西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

いるかいないか・・、口(くち)と口(さい)

2006-03-31 | 言語・字・言語遊戯
うつらうつらのラジオで聞いて・・「いるかいないかイルカにきけば、ゴンドウ(注:ゴンドウ鯨のこと)はいないと答えてる」

反芻:学問の問について「門に入るには口を出す、即ち質問したり意見を言ったりが必要」と門の中にあるのを疑問もなく口(くち)として解釈してみたが(3月29日ブログ)、白川 静先生によると、これは口ではなく、口(さい)という一種の祭器であるとのことだ。例えば、告げるの「告」も昔、俗に「牛の耳にひそひそ口で言う」みたいな解釈があったが、白川説では、祭器の口(さい)にお祈りの時に使う草が突き刺してある形のようだ。白川説では、口は安易に「くち」としてはならないようだ。