ドイツ・北欧の雰囲気が一転、
日蓮宗大本山中山法華経寺、
東山魁夷記念館から徒歩数分の所に、
墨絵の世界が現れる、
仁王門(赤門)、
扁額の「正中山」の書は本阿弥光悦、

梁・組物の力強さが迫り来る、

宝殿門の左右に回廊が流れる、




宝殿門の楼上にシルエットに太鼓、

その向こう、
木の狭間に五重の塔(重要文化財)、
本阿弥光悦の甥の光室が両親の菩提を弔うため、
加賀藩主前田利光の援助を受けて建立、
1622年、


静かな古都を彷彿、

比翼入母屋造りの祖師堂(重要文化財)、



床下の妙、

手水鉢の柄杓が並ぶ、

線香の煙がゆっくりと時間を超えて流れる、

苔むす石柱に導かれ、
法華堂(重要文化財)、
本阿弥光悦による扁額、


刹堂の銅板葺き破風、

朽ちた巨木の中から若木が生ず、

蓮の茎が時を待つ、

白萩が零れる、

青い蜜柑三つ、

太鼓が時を告げる、
現世にピラカンサ、
