名古屋季節だより

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そして尾張名古屋からの季節だより

43 梅雨の潤いの中に

2013-06-24 11:30:37 | 日記
梅雨空の朝、九条池に架かる高倉橋に数羽の山鳩が舞い降りてくる。


 


木々の奥に旧九条邸の茶室(拾翠亭)が、取り残されたように佇む。

   


広間から望む地畔、欄干と日差しを遮る簾の狭間からの景色が奥床しい、

   


左手に藤棚を背に腰かけ待合が見える。

   
   


腰かけの背に、円と四角の窓が空間を区切る、障子は石垣貼りのデザイン。

   
   



梅雨もその潤いによって草木が一段と繁茂する。
その翠の深さが心に涼をさそう。
6月の学校は、4月からの日々の疲れが、誰しも滲み出て来る頃、
体も気持ちも疲れ気味、
祝祭日のない6月、
ここは、ひとつ乗り切る気力が必要、
青空に雲の峰の高きを仰ぐまで、もう暫くは弱音を堪えて進みましょう。
御身、御心安らかに。



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