルサレムに移設しようとしたダビデの意志は正しかったのですが、その方法が間違っていました。レビ記には、神の箱を移設する際はレビ人が担がなければならないと規定されていたのに、安易に牛車に載せて運搬しようとしたため、牛が躓いたときに荷台から落ちそうになった神の箱に直接手で押さえてしまったウザは、神の御怒りに触れて、その場で撃たれて死んでしまいました。私たちも時折、気持ちや感情ばかりが先行して、神の掟、御心に適わないことを行ってしまう危険性があります。そのような信仰の先走りを防ぐには、聖書をよく読み、正しく学んで、神の掟、御心を正しく理解する必要があります。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.13.5-11.ja1955

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歴代志上 13:12-14

その日ダビデは神を恐れて言った、「どうして神の箱を、わたしの所へかいて行けようか」。 それでダビデはその箱を自分の所ダビデの町へは移さず、これを転じてガテびとオベデ・エドムの家に運ばせた。 神の箱は三か月の間、オベデ・エドムの家に、その家族とともにとどまった。主はオベデ・エドムの家族とそのすべての持ち物を祝福された。

神の箱に直接手を触れたためにウザは死んでしまいましたが、神は災いをもたらすお方ではなく、祝福をもたらされるお方です。その証拠に、神の箱をエルサレムの町に運び入れることにおそれを感じたダビデが、ガテ人オベデ・エドムの家に神の箱を運び入れると、神はオベデ・エドムの家とすべての所有を祝福されました。神は良いお方、最善以外をなさらないお方、私たちを祝福したくて祝福したくて仕方がないお方です。ただし神の祝福を受けるためには、神の法則、神の御心に聞き従うことが前提となります。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.13.12-14.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/29

2020-05-29 05:55:00 | 今日の聖句
イザヤ書 41:13 新共同訳

「わたしは主、あなたの神。
 あなたの右の手を固く取って言う
 恐れるな、わたしはあなたを助ける、と。」

右手とは、神の義、きよさ、力の源の象徴です。私たちが義を行うならば、神は私たちの右の手を取って助けてくださいますから、何者をも恐れる必要はありません。人生のすべて主の御手に委ねて、私たちの将来を固く握っておられる主の力強い御腕に寄り頼み、すべての不安から解放される者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/1819/isa.41.13.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/05/28

2020-05-28 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 12:1-15

ダビデがキシの子サウルにしりぞけられて、なおチクラグにいた時、次の人々が彼のもとに来た。彼らはダビデを助けて戦った勇士たちのうちにあり、 弓をよくする者、左右いずれの手をもってもよく矢を射、石を投げる者で、ともにベニヤミンびとで、サウルの同族である。 そのかしらはアヒエゼル、次はヨアシで、ともにギベア出身のシマアの子たちである。またエジエルとペレテで、ともにアズマウテの子たちである。またベラカおよびアナトテ出身のエヒウ。 またギベオン出身のイシマヤ、彼は三十人のうちの勇士で、その三十人の長である。またエレミヤ、ヤハジエル、ヨハナン、ゲデラ出身のヨザバデ、 エルザイ、エリモテ、ベアリヤ、シマリヤ、ハリフびとシパテヤ、 エルカナ、イシア、アザリエル、ヨエゼル、ヤショベアムで、これらはコラびとである。 またゲドルのエロハムの子たちであるヨエラおよびゼバデヤである。 ガドびとのうちから荒野の要害に来て、ダビデについた者は皆勇士で、よく戦う軍人、よく盾とやりをつかう者、その顔はししの顔のようで、その速いことは山にいるしかのようであった。 彼らのかしらはエゼル、次はオバデヤ、第三はエリアブ、 第四はミシマンナ、第五はエレミヤ、 第六はアッタイ、第七はエリエル、 第八はヨナハン、第九はエルザバデ、 第十はエレミヤ、第十一はマクバナイである。 これらはガドの子孫で軍勢の長たる者、その最も小さい者でも百人に当り、その最も大いなる者は千人に当った。 正月、ヨルダンがその全岸にあふれたとき、彼らはこれを渡って、谷々にいる者をことごとく東に西に逃げ走らせた。

11章ではダビデの三勇士と、彼らに次ぐ30人の勇士たちの名が記されていましたが、12章ではダビデがサウル王に追われる身であった頃からの時系列で、どのような経緯で勇士たちがダビデに従うようになったかをまとめています。最初はダビデと何人かの部下たちが、サウルの追っ手を逃れてペリシテの王アキシに身を寄せて、チグラグに隠れるように住んでいたところに、サウル政権に不満を持つ者、顧みられなかった人々がダビデを頼って集まってきたのでした。その中にはサウルの同族やヨルダン川の対岸にいたガド族の人たちもいましたが、反体制勢力、ならず者たちも少なくはなかったのです。しかしダビデはそんな人々さえも用いて、やがては神の御心を行う者としてまとめ上げていったのでした。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.12.1-15.ja1955

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歴代志上 12:16-21

ベニヤミンとユダの子孫のうちの人々が要害に来て、ダビデについた。 ダビデは出て彼らを迎えて言った、「あなたがたが好意をもって、わたしを助けるために来たのならば、わたしの心もあなたがたと、ひとつになりましょう。しかし、わたしの手になんの悪事もないのに、もしあなたがたが、わたしを欺いて、敵に渡すためであるならば、われわれの先祖の神がどうぞみそなわして、あなたがたを責められますように」。 時に霊が三十人の長アマサイに臨み、アマサイは言った、「ダビデよ、われわれはあなたのもの。エッサイの子よ、われわれはあなたと共にある。平安あれ、あなたに平安あれ。あなたを助ける者に平安あれ。あなたの神があなたを助けられる」。そこでダビデは彼らを受けいれて部隊の長とした。 さきにダビデがペリシテびとと共にサウルと戦おうと攻めて来たとき、マナセびと数人がダビデについた。(ただしダビデはついにペリシテびとを助けなかった。それはペリシテびとの君たちが相はかって、「彼はわれわれの首をとって、その主君サウルのもとに帰るであろう」と言って、彼を去らせたからである。) ダビデがチクラグへ行ったとき、マナセびとアデナ、ヨザバデ、エデアエル、ミカエル、ヨザバデ、エリウ、ヂルタイが彼についた。皆マナセびとの千人の長であった。 彼らはダビデを助けて敵軍に当った。彼らは皆大勇士で軍勢の長であった。

チグラグでカナンの先住民たちを撃って徐々に力を付けたダビデの元に、同族であるユダの人々と、サウルの出身であるベニヤミン族の人々まで、ダビデを支援するために集まってきました。そのときダビデは、サウルに自分を売り渡すためではないかと疑いましたが、彼らの長アマサイは聖霊に満たされて、イスラエルの神がダビデを助け平安を与えられると預言したため、ダビデは彼らを迎え入れました。またサウルがペリシテ人に滅ぼされる戦いの時、アキシ以外のペリシテの王からダビデはサウル側に寝返ると疑われて帰されたのですが、そのときアマレク人がダビデ不在の隙をうかがってチグラグを攻撃し、家族を捕虜とし財産を略奪して絶体絶命のピンチに立たされたときがありました。そのときマナセ族の人々がダビデに従い、共にアマレク人と戦って家族と財産を奪い返しました。神は必要なときに助け手を与え、危機を乗り越える力を授けてくださるお方です。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.12.16-21.ja1955

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歴代志上 12:22-40

ダビデを助ける者が日に日に加わって、ついに大軍となり、神の軍勢のようになった。 主の言葉に従い、サウルの国をダビデに与えようとして、ヘブロンにいるダビデのもとに来た武装した軍隊の数は、次のとおりである。 ユダの子孫で盾とやりをとり、武装した者六千八百人、 シメオンの子孫で、よく戦う勇士七千百人、 レビの子孫からは四千六百人。 エホヤダはアロンの家のつかさで、彼に属する者は三千七百人。 ザドクは年若い勇士で、彼の氏族から出た将軍は二十二人。 サウルの同族、ベニヤミンの子孫からは三千人、ベニヤミンびとの多くはなおサウルの家に忠義をつくしていた。 エフライムの子孫からは二万八百人、皆勇士で、その氏族の名ある人々であった。 マナセの半部族からは一万八千人、皆ダビデを王に立てようとして上って来て、名をつらねた者である。 イッサカルの子孫からはよく時勢に通じ、イスラエルのなすべきことをわきまえた人々が来た。その長たる者が二百人あって、その兄弟たちは皆その指揮に従った。 ゼブルンからは五万人、皆訓練を経た軍隊で、もろもろの武具で身をよろい、一心にダビデを助けた者である。 ナフタリからは将たる者一千人および盾とやりをとってこれに従う者三万七千人。 ダンびとからは武装した者二万八千六百人。 アセルからは戦いの備えをした熟練の者四万人。 またヨルダンのかなたルベンびと、ガドびと、マナセの半部族からはもろもろの武具で身をよろった者十二万人であった。 すべてこれらの戦いの備えをしたいくさびとらは真心をもってヘブロンに来て、ダビデを全イスラエルの王にしようとした。このほかのイスラエルびともまた、心をひとつにしてダビデを王にしようとした。 彼らはヘブロンにダビデとともに三日いて、食い飲みした。その兄弟たちは彼らのために備えをしたからである。 また彼らに近い人々はイッサカル、ゼブルン、ナフタリなどの遠い所の者まで、ろば、らくだ、騾馬、牛などに食物を負わせて来た。すなわち麦粉の食物、干いちじく、干ぶどう、ぶどう酒、油、牛、羊などを多く携えて来た。これはイスラエルに喜びがあったからである。

数々の危機を乗り越えたダビデの元に、全イスラエルから軍勢に加わる人々が現れて、ついに神の軍勢のようになりました。彼らは神の御言葉に従い、ダビデに加勢するようにと促された人々でした。それはサウルの国すなわちイスラエル王国を、当時まだヘブロンでユダ族の王であったダビデに与えようとする神の御心だったのです。ヘブロンという地名には、連なる、連合する、まとめ上げる、という意味があるそうです。またヘブロンはアブラハムが妻サラのために墓地を購入したマクペラの洞穴のある場所で、イサクがそこに住み、ヤコブが叔父のラバンの元から帰還した場所です。いわばイスラエルがカナンの地に居場所を与えられたルーツです。その記念すべき場所にイスラエル12部族が神が選ばれた王ダビデを中心として神の軍勢のように集い、新しくイスラエル王国を建国してゆくスタート地点となったのです。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.12.22-40.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/28

2020-05-28 05:30:02 | 今日の聖句
詩編 55:23 新共同訳

「あなたの重荷を主にゆだねよ
 主はあなたを支えてくださる。
 主は従う者を支え
 とこしえに動揺しないように計らってくださる。」

神は私たちに耐えられない試練は与えられません。人生の重荷を主に委ねるとき、主は私たちと共に重荷を担ってくださり、倒れてしまわないように支えてくださるからです。わたしの荷は負いやすく、わたしの頸木は軽いと言われた主イエスと共に歩み、自分の人生を背負って前進する私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.55.23.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/05/27

2020-05-27 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 11:1-9

ここにイスラエルの人は皆ヘブロンにいるダビデのもとに集まって来て言った、「われわれは、あなたの骨肉です。 先にサウルが王であった時にも、あなたはイスラエルを率いて出入りされました。そしてあなたの神、主はあなたに『あなたはわが民イスラエルを牧する者となり、わが民イスラエルの君となるであろう』と言われました」。 このようにイスラエルの長老が皆ヘブロンにいる王のもとに来たので、ダビデはヘブロンで主の前に彼らと契約を結んだ。そして彼らは、サムエルによって語られた主の言葉に従ってダビデに油を注ぎ、イスラエルの王とした。 ダビデとすべてのイスラエルはエルサレムへ行った。エルサレムはすなわちエブスであって、そこにはその地の住民であるエブスびとがいた。 エブスの住民はダビデに言った、「あなたはここにはいってはならない」。しかし、ダビデはシオンの要害を取った。これがすなわちダビデの町である。 この時ダビデは言った、「だれでも第一にエブスびとを撃つ者を、かしらとし、将とする」。ゼルヤの子ヨアブが第一にのぼっていったので、かしらとなった。 そしてダビデがその要害に住んだので人々はこれをダビデの町と名づけた。 ダビデはまたその町の周囲すなわちミロから四方に石がきを築き、ヨアブは町のほかの部分を繕った。 こうしてダビデはますます大いなる者となった。万軍の主が彼とともにおられたからである。

イスラエル王国初代の王サウルとその子たちがペリシテとの戦いに敗れて戦死したため、イスラエルの長老たちはヘブロンでユダ族の長となっていたダビデの元を訪れ、イスラエルの王となってほしいと依頼しました。そのとき彼らは、かつて預言者サムエルがダビデを王とすると語った言葉をもって彼に油を注ぎ、正式にイスラエルの王として任職しました。ダビデはエブス人の所領であった難攻不落の天然の要塞都市エルサレムを攻め取り、城壁を整備して移り住み、ダビデの町として新しい首都としました。ダビデを取り巻く状況は急速に順調に回り始めました。その理由を、万軍の主がダビデと共におられたからであると結論づけています。神と共に歩む者は、時が来ると実を結ぶように、必ず祝福を受けます。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.11.1-9.ja1955

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歴代志上 11:10-19

ダビデの勇士のおもなものは次のとおりである。彼らはイスラエルのすべての人とともにダビデに力をそえて国を得させ、主がイスラエルについて言われた言葉にしたがって、彼を王とした人々である。 ダビデの勇士の数は次のとおりである。すなわち三人の長であるハクモニびとの子ヤショベアム、彼はやりをふるって三百人に向かい、一度にこれを殺した者である。 彼の次はアホアびとドドの子エレアザルで、三勇士のひとりである。 彼はダビデとともにパスダミムにいたが、ペリシテびとがそこに集まって来て戦った。そこに一面に大麦のはえた地所があった。民はペリシテびとの前から逃げた。 しかし彼は地所の中に立ってこれを防ぎ、ペリシテびとを殺した。そして主は大いなる勝利を与えて彼らを救われた。 三十人の長たちのうちの三人は下っていってアドラムのほらあなの岩の所にいるダビデのもとへ行った。時にペリシテびとの軍勢はレパイムの谷に陣を取っていた。 その時ダビデは要害におり、ペリシテびとの先陣はベツレヘムにあったが、 ダビデはせつに望んで、「だれかベツレヘムの門のかたわらにある井戸の水をわたしに飲ませてくれるとよいのだが」と言った。 そこでその三人はペリシテびとの陣を突き通って、ベツレヘムの門のかたわらにある井戸の水をくみ取って、ダビデのもとに携えて来た。しかしダビデはそれを飲もうとはせず、それを主の前に注いで、 言った、「わが神よ、わたしは断じてこれをいたしません。命をかけて行ったこの人たちの血をどうしてわたしは飲むことができましょう。彼らは命をかけてこの水をとって来たのです」。それゆえ、ダビデはこの水を飲もうとはしなかった。三勇士はこのことをおこなった。

ここではダビデと苦楽を共にした3勇士の名が記録されています。同じ記事がサムエル記にも登場しますが、歴代志ではヤショベアムとエレアザルの名は記されていますが、ダビデの3勇士のもう一人シャマの名前が記されていません。彼らは戦いの最前線にいたとき、ダビデが故郷のベツレヘムの井戸の水が飲みたいと言ったとき、敵軍の中を強行突破して水を汲んできた強者たちでした。ダビデは彼らが命懸けで汲んで来たその水を飲むことをせず、神の御前に捧げました。このようにダビデは常に自分の前に主を置く人でした。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.11.10-19.ja1955

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歴代志上 11:20-47

ヨアブの兄弟アビシャイは三十人の長であった。彼はやりをふるって三百人に立ち向かい、これを殺して三人のほかに名を得た。 彼は三十人のうち、最も尊ばれた者で、彼らのかしらとなった。しかし、かの三人には及ばなかった。 エホヤダの子ベナヤは、カブジエル出身の勇士であって、多くのてがらを立てた。彼はモアブのアリエルのふたりの子を撃ち殺した。彼はまた雪の日に下っていって、穴の中でししを撃ち殺した。 彼はまた身のたけ五キュビトばかりのエジプトびとを撃ち殺した。そのエジプトびとは手に機の巻棒ほどのやりを持っていたが、ベナヤはつえをとって彼の所へ下って行き、エジプトびとの手から、やりをもぎとり、そのやりをもって彼を殺した。 エホヤダの子ベナヤは、これらの事を行って三勇士のほかに名を得た。 彼は三十人のうちに有名であったが、かの三人には及ばなかった。ダビデは彼を侍衛の長とした。 軍団のうちの勇士はヨアブの兄弟アサヘル。ベツレヘム出身のドドの子エルハナン。 ハロデ出身のシャンマ。ペロンびとヘレヅ。 テコア出身のイッケシの子イラ。アナトテ出身のアビエゼル。 ホシャテびとシベカイ。アホアびとイライ。 ネトパ出身のマハライ。ネトパ出身のバアナの子ヘレデ。 ベニヤミンびとのギベアから出たリバイの子イタイ。ピラトンのベナヤ。 ガアシの谷のホライ。アルバテびとアビエル。 バハルム出身のアズマウテ。シャルボン出身のエリヤバ。 ギゾンびとハセム。ハラルびとシャゲの子ヨナタン。 ハラルびとサカルの子アヒアム。ウルの子エリパル。 メケラテびとヘペル。ペロンびとアヒヤ。 カルメル出身のヘズロ。エズバイの子ナアライ。 ナタンの兄弟ヨエル。ハグリの子ミブハル。 アンモンびとゼレク。ゼルヤの子ヨアブの武器を執るもの、ベエロテ出身のナハライ。 イテルびとイラ。イテルびとガレブ。 ヘテびとウリヤ。アハライの子ザバデ。 ルベンびとシザの子アデナ。彼はルベンびとの長であって、三十人を率いた。 またマアカの子ハナン。ミテニびとヨシャパテ。 アシテラテびとウジヤ。アロエルびとホタムの子らシャマとエイエル。 テジびとシムリの子エデアエルおよびその兄弟ヨハ。 マハブびとエリエル。エルナアムの子らエリバイおよびヨシャビヤ。モアブびとイテマ。 エリエル、オベデおよびメゾバびとヤシエルである。

ダビデの三勇士たちには及ばなかったものの、ダビデに忠実に仕えた30人の勇士たちの名が記録されています。その中にヘテ人ウリヤの名が残されていることは注目に値します。ウリヤは後にダビデの妻となりソロモンの母となるバテシバの夫でしたが、ダビデが犯した不倫の罪を隠すために、策略を巡らして見殺しにされた部下でした。ダビデにとっては不名誉な記録が残されることから、聖書は決して罪を見過ごすことはないと心得なければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.11.20-47.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/27

2020-05-27 05:15:30 | 今日の聖句
マタイによる福音書 6:25 新共同訳

「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。」

衣食のことで思い悩むとは、思い悩むだけの選択肢がある、生活に余裕がある、贅沢できるということです。だからこそいのちは食べ物に勝ると教えられたのです。日々の生活のことで思い悩んで無駄な時間を費やすよりも、永遠のいのちを得るために全精力を傾けて取り組む私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/mat.6.25.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/05/26

2020-05-26 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 10:1-7

さてペリシテびとはイスラエルと戦ったが、イスラエルの人々がペリシテびとの前から逃げ、ギルボア山で殺されて倒れたので、 ペリシテびとはサウルとその子たちのあとを追い、サウルの子ヨナタン、アビナダブおよびマルキシュアを殺した。 戦いは激しくサウルにおし迫り、射手の者どもがついにサウルを見つけたので、彼は射手の者どもに傷を負わされた。 そこでサウルはその武器を執る者に言った、「つるぎを抜き、それをもってわたしを刺せ。さもないと、これらの割礼なき者が来て、わたしをはずかしめるであろう」。しかしその武器を執る者がいたく恐れて聞きいれなかったので、サウルはつるぎをとってその上に伏した。 武器を執る者はサウルの死んだのを見て、自分もまたつるぎの上に伏して死んだ。 こうしてサウルと三人の子らおよびその家族は皆ともに死んだ。 谷にいたイスラエルの人々は皆彼らの逃げるのを見、またサウルとその子らの死んだのを見て、町々をすてて逃げたので、ペリシテびとが来てそのうちに住んだ。

列王記はダビデ王の晩年から始まりますが、歴代志はダビデがイスラエルを統一するよりも更に前、サウルの最期の場面から始まります。それはなぜイスラエル初代の王であるサウルの家系が王族から退けられ、ダビデの家系がイスラエルの王家の本流となったのか、その理由を明らかにするためです。サウル王とその子ヨナタンたちはペリシテ人との戦いに敗れ、壮絶な最期を遂げました。そのとき既に神はサウルを王位から退けておられたからです。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.10.1-7.ja1955

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歴代志上 10:8-14

あくる日ペリシテびとは殺された者から、はぎ取るために来て、サウルとその子らのギルボア山に倒れているのを見、 サウルをはいでその首と、よろいかぶとを取り、ペリシテびとの国の四方に人をつかわして、この良き知らせをその偶像と民に告げさせた。 そしてサウルのよろいかぶとを彼らの神の家に置き、首をダゴンの神殿にくぎづけにした。 しかしヤベシ・ギレアデの人々は皆ペリシテびとがサウルにしたことを聞いたので、 勇士たちが皆立ち上がり、サウルのからだとその子らのからだをとって、これをヤベシに持って来て、ヤベシのかしの木の下にその骨を葬り、七日の間、断食した。 こうしてサウルは主にむかって犯した罪のために死んだ。すなわち彼は主の言葉を守らず、また口寄せに問うことをして、 主に問うことをしなかった。それで主は彼を殺し、その国を移してエッサイの子ダビデに与えられた。

サウルがペリシテ人に滅ぼされたのは、主に向かって罪を犯したためであると聖書は断言しています。その罪とは、主の言葉を守り行わず、主に問うことをしなかったからであると理由づけています。サウルという名前には、尋ね求める、という意味があるそうです。しかしサウルは尋ね求める相手を、イスラエルの神、主にではなく、口寄せ、すなわち悪霊に問い合わせたため、罪であると定められたのです。この記事はサムエル記上28章に記されています。そのためサウルはイスラエルの王位から退けられ、ペリシテ人に撃ち殺されてダビデに王位が継承されたのでした。しかし神はその子ヨナタンの故にサウルの家系を憐れんで、バビロン捕囚を生き延び、エルサレムへの帰還を果たさせたのです。神は罪に対しては厳しく臨まれますが、愛と憐れみをもって名誉回復してくださるお方です。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.10.8-14.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/26

2020-05-26 05:10:00 | 今日の聖句
詩編 119:2 新共同訳

いかに幸いなことでしょう
主の定めを守り
心を尽くしてそれを尋ね求める人は。


本当の幸せは目には見えません。目には見えない幸せを、目に見えるもので置き換えて、それを求めることで幸せを手に入れようとするとき、人間の不幸が始まります。私たちの造り主であられる目には見えない神の御心を尋ね求め、その戒めを守り行うことではじめて人は本当に幸せな人生を送ることができるのです。


https://www.bible.com/bible/1819/psa.119.2.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/05/25

2020-05-25 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 9:1-9

このようにすべてのイスラエルびとは系図によって数えられた。これらはイスラエルの列王紀にしるされている。ユダはその不信のゆえにバビロンに捕囚となった。 その領地の町々に最初に住んだものはイスラエルびと、祭司、レビびとおよび宮に仕えるしもべたちであった。 またエルサレムにはユダの子孫、ベニヤミンの子孫およびエフライムとマナセの子孫が住んでいた。 すなわちユダの子ペレヅの子孫のうちではアミホデの子ウタイ。アミホデはオムリの子、オムリはイムリの子、イムリはバニの子である。 シロびとのうちでは長子アサヤとそのほかの子たち。 ゼラの子孫のうちではユエルとその兄弟六百九十人。 ベニヤミンの子孫のうちではハセヌアの子ホダビヤの子であるメシュラムの子サル、 エロハムの子イブニヤ、ミクリの子であるウジの子エラおよびイブニヤの子リウエルの子であるシパテヤの子メシュラム、 ならびに彼らの兄弟たちで、その系図によれば合わせて九百五十六人。これらの人々は皆その氏族の長であった。

歴代志9章は、バビロン捕囚からイスラエルに帰還した人々の系図です。まず首都イスラエルに帰還したユダ族、ベニヤミン族の名が記されました。その数はユダ族が690人、ベニヤミン族が956人でした。エフライム族とマナセ部族も帰還しましたが、その名前と人数は記されていません。もしかしたら系図がはっきりしていなかったのかもしれません。イスラエル王国分裂の際、ダビデの子孫に仕え南ユダ王国に残ったユダ族とベニヤミン族が、バビロン捕囚から帰還後のイスラエルを再建する役割を担ったのです。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.9.1-9.ja1955

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歴代志上 9:10-13

祭司のうちではエダヤ、ヨアリブ、ヤキン、 およびヒルキヤの子アザリヤ、ヒルキヤはメシュラムの子、メシュラムはザドクの子、ザドクはメラヨテの子、メラヨテはアヒトブの子である。アザリヤは神の宮のつかさである。 またエロハムの子アダヤ、エロハムはパシュルの子、パシュルはマルキヤの子である。またアデエルの子はマアセヤ、アデエルはヤゼラの子、ヤゼラはメシュラムの子、メシュラムはメシレモテの子、メシレモテはインメルの子である。 そのほかに彼らの兄弟たちもあった。これらはその氏族の長で、合わせて一千七百六十人、みな神の宮の務をするのに、はなはだ力のある人々であった。

次にエルサレムに帰還した祭司たちの名が記されました。祭司は神の宮で仕える礼拝の重要な役割を担う人々でした。歴代志の中心テーマは礼拝の回復でしたから、祭司たちのエルサレム帰還はとても大切なステップでした。その人数は1,760人と、ユダ族とベニヤミン族の合計人数よりも多いものでした。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.9.10-13.ja1955

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歴代志上 9:14-34

レビびとのうちではハシュブの子シマヤ、ハシュブはアズリカムの子、アズリカムはハシャビヤの子で、これらはメラリの子孫である。 またバクバッカル、ヘレシ、ガラル、およびアサフの子ジクリの子であるミカの子マッタニヤ、 ならびにエドトンの子ガラルの子であるシマヤの子オバデヤおよびエルカナの子であるアサの子ベレキヤ、エルカナはネトパびとの村里に住んだ者である。 門を守るものはシャルム、アックブ、タルモン、アヒマンおよびその兄弟たちで、シャルムはその長であった。 彼は今日まで東の方にある王の門を守っている。これらはレビの子孫で営の門を守る者である。 コラの子エビヤサフの子であるコレの子シャルムおよびその氏族の兄弟たちなどのコラびとは幕屋のもろもろの門を守る務をつかさどった。その先祖たちは主の営をつかさどり、その入口を守る者であった。 エレアザルの子ピネハスが、むかし彼らのつかさであった。主は彼とともにおられた。 メシレミヤの子ゼカリヤは会見の幕屋の門を守る者であった。 これらは皆選ばれて門を守る者で、合わせて二百十二人あった。彼らはその村々で系図によって数えられた者で、ダビデと先見者サムエルが彼らを職に任じたのである。 こうして彼らとその子孫は監守人として、主の家である幕屋の家の門をつかさどった。 門を守る者は東西南北の四方にいた。 またその村々にいる兄弟たちは七日ごとに代り、来て彼らを助けた。 門を守る者の長である四人のレビびとは神の家のもろもろの室と宝とをつかさどった。 彼らは神の家を守る身であるから、そのまわりに宿った。そして朝ごとにこれを開くことをした。 そのうちに務の器をつかさどる者があった。彼らはその数を調べて携え入り、またその数を調べて携え出した。 またそのほかの品、すべての聖なる器および麦粉、ぶどう酒、油、乳香、香料をつかさどる者があった。 また祭司のともがらのうちに香料を混ぜる者があった。 コラびとシャルムの長子でレビびとのひとりであるマタテヤはせんべいを造る勤めをつかさどった。 またコハテびとの子孫であるその兄弟たちのうちに供えのパンをつかさどって、安息日ごとにこれを整える者どもがあった。 レビびとの氏族の長であるこれらの者は歌うたう者であって、宮のもろもろの室に住み、ほかの務はしなかった。彼らは日夜自分の務に従ったからである。 これらはレビびとの歴代の氏族の長であって、かしらたる人々であった。彼らはエルサレムに住んだ。

祭司の次に記されているのが、主の宮で様々な奉仕を担当するレビ人たちでした。レビ人たちの奉仕は礼拝を支える大切な役目で、門を守る守衛が212人、主の宮で用いられる器を管理する者が4人、供え物となる小麦粉やぶどう酒、香料を管理する者、香料を調合する者、備えのパンや煎餅を作る者、そして主の御前に讃美を捧げる聖歌隊がエルサレムに帰還して居住しました。教会で奉仕する人々の存在は、礼拝を建て上げるために重要な要素です。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.9.14-34.ja1955

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歴代志上 9:35-44

ギベオンの父エヒエルはギベオンに住んでいた。その妻の名はマアカといった。 彼の長子はアブドン、次はツル、キシ、バアル、ネル、ナダブ、 ゲドル、アヒオ、ゼカリヤ、ミクロテである。 ミクロテはシメアムを生んだ。彼らもその兄弟たちとともにエルサレムに住んで、その兄弟たちと向かいあっていた。 ネルはキシを生み、キシはサウルを生み、サウルはヨナタン、マルキシュア、アビナダブ、エシバアルを生んだ。 ヨナタンの子はメリバアルで、メリバアルはミカを生んだ。 ミカの子らはピトン、メレク、タレアおよびアハズである。 アハズはヤラを生み、ヤラはアレメテ、アズマウテおよびジムリを生み、ジムリはモザを生み、 モザはビネアを生んだ。ビネアの子はレパヤ、その子はエレアサ、その子はアゼルである。 アゼルに六人の男の子があった。その名はアズリカム、ボケル、イシマエル、シャリヤ、オバデヤ、ハナン。これらはみなアゼルの子らであった。

バビロン捕囚から帰還した人々の最後に、ベニヤミン族のうちサウルの家系に属する人々の系図が記されました。これは次の章でイスラエルの歴史を振り返る際に、サウルから話が始まるための布石となるものです。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.9.35-44.ja1955
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【今日の聖句】 2020/05/25

2020-05-25 05:55:55 | 今日の聖句
ヨハネによる福音書 15:13 新共同訳

友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。

いと高き神の御子イエス・キリストは、汚れた罪人に過ぎない私たちを友と呼び、その罪を購うために十字架に命を捨ててくださいました。大いなる神の愛を示された主イエスに心より感謝し、友の命を救うために福音宣教に命懸けで取り組む私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/jhn.15.13.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2020/05/24

2020-05-24 23:59:59 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 8:1-11

ベニヤミンの生んだ者は長子はベラ、その次はアシベル、第三はアハラ、 第四はノハ、第五はラパ。 ベラの子らはアダル、ゲラ、アビウデ、 アビシュア、ナアマン、アホア、 ゲラ、シフパム、ヒラム。 エホデの子らは次のとおりである。(これらはゲバの住民の氏族の長であって、マナハテに捕え移されたものである。) すなわちナアマン、アヒヤ、ゲラすなわちヘグラム。ゲラはウザとアヒフデの父であった。 シャハライムは妻ホシムとバアラを離別してのち、モアブの国で子らをもうけた。 彼が妻ホデシによってもうけた子らはヨバブ、ヂビア、メシャ、マルカム、 エウヅ、シャキヤ、ミルマ。これらはその子らであって氏族の長である。 彼はまたホシムによってアビトブとエルパアルをもうけた。

8章では改めてベニヤミン族の系図が記されています。ベニヤミン族は、ユダ族、レビ族と共に南ユダ王国に残ったため、その系図が最後まではっきりと記録された部族となることができました。ベニヤミン族がなぜ南ユダ王国に残ったのか、それは族長ベニヤミンとユダの関係にあります。創世記の時代、カナン地方を襲った飢饉の中でヤコブ一族が生き残るため、エジプトに食料をも留めに行きましたが、エジプトの宰相なったヨセフが、次に来るときはベニヤミンを連れて来なければならないと厳しく命じましたが、ヨセフが死んだものと思っていたヤコブは、同じ母を持つベニヤミンを危険な晒すことを恐れて連れて行かせませんでした。そのときユダが、ベニヤミンの身に何かあったら自分が全責任を負うと父ヤコブを説得し、またエジプトでヨセフの家の器を盗んだとベニヤミンに嫌疑がかけられた際にも、ユダが身を挺してベニヤミンをかばった経緯があります。このようにユダとベニヤミンは深い関係にあったため、イスラエル王国分裂の際も同じ国に留まったものと思われます。ユダとベニヤミンの関係は、主イエスと救われる民との関係の似姿です。ベニヤミン族の系図が詳しく残されたように、神の民とされた私たちも、その名がいのちの書に記されていることを覚えて感謝したいと思います。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.8.1-11.ja1955

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歴代志上 8:12-28

エルパアルの子らはエベル、ミシャムおよびセメド。彼はオノとロドとその村々を建てた者である。 またベリアとシマがあった。(これはアヤロンの住民の氏族の長であって、ガテの住民を追い払ったものである。) またアヒオ、シャシャク、エレモテ。 ゼバデヤ、アラデ、アデル、 ミカエル、イシパおよびヨハはベリアの子らであった。 ゼバデヤ、メシュラム、ヘゼキ、ヘベル、 イシメライ、エズリアおよびヨバブはエルパアルの子らであった。 ヤキン、ジクリ、ザベデ、 エリエナイ、チルタイ、エリエル、 アダヤ、ベラヤおよびシムラテはシマの子らであった。 イシパン、ヘベル、エリエル、 アブドン、ジクリ、ハナン、 ハナニヤ、エラム、アントテヤ、 イペデヤおよびペヌエルはシャシャクの子らであった。 シャムセライ、シハリア、アタリヤ、 ヤレシャ、エリヤおよびジクリはエロハムの子らであった。 これらは歴代の氏族の長であり、またかしらであって、エルサレムに住んだ。

ベニヤミン族の系図が詳しく記されたもう一つの理由、それはイスラエルの首都エルサレムはベニヤミン族の嗣業の地の中にあるため、多くのベニヤミン族が首都エルサレムに居住し、南ユダ王国滅亡の最後まで、それらの部族が生き残っていたからです。彼らはユダ族、レビ族と共にバビロン捕囚となり、再びイスラエルの地に戻ってきて、歴代志が記されたときにもその系図を明確に示すことができたため、記録として残されたのです。神の都エルサレムに住んだベニヤミン族のように、主の宮、教会に留まり続ける者は永遠のいのちにつながることができますから感謝いたします。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.8.12-28.ja1955

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歴代志上 8:29-40

ギベオンの父エイエルはギベオンに住み、その妻の名はマアカといった。 その長子はアブドンで、次はツル、キシ、バアル、ナダブ、 ゲドル、アヒオ、ザケル、 およびミクロテ。ミクロテはシメアを生んだ。これらもまた兄弟たちと向かいあってエルサレムに住んだ。 ネルはキシを生み、キシはサウルを生み、サウルはヨナタン、マルキシュア、アビナダブ、エシバアルを生んだ。 ヨナタンの子はメリバアルで、メリバアルはミカエルを生んだ。 ミカの子らはピトン、メレク、タレア、アハズである。 アハズはエホアダを生み、エホアダはアレメテ、アズマウテ、ジムリを生み、ジムリはモザを生み、 モザはビネアを生んだ。ビネアの子はラパ、ラパの子はエレアサ、エレアサの子はアゼルである。 アゼルには六人の子があり、その名はアズリカム、ボケル、イシマエル、シャリヤ、オバデヤ、ハナンで、皆アゼルの子である。 その兄弟エセクの子らは、長子はウラム、次はエウシ、第三はエリペレテである。 ウラムの子らは大勇士で、よく弓を射る者であった。彼は多くの子と孫をもち、百五十人もあった。これらは皆ベニヤミンの子孫である。

ベニヤミン族の系図の最後は、イスラエル初代の王サウルの系図です。サウルは最初は神の言葉に聞き従いましたが、後生は神にも預言者サムエルにも従わなくなり、王位を剥奪されてしまいました。しかし神はそんなサウルの家系をも憐れみ、その子ヨナタンが無二の親友ダビデと交わした契約、その子孫を決して絶やすことのないようにするとの約束を覚えて、ヨナタンの子メピボセテ(歴代志ではメリバアル)を探し出してダビデの王宮に住まわせたため、その系図を後世に残すことができました。神のために選ばれた器を、神は後世まで覚えてくださるお方です。

https://www.bible.com/bible/81/1ch.8.29-40.ja1955
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