ネヘミヤ記 1:1-3
ハカリヤの子ネヘミヤの言葉。第二十年のキスレウの月に、わたしが首都スサにいた時、 わたしの兄弟のひとりハナニが数人の者と共にユダから来たので、わたしは捕囚を免れて生き残ったユダヤ人の事およびエルサレムの事を尋ねた。 彼らはわたしに言った、「かの州で捕囚を免れて生き残った者は大いなる悩みと、はずかしめのうちにあり、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼かれたままであります」と。
今日からネヘミヤ記の通読に入ります。歴史的にもエズラ記で第一期エルサレム帰還の後、神殿の再建を果たした直後、エズラが帰還する第二期エルサレム帰還とほぼ同時期のことで、エズラがエルサレムに帰還するようにとの王命を下したアルタシャスタ王に仕える献酌官がネヘミヤでした。ユダヤ地方からペルシャの首都スサに戻ってきた兄弟に、ネヘミヤがエルサレムの様子を聞いたところ、城壁は崩されたまま、門も焼き払われたままになっている、すなわち敵から住民を守る要塞都市の機能が失われたまま、近隣の他民族から略奪され放題という状況にあることを知りました。神殿再建のために意気揚々と第一期帰還者たちがエルサレムに戻ってから50年近く経っているのに、エルサレムは都としての機能を持たない、荒れ果てた地のままだという衝撃的な現実でした。私たちは時折、期待した通りにならない厳しい現実に直面することがあります。その時どのような態度をとるか、私たちの信仰が試されます。
https://www.bible.com/bible/81/neh.1.1-3.ja1955
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ネヘミヤ記 1:4-7
わたしはこれらの言葉を聞いた時、すわって泣き、数日のあいだ嘆き悲しみ、断食して天の神の前に祈って、 言った、「天の神、主、おのれを愛し、その戒めを守る者には契約を守り、いつくしみを施される大いなる恐るべき神よ、 どうぞ耳を傾け、目を開いてしもべの祈を聞いてください。わたしは今、あなたのしもべであるイスラエルの子孫のために、昼も夜もみ前に祈り、われわれイスラエルの子孫が、あなたに対して犯した罪をざんげいたします。まことにわたしも、わたしの父の家も罪を犯しました。 われわれはあなたに対して大いに悪い事を行い、あなたのしもべモーセに命じられた戒めをも、定めをも、おきてをも守りませんでした。」
第一期エルサレム帰還から約半世紀が経過し、相当復興が進んだであろうと期待していたにもかかわらず、未だに荒れ放題だという厳しい現実を突きつけられたネヘミヤは、数日間、座って泣き明かしました。この座るという単語は、神を慕い求める姿勢が表されているそうです。ネヘミヤはただ泣き悲しんだだけではなく、神の御前に問題を持ち出して御心を求めたのです。更にネヘミヤは断食して祈りに専心しました。その冒頭でネヘミヤは、先祖たちの犯した罪を自分の罪として悔い改めました。自分が犯したのではない同族の罪のために心を砕いて悔い改めて祈る姿勢は、私たちクリスチャンに相応しい信仰の態度です。祖国のために、同族のために、所属する共同体、地域、教会のために、その過ちを自分の罪として悔い改めることから、回復の道が開かれます。
https://www.bible.com/bible/81/neh.1.4-7.ja1955
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ネヘミヤ記 1:8-11
「どうぞ、あなたのしもべモーセに命じられた言葉を、思い起してください。すなわちあなたは言われました、『もしあなたがたが罪を犯すならば、わたしはあなたがたを、もろもろの民の間に散らす。 しかし、あなたがたがわたしに立ち返り、わたしの戒めを守って、これを行うならば、たといあなたがたのうちの散らされた者が、天の果にいても、わたしはそこから彼らを集め、わたしの名を住まわせるために選んだ所に連れて来る』と。 彼らは、あなたが大いなる力と強い手をもって、あがなわれたあなたのしもべ、あなたの民です。 主よ、どうぞしもべの祈と、あなたの名を恐れることを喜ぶあなたのしもべらの祈に耳を傾けてください。どうぞ、きょう、しもべを恵み、この人の目の前であわれみを得させてください」。この時、わたしは王の給仕役であった。
更にネヘミヤは、罪を犯すならばイスラエルは散らされるが、悔い改めて神に立ち返るならば再びイスラエルを集めるとの神の契約の御言葉を持ち出して、神を畏れる信仰を回復した捕囚の民を憐れんでくださいと、神の御前に祈りました。私たちの祈りの言葉の中で、主の約束の御言葉に基づいて祈るならば、神は必ずその約束を思い起こし、祈りに応えてくださいます。
https://www.bible.com/bible/81/neh.1.8-11.ja1955
ハカリヤの子ネヘミヤの言葉。第二十年のキスレウの月に、わたしが首都スサにいた時、 わたしの兄弟のひとりハナニが数人の者と共にユダから来たので、わたしは捕囚を免れて生き残ったユダヤ人の事およびエルサレムの事を尋ねた。 彼らはわたしに言った、「かの州で捕囚を免れて生き残った者は大いなる悩みと、はずかしめのうちにあり、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼かれたままであります」と。
今日からネヘミヤ記の通読に入ります。歴史的にもエズラ記で第一期エルサレム帰還の後、神殿の再建を果たした直後、エズラが帰還する第二期エルサレム帰還とほぼ同時期のことで、エズラがエルサレムに帰還するようにとの王命を下したアルタシャスタ王に仕える献酌官がネヘミヤでした。ユダヤ地方からペルシャの首都スサに戻ってきた兄弟に、ネヘミヤがエルサレムの様子を聞いたところ、城壁は崩されたまま、門も焼き払われたままになっている、すなわち敵から住民を守る要塞都市の機能が失われたまま、近隣の他民族から略奪され放題という状況にあることを知りました。神殿再建のために意気揚々と第一期帰還者たちがエルサレムに戻ってから50年近く経っているのに、エルサレムは都としての機能を持たない、荒れ果てた地のままだという衝撃的な現実でした。私たちは時折、期待した通りにならない厳しい現実に直面することがあります。その時どのような態度をとるか、私たちの信仰が試されます。
https://www.bible.com/bible/81/neh.1.1-3.ja1955
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ネヘミヤ記 1:4-7
わたしはこれらの言葉を聞いた時、すわって泣き、数日のあいだ嘆き悲しみ、断食して天の神の前に祈って、 言った、「天の神、主、おのれを愛し、その戒めを守る者には契約を守り、いつくしみを施される大いなる恐るべき神よ、 どうぞ耳を傾け、目を開いてしもべの祈を聞いてください。わたしは今、あなたのしもべであるイスラエルの子孫のために、昼も夜もみ前に祈り、われわれイスラエルの子孫が、あなたに対して犯した罪をざんげいたします。まことにわたしも、わたしの父の家も罪を犯しました。 われわれはあなたに対して大いに悪い事を行い、あなたのしもべモーセに命じられた戒めをも、定めをも、おきてをも守りませんでした。」
第一期エルサレム帰還から約半世紀が経過し、相当復興が進んだであろうと期待していたにもかかわらず、未だに荒れ放題だという厳しい現実を突きつけられたネヘミヤは、数日間、座って泣き明かしました。この座るという単語は、神を慕い求める姿勢が表されているそうです。ネヘミヤはただ泣き悲しんだだけではなく、神の御前に問題を持ち出して御心を求めたのです。更にネヘミヤは断食して祈りに専心しました。その冒頭でネヘミヤは、先祖たちの犯した罪を自分の罪として悔い改めました。自分が犯したのではない同族の罪のために心を砕いて悔い改めて祈る姿勢は、私たちクリスチャンに相応しい信仰の態度です。祖国のために、同族のために、所属する共同体、地域、教会のために、その過ちを自分の罪として悔い改めることから、回復の道が開かれます。
https://www.bible.com/bible/81/neh.1.4-7.ja1955
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ネヘミヤ記 1:8-11
「どうぞ、あなたのしもべモーセに命じられた言葉を、思い起してください。すなわちあなたは言われました、『もしあなたがたが罪を犯すならば、わたしはあなたがたを、もろもろの民の間に散らす。 しかし、あなたがたがわたしに立ち返り、わたしの戒めを守って、これを行うならば、たといあなたがたのうちの散らされた者が、天の果にいても、わたしはそこから彼らを集め、わたしの名を住まわせるために選んだ所に連れて来る』と。 彼らは、あなたが大いなる力と強い手をもって、あがなわれたあなたのしもべ、あなたの民です。 主よ、どうぞしもべの祈と、あなたの名を恐れることを喜ぶあなたのしもべらの祈に耳を傾けてください。どうぞ、きょう、しもべを恵み、この人の目の前であわれみを得させてください」。この時、わたしは王の給仕役であった。
更にネヘミヤは、罪を犯すならばイスラエルは散らされるが、悔い改めて神に立ち返るならば再びイスラエルを集めるとの神の契約の御言葉を持ち出して、神を畏れる信仰を回復した捕囚の民を憐れんでくださいと、神の御前に祈りました。私たちの祈りの言葉の中で、主の約束の御言葉に基づいて祈るならば、神は必ずその約束を思い起こし、祈りに応えてくださいます。
https://www.bible.com/bible/81/neh.1.8-11.ja1955