めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

終の日までの(森 浩美)

2016-06-04 21:23:40 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

実に久々に、森センセイの家族シリーズ を読みました。
ご無沙汰しているうちに、はやくも 今作 が8作目でしたか…。

今回も、じんわりと心に響く 家族がテーマの全8編でした。

1. 月の庭
2. つまらない人
3. 人生の部品
4. メンテナンス
5. いちにさんぽ
6. おばあちゃんのSuica
7. 準備万端
8. 三塁コーチャーは腕をまわせ

まぁ、… 今回はタイトルどおり テーマが「人生の終わり」のため、どれも 死と向き合う患者さんと それを支えるご家族の話なのかな… ?
と思っていたら、わりとそうでもなかったです。

明るく微笑ましい 7作目や、いい父とムスコの関係だなぁ~と感じた 3作目もあって、
こういうあたりの構成に、ともすると悲しく暗く 重くなりそうな雰囲気が救われました。

しかし、今回、ワタシが最も気に入ったのは、6作目ですね。
ダメ孫だけど おばあちゃん想いの健太と、おばあちゃんの孫への愛しくてたまらない 双方の気持ちが
ダブルで伝わってきて、ジーン…
( ;∀;) イイハナシダナー 。* ゜ + 。・゜・
1番好きなストーリーです。

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