名古屋季節だより

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横浜英和118 「京都嵐山、山中に人知れず 大悲閣」

2018-09-02 06:22:53 | 日記


 多くの人たちが、

 古都に惹かれ、

 京都を訪ねる、


 しかし昨今、

 これまでの名所旧跡とは違った所に、

 人が訪れている、

 ネットが人の流れを変えているのだろうか、

 それとも、



 京都、

 嵯峨野そして嵐山、

 その嵐山の大堰川沿いに小倉山、

 その低い頂に、

 大河内山荘があり、

 竹林が広がる、

 大河内山荘の庭園奥の展望台、

 そして小倉山の展望台から眼下に保津川が望められる、



 



 



 船着き場が見える、



 



 保津峡(川)は嵐山において大堰川と名を変え、



     



 渡月橋からは桂川とさらに名は変わっていく、

 最後は淀川となり大阪湾に至る、



 先ほどの展望台からの景色、

 左手の山中に小さな堂が識別で見ますでしょうか、

 

 



 拡大すると、



 



 ここ小倉山に何度か来た時、

 川沿いにトロッコ列車が走るのを見たり、

 保津川下りの和船を眺めたりする中、

 気になっていたのが山中にぽつんと見える、

 不思議な堂でした、



 渡月橋から大堰川(保津川)の右岸、

 ほとんど人通りのない川沿いの細い道を辿る、

 左岸には料亭、旅館が並び、

 多数の旅行者が行き来する、



 



 船乗り場がひっそりと控えている、



 



 1㎞ばかり緩い起伏の道を行くと、

 保津峡となり渓谷の様子を示す、



 



 途中見上げると、

 対岸に先ほどの小倉山の展望台を遠くに認める、



     



 



 拡大すると、



 



 一軒の旅館専用の船着き場、



 



      



 旅館への入り口、



 



 傍らに、

 大悲閣道とある、



     



 つづら折りの石段を行く、



 



 「花の山 二町のぼれば 大悲閣」 芭蕉



 小さな山門より鐘楼が垣間見える、



     



 



 鐘を突いてみると、

 染み透るような梵鐘の音が谷間に溶けていく、


 
 先を見ると、

 遠くに比叡山が見える、



 



 懸崖の堂、



 



 大悲閣、



 



 



     



     



 眼下に保津峡、



     



 



 角倉了以、

 法衣姿に石割斧を持ち、

 片膝を立てて太綱の上に座す、



     



 大堰川・富士川・天竜川・高瀬川の河川開削工事を行った、

 角倉了以が晩年隠棲のがこの寺院、

 

 東山三十六峰を手に取る、



 



 御見事、
 了以殿、
 




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