京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより
朝霧が大地を覆う、
テラスから欅の木が墨絵となって現れる、
霧の中に太陽が姿を見せる、
燭光のようでもある、
日輪、
一転、
真白き富士の峰、
雲海を下に、
富士川を渡る、
新たな一日が始まる、
休日の早朝、
朝焼けの空のもと、
羽田から伊丹に飛ぶ、
阪急電車、
御影駅下車徒歩数分、
香雪美術館、
「野々村仁清とその時代」、
色絵忍草文茶碗、
色絵武蔵野文茶碗、
そして色絵鱗波文茶碗に出会う、
結構、
老爺柿に晩秋を思い起こす、
細い路を隔てた向かい、
巨大な楠木に隠れるように、
弓弦羽神社が静かに佇む、
扉の向こう、
さらに扉、
静かな時間が流れる、
そして名残の季節を後にする、
夕刻、
雲また雲が空を覆う、
京都と奈良との境に位置する、
同志社田辺キャンパス、
興戸駅から坂道を少し歩くと、
蓮枯れの沼に至る、
もの悲しくもあり、
初冬の風情を感じながら、
欅の紅葉とモミジの紅葉に心が躍る、
同志社女子大学、
さらに坂道を行き、
雑木林を通り、
丘に抜けると、
グリーンチャペル、
通り抜けた所に、
メイプルリーフの深紅にただただ驚く、
瀟洒な看護学部の玄関を横切りながら、
大学キャンパスに歩を進める、
振り返ると、
新島記念館、
図書館、
広大な敷地に木々が繁る、
道を隔てて同志社国際中学校・高等学校、
図書館の不思議な空間、
煉瓦色の校舎が並ぶ、
音楽室、
その先にステンドグラス、
会議が始まる、
早朝、
京都御苑を丸太町通りから今出川通りに抜ける、
九条邸跡、
庭園の池に架かる橋、
見上げると、
曙の月、
深紅に染まるモミジ、
木々に朝日が降り注ぐ、
御見事、
築地塀が長く続く、
京都御所、
朽ちた松の木に桜が芽吹く、
木漏れ日の朝、
公孫樹の黄葉、
緑と黄、
覆いかぶさるように迫り来る、
緑と深紅と黄、
遷都後に植えられた黒松が巨木となって、
時を見守る、
京都御苑の北側、
同志社女子中学校・高等学校において、
聖書科研究集会が開かれる、
その2、