こんにちは、総会シーズンが続いている石井伸之です。
本日は第二回定例会6月議会の初日本会議を迎えました。
つい先日3月議会が終わったと思いホッとしていましたが、あっという間に6月議会が始まりました。
毎年の事ですが6月議会では土地開発公社の経営状況及び文化スポーツ振興財団の運営状況に関する報告事項において多くの議員より手が上がります。
その中で文化スポーツ振興財団が運営する総合体育館・芸小ホール・郷土文化館といった各館において、10月より本格導入と言われているデジタル地域通貨『くにPay』が導入されるのか?この点を質疑しました。
基本的には導入に向けて努力するとの答弁があり、大変嬉しく思います。
国立市における各店舗に対してくにPayへの加盟を依頼するに当たって、国立市が指定管理を依頼している各館で使えないというのは如何なものでしょうか?
もちろん、自動券売機などでのポイント付与及びポイント使用といったシステム的に検討が必要な部分はあるかと思いますが、極力全ての支払いで「貯まる・使える」を目指して頑張って欲しいと思います。
また、総合体育館の雨漏りについては多くの議員が改善を訴えていました。
話の中では雨漏り用のバケツに躓いて転倒してしまったということもありましたので、私からも改善を要望しました。
私は都営大江戸線牛込神楽坂駅建築工事に携わった中で、建設工事は漏水との飽くなき戦いだったことを思い出します。
地下鉄工事ですから、どこにでも地下水脈が走っており、どのようなコンクリートの躯体を作っても、躯体の弱い部分から水が差してきます。
漏水を高価な防水コンクリートで何とか止水するのか?それともステンレス製の樋を用いて排水溝に流すのか?上手に水路を作って天井材や壁面に触れないよう側溝へ流すのか?あらゆる知恵を絞って対応しました。
防水コンクリートでの止水は上手く行くときもあれば、時間差を置いて再び漏水が始まることもあります。
再び漏水が始まってしまい、折角仕上げた内装工事がやり直しになった時は、愕然としました。
ただ、気持ちの切り替えだけはすぐに出来るよう鍛えられました。
自分の判断の甘さに怒り、いつまでもクヨクヨしたところで、水に濡れてボロボロになった内装が蘇ることはありません。
地下鉄工事に置いて学んだことの第一は、あらゆる知識を多方面からいただく中で、知恵を絞ることです。
夜中に突然閃いて、宿舎から抜け出して現場の様子を確認して施工図を作成するということもありました。
その中で、屋根の外に屋根が出来ないのであれば、屋根の内側に屋根を作るという発想の転換で、物事を改善したということがありました。
もしかすると、体育館1階の漏水も改善が難しいのであれば、屋根の内側に屋根を作る方が良いかもしれません。
多少予算は掛かってしまいますが、このままズルズルと防水に向けた補修工事を行って財政的な支出が続くのであれば一点集中具体案という形で、屋根の内側に屋根を作るということも考え方の一つであるように感じます。
その後は順調に審議が進み午後4時前には無事閉会となりました。
写真は昨日義理の母親の面会に行く前に立ち寄った高麗神社の写真です。
高麗神社へ参拝する時期は初詣が多いことから、この時期の参拝は新鮮に思います。
予想も出来ない事態が起こるとも限りませんので、常に「最善の一手は何か?」思慮を巡らして行きます。