西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

1階の四畳間(2)遊び空間

2006-03-27 | 金沢の思い出
四畳間は、長さが2間、更に先に半間の板の間、そこからトイレ前に下りる、そこには取り外し出来る板が置いてある。その先が又上がって「離れ」の間の縁側だ。このように直線的に真っ直ぐに伸びる空間なので、子供にとって「ホップ・ステップ・ジャンプ」の三段跳び空間だった。玄関の間で助走し、四畳の間で三段跳び、トイレの前に下りる。又は四畳の間で助走しトイレ前の板を三段跳びし「離れ」の縁側に飛び上がる、ということをやった。玄関の間に2階へのメインの階段があり、四畳間の先の板の間にも急な勾配の2階への狭い階段があった。そこで、子供は、これらの二つの階段を使って1階、2階ぐるぐる走り回る鬼ごっこをした。四畳間においてある洋服ダンスは隠れ場所にもなった。
縁側でブランコをした話は前に書いたが、四畳間や階段や洋服ダンスも子供にとって「遊び空間」でもあったのだ。

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