ころころと巡るマイブームが原動力ですが、
今ふたたびかミタビか、葦(よし)が魂に這い寄ってうなりをあげている。
神話で、日本をヨシとイネの国と呼んでることを知らない頃から、
僕はよく夏にチャイナ産のよしずを買って
実家のベランダや部屋に立てたり垂らしてた。
外房のいすみ川に飛び込んで泳いだとき、
ヨシを束ねた舟につかまったら、
茎の切り口で手が切れて、結構な鮮血に染まったときもあった。
そののち、絶滅した江戸前の本はまぐりが
江戸川三角洲のヨシの間で産卵していたと聞き、
たくさんの生き物を育む母なる植物と知る。
水質浄化力もすぐれていて、豊かな水辺環境のシンボルとして
おらが庭でも育てている。
昔ながらの茅葺き屋根は、わら(稲や麦)よりもススキ、
そして ヨシが最も質が高いという。
僕にとって、未来の豊かな環境につながる、
ロマンで目くらめく魅惑のヨシをもっと実感するために
今年は 今の小さなタルだけでなく
すき間にメダカもスイスイ泳げるように、
田んぼにしてる箱を使ってヨシと暮らしていきたい。
自分自身のことを、ヨシに教えてもらおう。
そうそう、去年増えたヌマエビも放そう。
6月の庭には、よし!と イーネ が伸びるでしょう。
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