西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

パリの地下鉄(2)早朝風景と観察

2006-09-11 | 訪問場所・調査地
我々は地下鉄8番路線の終点(始発)のBALARD(バラール)駅から乗るので先ず座れる。BALARD駅はパリ市20区のセーヌ左岸の西南隅の部分にある。パリの最後の6番目の城壁の下で、現在はBOULEVARD VECTORに面している。その駅の改札を通り、階段をホームへ下りて最初の車両が先頭車なので、そこに乗ると進む前方も良く分かる。どうも車掌が乗っていないのもあるようだ。何故なら、運転手席の横の外側構内に後ろ車両のドアの状況が分かるテレビ画面が二つほど設置されているからだ。
6日(木)はオプションでパリ南方60キロのフォンテヌブローにバスで出かけるので集合場所のメトロ「ピラミッド」駅近くに8時過ぎに集合でメトロに早く乗った。通勤客が結構乗っている。ある駅からギター片手の初老の紳士が乗ってきて、ギターを弾きつつシャンソンを朗々と歌った。次の駅に近づくと終わって車両を一巡した。コインを渡している婦人もいた。ああ、これはSTREET MUSICIANの一形態だな、と分かった。次の乗換駅でさっと下りていった。別の路線で又やるのだろう。こういう風に乗り換えてぐるぐるやっていても回数券「カルネ」だと1.09ユーロ(約165円)で「安く」つくわけだ。
車両前方を見ていると、駅に着くとき、駅を出るときにカーブが多い。後でパリ市街図とメトロ路線を重ねている図面を見ると、路線は大体道路の下を通っている。だから方向を変えるときには急にカーブを切る訳だ。参考にロンドンのも見たら、まあ道路の下を通る場合が多いが、カーブなどでは建物の下も通っているようだ。これは、どうしてなのか私の課題である。公共の土地と個人の土地では地下の利用が異なっているのは現象としては分かる。体感覚では、ロンドンよりパリが揺れが激しいと思う。体験者の方々、如何でしょうか。

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