西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ノートルダム大聖堂前のポイント・ゼロ

2006-09-11 | 訪問場所・調査地
パリがスタートした地、シテ島はセーヌ河の中ノ島である。現在パリ20区の一区になっている。その一番東側にノートルダム大聖堂がある。メトロのCITE駅で降りてノートルダム大聖堂前に出てくると、そのファサード(立面)に圧倒される。今回訪れた時、白く輝いていた。壁を洗った直後だな、と思った。他の人達も皆この立面にひきつけられる。しかし、その前の広場の地面に刻まれた「ポイント・ゼロ」には案外気づかない。これが正にパリの「へそ」、「中心」、ここからフランス各地までの距離を測る原点なのである。ロンドンのチャリング・クロス、東京の日本橋と同じである。
私達は幸い日本人のボランティアによる解説に出くわした。京都の下賀茂出身の老婦人だったがフランスが長いのか、複雑な日本語がすっと出なかったが良かった。
ノートルダム大聖堂の成立ちを説明するのにセーヌ河を通じる舟運の便から説き起こし、ポイント・ゼロの説明に及んだ。内側も含め1時間ほどの解説を途中まで聞いて「失礼」したがノートルダム大聖堂ともなると一生かかっても全体が分かるまい。とにかく、それは、12世紀頃の聖母マリア(NOTRE DAME)信仰を背景としており、同時にパリ教区のCathedralなのである。(写真はポイント・ゼロ)

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