西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

海岸、河岸そして山際などを避ける住宅立地を

2011-09-02 | 地域居住学
台風12号が来ている。テレビを見ると太平洋岸の多くの地点、地域で大きな波が怒涛のように押し寄せている。先の東日本大震災の津波もそうであるが、海岸は「危険な」地域である。

次は河岸、「五月雨や大河を前に家二軒  蕪村」のように河岸も堤防決壊があって「危険な」地域である。

そして、大雨の後、山崩れの恐れがある山際、ここも「危険な」地域と言えよう。

他に大地震で地面が流動化する恐れのある埋立地も「危険な」地域である。

こういう所は避けて住宅等の生活空間をつくるべきなのは当然なのに、未だそういう危険なところに住んでいる人も多い。まあ長い目で、危険な立地を避け、リッチな立地を追求すべきなのは論をまたないだろう。

住宅を選ぶ時、先ず第一に安全な立地かどうかのチェックが最優先なのに、そういうことを「飛ばして」いる人もいる。「家庭科」の住宅の項で先ず第一に教えるべきことであるのに、そうなっていないからであろう。

「家庭科」を教える先生方、頑張ってね。工学部の建築学科(生活環境学部住居学科)でもそういうことは教えるべきだ。

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