めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

ソロモンの犬(道尾 秀介)

2011-05-08 21:50:45 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

おもしろかった~~♪
こーゆ~、軽ーい ミステリ 大・大・大歓迎です。

そもそも、設定が、大学生になりたてのところから始まるので、
ワタシの大好きな「青春チック」なテイストをベースに、ストーリーが進んで行きます。
と言っても、登場人物は、主人公の秋内静くんの他に同級生は3人、
それに、先生方が2人+先生のご子息+飼い犬と、
バイト先の上司、
以上10名以下から成り立っているという、実にわかりやすい構成。

この作品の中心となる事件は、大学の先生のご子息 陽介くんが、
ダッシュした愛犬のオービーに引っ張られ、引きずられたことがきっかけで
トラックに轢かれてしまい、不慮の死を遂げてしまいます。
これを目の前で静くんが目撃したことから、
どうやら、単なる事故ではなく、「事件」だったのではないか?!
という謎の真相に迫る ・ ・ ・

という筋書きで、“犬=ソロモンの指輪” にひっかけて 話が展開していきます。
陽介くんの死のきっかけとなってしまった 忘れ形見の愛犬オービーをとおして、
活躍するのが 変わり者の動物学者であり、静クン達の先生である 間宮先生です。

大学の准教授という素晴らしいステータスがあるのに、怪しい動物達(研究の産物)と寝起きを共にするために
超ボロアパートに住んでいる設定だったりと、読んでいて多彩で楽しいです。

“文学”としてでなく、あくまでも娯楽として楽しめる こーゆー類の本は、
まぁ、人によって好き嫌いがあるでしょうが…、ワタシは大歓迎です!
コメント
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