西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ご近所の底力ーついのすみか 妙案20より

2005-11-25 | 地域居住学
昨夕のNHKTV「難問解決 ご近所の底力」で「ついのすみか 妙案20大集合」というのを見た。三つの部分に分かれており、(1)安くて安心の住まい(住まい自身)、(2)気の合う仲間と暮らす(共同住宅)そして(3)町全体を終のすみかに、というものだ。ここでは第二、第三について、面白いと思ったことをメモしておく。第二では神奈川県伊勢原市の「多世代で住む共同住宅」で「おばあさん」4人と若い女子大生の共同生活、おばあさんも女子大生も喜んでいる。女子大生は「家の人がこういう共同住宅を探してきた」と言っているのも面白かった。こういうのを住居学と福祉学で共同開発しても良いと思った。第三では、昔、千里ニュータウンで黄色い旗運動(元気だとバルコニーに黄色い旗を出す)があったが、あれだと年寄りが何処にいるかわかってしまい「駄目」となった。高知市丸池町の例は、個々のお年寄りの毎日の「生活の癖」を町内全体で確認して毎日さりげなくチェックするという方法、例えば「癖」として毎朝に玄関の雨戸を開ける、午前中に自転車を乗り回す等々、これだとその町内の人しか分らないサインだ。「なるほど」と思った。(写真は高齢者と女子大生の共同の住まい)

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