西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ロンドン報告(17)コミュニティ・フォレスト-2 列車の窓から

2005-09-27 | ロンドンの思い出(LSE時代など)
キングス・クロス駅からケンブリッジに至る45分間、列車の窓からイングランドの平原を久しぶりにゆっくり見た。大体は遠くに山が見える日本の風景と違うのをMa.さんも奇異に感じると言っていたが、金沢育ちの私もいつも「不安」に襲われる。昔、中国の旅順高校出身の扇田 信先生は、盆地の京都や奈良は息が詰まる、北海道に行くとほっとする、と言っておられたが、やはり生まれ育ちの環境が原風景なのは仕方あるまい。
ただイングランドには牧草地帯が延々続いているイメージを持っていたが、区画部分に樹木が並び、所々に林も見えた。20数年で樹木も少しは生長したかに思える。一緒に行ったNa.さんが牧草地区画に並ぶ樹木はHedge(ヘッジ)という、と言っていた。私は、それでピンときた。後日行くことになるハムステッド田園郊外では、宅地はHedge(生垣)で区画すべし、と開発企画者のバーネット夫人が言っている。ひょっとして農村地帯に昔からあったヘッジが都市住宅地のヘッジの原型かもしれないと・・。
とにかくHedgeをどんどん作るのが、Hedge-Funndになるのかもしれない。

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