西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

デンマークのアンデルセン

2011-07-30 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
テレビ北欧特集でデンマークの童話作家アンデルセンの「生い立ち」を見た。

デンマークの第三都市オーデンセに19世紀の初頭に生れ、家庭的に色々な悩みを抱え、10代にコペンハーゲンに出た。当時のデンマークは絶対王政で、下層階級出のアンデルセンは、ある意味で苦労した。しかし、ある貴族の「引き」を得て童話作家として地歩を築いていく。

「みにくいあひるの子」「マッチ売りの少女」 など良く覚えている。下層階級の悲哀と誇りを反映している。

有名になってから、彼はヨーロッパ中を旅行し、フランスのバルザック、デューマ、ユーゴ、イギリスのディケンズなどと面会、交流した。

ヨーロッパは「革命の世紀」、1948年にフランスで革命がおこるが、それについてアンデルセンは何も言っていない。デンマークは、絶対王政から立憲君主制に「平和的に」移行したのに。その年は、正にマルクス、エンゲルスが『共産党宣言』を著した年である。

まあ、とにかく「隔世紀」である『19世紀 再考』を実践していきたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿