めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

北の街物語(内田 康夫)

2015-11-08 22:22:31 | 本(まあまあ) あ行の作者

かつては、1作残らず片っ端から制覇していて 軽井沢の「倶楽部」にまで…(笑)行き、
刑事局長のお兄サマの椅子にも座るほどハマった…  (´∀ノ`*)
浅見光彦シリーズ。

いやはや…
ずいぶんと久しぶりに読みました。
でも、久しぶりなだけに やっぱりおばさんの心の底に潜む “乙女ごころ♪”(爆)を呼び覚ましてくれましたよーー。
ワハハハ。

やっぱり、本っていうのは、いいなぁ~と 年月を経ても思わせてくれる、心憎い存在です。
ということで、読んだのは 北の街…というタイトルなので、
てっきり (北海道方面の事件 ? 光彦、出張 ??)と思いきや、浅見邸のお膝下(北区)~荒川越えの埼玉県あたりが舞台の こらち でした 。。

ということで、思いがけず 親近感のある舞台だし、赤羽だし、浦和だし♪ 大宮… 川越まで~(嬉)!
ということもプラス要素と相成って、
なんだか久々に 浅見光彦を読んでみて、内田センセイの構成が 巧みになっているーーーー!!
はい。

もう、絶対、絶対、以前の浅見光彦の事件解決に至るまでの足跡というか、過程がですね、
格段におもしろくなっておりますです~~!!
ミステリーですから、この成せる技= 仕掛けというか、トリックですね。
はい。

まぁ、前半4分の3あたり位までは、ムード上向き、内田センセイの筆もノリノリ(?)で 事件も人間関係も
見事な 光彦Worldなのですが…
後半は…
残念ながら、息切れ感が・・・ 否めませんでしたか。

まぁ、
このシリーズの傾向と言えば傾向で、(汗)
概ね よくある兆候なので… 、 このシリーズの長らくのファンとしては 大らかに構えています~。
( ̄∀ ̄)

あと、作品に出てきた 赤羽の飲み屋街の一角にあるおいしいお蕎麦屋さん=清水庵さん、
とーーってもおいしそうなので、もう 気になって気になって…♪
赤羽酔っ払い組の犬顔に聞いてみたら、「知らねーー」と言うので、検索してみたところ…
現在では 既に閉店された とのこと。(涙)

いずれにせよ、このシリーズの息の長いファンは、もはや 推理小説としての娯楽性ももちろんですが、
むしろ、もっと広い目で 緩~く(笑)その土地や背景となる歴史や、光彦を取り巻く人間ドラマを楽しみにしていますので、
内田センセイには いつまでもお元気で続けて行って欲しいと願います。

でも、内田センセイも はや傘寿なのですね…(驚)
光彦 33歳…
ワタシ→ このシリーズ読み始めた時は確か、光彦より年下だったが、現在○歳… 
( ̄- ̄;)
なんという、ロングラン作品。
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校長、お電話です!(佐川 光晴)

2015-11-07 22:05:25 | 本(うーん…) か・さ行の作者

今回読んだのは、こちら でした。
新聞の広告欄で何気なく~、お気軽選択でしたが・・・
うーーーーーーーん…
いくらなんでも お気軽選択って言っても…
中身なさすぎ・・・
┐(´д`)┌

実は、 こちらの本、ほんとはしばらく前に読んだのですが…
ほんと。。。
虚っ! (尽)
と、トホホ… でブログに 「はて… ?? なんて書いたもんか… ? 一体全体…  」
(-公- ll)  困 困 困・・・・・
と 数日間、放置しておいたのでした…   
(あわわわわ)

ということで、このような感想になってしまいます…
_|\○_
あしからず、察していただけますと幸いです…。
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南極風(笹本 稜平)

2015-11-06 22:18:12 | 本(よかった!) か・さ行の作者

ほう、ほう、ほう。   ( *’ vw ’)

笹本作品と言えば、こちら しか読んだことなかったのですが、…
ふと アマゾンのレビューにて、とっても高評価なのに魅かれて ご縁があったのが こちら

いやはや、いやはや。

単なる、登山系の小説かと思いきや…
違った!!

(b゜v`*)
なお、この本をお読みになる場合は、まとまった時間を確保しても差し支えない時 をお奨めいたします。
なぜならば…
「止まらなくなる。」からです。(爆)

行きつ戻りつ、逼迫した冬山ならではの人間ドラマと 絡み合うミステリーの層が まるでミルフィーユのように、(んっふっふっふ… スイーツ好きならではの例えであしからずですが。)味わい深い作品になっております。

そして、状況が変化し 年月が経過し、主人公 森尾とアスパイアリングを共に闘ったパーティーとの真価に気付かされていく担当検事: 湯沢-----
この描き方が、実に いい!!
ヽ(。>▽<。)ノ

森尾正樹が いいのは、決まっている。
ハナっから、森尾がいかに真のヒーローか、
読者のハートをどれだけ痺れさせるか…、これは もう織り込み済みだというのは、シナリオどおりとこっちもわかりつつも、やっぱり森尾の人間性の奥深さの描写に触れ、惚れ惚れしてしまう・・・(笑)

それだけに、今回の 湯沢の件、
本当に 心憎い演出ですよ! 
笹本センセイ…
やられました。 
私めも 湯沢の心に同化して、改めて 森尾に魅かれました。
(//∇//)

そしてそして、
ひろみちゃん、ステキな女性ですね~~~。
ほーんと、いいキャスティングでした。
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屋上のウインドノーツ(額賀 澪)

2015-11-03 22:14:53 | 本(普通) た・な・は行の作者

このテの(吹奏楽もの)青春小説と聞けば…
素通りできるワケがございません!!
しかも!(驚)
読んでから知ったのですが…(実は…)  (;A´エ` )
ナント!!!
第22回 松本セイチョー・ショー の受賞作だったのだそうで。(驚)

いえいえ。
決して、ミステリーではありません。
殺人も 犯罪トリックもございません…。
至って、健全な中高校生の青春小説(爽やか一直線!)なんですが・・・
どーして、この作品 が ? よりによって、あの(!) セイチョー・ショー なんだろう… ???

もしや、従来の「清張」賞ではなく この回だけ“成長”賞 の意向から選考したんでしょーか… ??!
実際のところ、内容は 主人公の志音の成長記が軸になっているので~~~(笑)
はい。
(;^ω^A

まぁ、  でも いいですな~~~。
吹奏楽。
いや、自分の時は ブラバンと言い、それこそ これに没頭したばかりに人生の軌道の一部が狂った(とも言えよう…)高校時代・・・
ひぃぃぃ~~~~  (*◆艸∀`Θ)
いや いや!
これも青春…(涙)?!

それで、かんじんの「本」本体の方なんですがーーーー
まぁ、 部分部分、いい(!)と思う箇所もあるんです。
特に、志音のお父さんの部分ですかねぇ…。
大志先輩の絡みも含めて、「おぉ…! こ、、、これは…(♪)」と いい山場が結構、初めの方に来ちゃったもんですから、その分 後々も期待抱いちゃいまして…
いいとこ序盤勝負でした。(チャン♪ チャン♪)← 吹奏楽風に。
という感じで、全体的には ちょーーーーっと・・・
うーーーーん…  
(乂=д=o)

テーマは いいだけに… なぁ・・・(残念。残念。 ああ、残念…  ブツブツ…)
特に、女の子が 「おれ」はないでしょ!
これ、
かなーーり、興ざめで 損しているかと…。
たった、2文字ですけど。
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蟻の菜園-アントガーデン-(柚月 裕子)

2015-11-01 21:32:57 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

久々の 柚月作品
やはり読み応えありました~  (人゜∀゜*) 
ホンヨミの欲求は満たされた。

まぁ…
なんでこのタイトルにしたのか… ?? は、少々しっくりと来ないのですが、
これはこれで。

まぁ…
表紙のとおり、けっして 気持ちイイとか 読後感が爽やか系は求めれない類の内容とはいえ、
やっぱり、柚木作品は おもしろい!
よくありがちな、“うわべだけ”的な作品ではない!!

今回は、児童福祉に絡んだ背景で、そもそもは、無戸籍の子どもとアル中おやじ の親子が発端になっているのですが、
婚約詐欺による殺人事件犯(容疑者)の過去を洗いながら、一連の関連性を手繰っていくというあらすじです。

あ…、
だから、このタイトルなのかな… ?!

そして、警察の捜査というカタチではなく、女性フリーライターが ふと興味を惹かれたというスタイルで、
真実を求めて取材をするうちに 同業者の協力が絡んできたり…と、
まぁ、いわば 記者目線によるミステリーの展開というところも、他の推理小説と一味違っていて このあたりもよかったですねぇ~。

実は、今、柚月作品、複数冊の予約待ち受け中なんです。
楽しみ~  (p^ェ^q)
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