西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

アグネス講座第二回玄関、外開き、内開き、日英住宅比較

2006-10-27 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
今日は、平安女学院高校の2年生に「住居学」を講ずる2回目だ。アグネス講座と銘打っているのは、平安女学院の守り神が若い少女で殉教したST.Agnesであることに因んでいる。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/dc0028115097b2d8ca03d1c210447be6
来週に2年生の私のクラス16人のうち13人が修学旅行でイギリスのオックスフォードに行き、5泊ほどホームステイすると言うので、今日は家の顔の「玄関」の話しをしながらドアの外開き、内開き(それはとりもなおさず日英の玄関扉の違いだが・・)の話しをした。何故か、内側に聞いたら「靴をさらえるから日本では外開き」という解答が返ってきて「正解」としておいた。玄関は、Entrance(Exit)出入り口とすると味も素っ気もないので「玄妙なる関門」とする日本の言い方に味がある、と言ったら、皆「神妙なる」顔をしていた。イギリスの内開きは、他に内側のプライバシーを守る視点、外から泥棒に入りにくい構え(ピンが内側になる)等がある、としておいた。ついでに寝室、トイレ、浴室のドアの開き方も説明した。「へー」という顔をしていた。後半部では、イギリスの住宅の種類、庭のこと、洗濯干しのこと等、日本との違いを説明。私の『いい家見つけたーロンドン借家住まい日誌ー』も紹介、自分の家のことー玄関、畳の間、布団での睡眠その他ーの話題を持っていけば、話が弾むだろうとしておいた。再来週、帰ったら一人一つずつ土産話をすることを課題とした。楽しみだ。

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