朝日が昇る、東雲、
雲に閉ざされた、東の空に、
JR、トンネルを抜けると、
煉瓦のトンネルには、郷愁がある、
羽田沖、朝日が海を煌めかせる、
遠くから飛影が、
乗るべき機が着く、
同志社、在籍時にはクラーク館と呼んでいたが、
十三夜が薄らと、
同志社中学校本館であった彰栄館、現在は装いを新たに、
礼拝堂、
窓ガラスに、赤と緑と青の原色のステンドガラスが、
函館より、大志を抱いた一人の青年の密航から事は始まった、
何に成るも良し、
ただ、
「良心の全身に充満したる丈夫の起こり来らんことを」
多くの卒業生が巣立っていく、