霜月となる、
晴天の下、
尾花が揺れる、黄色い花が、
青いドングリが一つ、また一つ、
地上に落ちていく、
ドングリたちは何を考えているのだろうか、
ドングリ色になったドングリに出会う、
一つだけ大きさが違うドングリが横になっている、なぜなの、
小さなドングリたちは、何やら固まって、
ひそひそ相談して、
一つまた一つと、
思い思いの所に転がっていく、
青いドングリたちに、ドングリ色のドングリたちが、
やがて、みんなドングリ色になっていく、
尾花が揺れて、笑ってる、深紅の花が、
晩秋は初冬になっていく、