十五夜さんの部屋にはふたつのねぐらがあります。右に見える白いのが本来のねぐら。左に見えるのは病院へ行く時のものです。
今までは右のほうで寝ていたのですが、このところ左のほうで寝ているようです。心境の変化でしょうか?
右のほうは今まで屋根部分を外して、入り口前に敷いていたのですが、天井があるほうが安心できるのかな???と思って屋根をつけ、その代わりにキッチンマットを敷きました。
ふたつのねぐらの間に見えるのが段ボール製の「爪研ぎ」。猫さんと一緒に暮らすことになるまで、こういうものがあるとは知りませんでした。
爪研ぎは日課という以上に何度もするものなのですね。それともストレスのせいか???
天井のついたねぐらのほうが暖かいと思うのですが、さてどうするでしょうか。
初夢というのは、元旦の夜から2日の朝にかけてみるのが本当のようです。よい初夢をご覧になられたでしょうか?
私は元旦の夜には、夢を何もみなかったのです。しかし昨夜、つまり2日から3日の朝にかけて夢をみました。今年はじめてみた夢だから、これも初夢かと勝手に思っています。
私は睡眠障害があって通院している体なので、日頃夢をみても、シュールな(夢ってそういうものなのでしょうが)あまり心地よくない内容のものが多いのですが、昨夜の夢は不思議ではあるけれど、決して不快なものではありませんでした。
夢の内容を人に話すとよくないのかどうか知りませんが、、、
場所はどこか大学の講義室のようなところ、、前方に緑色の黒板のようなものが見えました。いかにも講義用といった階段状に並んだ造りつけのテーブルと椅子があって自分も席についています。周りにはリクルート姿や紺のブレザーにネクタイ姿のお兄さんやお姉さんがたくさん座っている。2~3列前の左手の席に猫さんが座っている。その猫さんが振り返ったら、見覚えのあるぶち、、、十五夜さんのようでした。
場面が変わって、夜の住宅地の道を大勢のリクルート風やIV風の人達が歩いていて、その中に自分も歩いている。人混みの中から十五夜さんも同じ方向に歩いているのが見える。
どこかの何もない夜の広場のようなところにたくさんの丸椅子が巨大な輪に並んでいて椅子取りゲームをやっている。参加しているのはみんなリクルート風やトラッド風な人たち。十五夜さんも歩いていて、私の座った椅子のとなりの椅子に飛び乗って座った。腰や尻尾の模様が十五夜さんなのです。そして私と十五夜さんとで何か話している。言葉は思い出せないのですが、十五夜さんはみゃーでなかったような、、、。
その辺りまで憶えているのですが、親の朝食を作れという合図のブザーで起されてしまいました。
夢に十五夜さんが登場したのは、これが初めてだと思います。出来すぎた話のようですが、本当にみた夢です。これは一体何の兆しなのでしょうか、、、、、、?
十五夜さんが家に来てから早ひと月。猫さんと暮らすことが今までなかったので、わからないことばかりです。
猫さんトイレへは慣れてくれました。トイレ以外での失敗はなくなりました。
この数日、悩ましい声で鳴いたり、絶えず床を転げまわっています。周りのものに頭をすりすりしたり、普段に比べると警戒心が薄れて、?な様子。
私へもすりすりしたり、爪を立てたり落ち着きません。ごはんを全然食べなくはないのですが、いつもより減る量が少なくなっています。
心配になってお世話になっている動物病院の先生に伺ったところ、こういう状態は10日くらいは続くということです。左目のほうもいくらか快方へ向かっているようですが、新年明けに診てもらいに行こうと思っています。
昨日はいくらあがいても「十五夜さんは戻ってこない」と諦めたり「でも動いてみなければ」と思い直して歩きまわったりの繰り返しで、気持ちにぽっかりと穴が空いてしまったようでした。
昨日の夕方になってこういうものがお店に入荷したという情報が入り、、。広重画の錦絵「浄るり町繁華の図」の丸〆猫屋の部分です。
朝に十五夜さんが姿を消して、夕方になって丸〆猫の錦絵。こうしたものは欲しいと思って一生懸命捜したところで見つかるものではなく、運命的なものが関わっていると思います。
それよりもこれは十五夜さんの置き土産なのだと直感しました。私の脳裏にはいつも今戸焼の嘉永5年の丸〆猫の物語が焼きついていて、、。
いそいでお店へ行き、求めました。「欣喜雀躍」というほどのうれしさは感じなかったけれど、十五夜さんの気持ちとしてわが家に来たのだな、と思っていました。
丸〆猫の物語では猫さんは姿を消して、幸せをもたらすというストーリーで、再び姿を現したとは書かれていないので、十五夜さんの思い出なのだと思ったり、でも諦めきれずに夜中に歩きまわったり、、。しかし、十五夜さんは帰ってきてくれました。
昨日の朝から十五夜さんがいなくなり、町内を歩きまわったり、自転車で隣の町内を走りまわったりしましたが見つかるはずもなく、がっかりと気落ちしていました。このところ心配していた寒さも本格的になり始めていたので、治りかけた風邪をぶり返さないで欲しいと思っていました。
夕方、昨日まで思いもかけなかったものが手に入ることになり、これもいなくなった十五夜さんからの置き土産なのではないかと思いました。
夜十時過ぎ、それでも諦めきれず自転車で夜の街を走りまわりました。やっぱり駄目か、と家に帰って自転車を片づけていると、鳴き声が、、、。物干しの下の庇の上に十五夜さんの姿。急いで物干しへ行くと、ちょうど物干しと一階の屋根の間の隙間に潜ってしまうのです。物干しに上がると軋むので余計に怯えて奥に入ってしまいます。それでも下からみゃーみやーと悲しい声がします。
町内会から梯子を借りてきて、登ったら姿は奥に見えるのですが異様なシチュエーションのせいか呼んでも怯えてでてきません。梯子を返して素手で外壁を登り、声をかけてもダメ。暗闇の中では手の打ちようもないので、せめてごはんと水を庇に置いて、部屋の戸も開けっぱなしにしてひと晩明かしました。
夜があけて再度外壁を登って声をかけてもダメ。とうとう便利屋さんに電話をかけ、救出のヘルプをお願いしました。でもなかなか来てくれないのでまた自分で登って声をかけることを繰り返し、ちょっと疲れてお茶を飲んだあと、物干しに行こうとしたら、何と部屋の中にいるではないですか!
よかったよかった、、、。ここが自分の居場所だと認識していてくれたんですね。ちょっと体が黒ずんでいるけれど無事でよかった。体を撫ぜて欲しいと寄ってきてごろりとして喉を鳴らす十五夜さんでした。
今朝「十五夜」さんの部屋へ行ってみると気配がない。ふとガラス戸を見ると10センチくらい開いていました。
昨夜確かに戸を閉めたので自分で開けたとしか考えられません。近所を捜し歩いてみたけれど密集したところなので、猫道が縦横にあるし人が入っていけるところではないので捜しきれません。
物干しのプランターにはうんちがしてありました。診てもらった動物病院の先生に電話でどうしたらよいかお聞きしたのですが、、。
数日して戻ってくることがある。また猫さんは怖がりなので家の隙間にじっとしていることが多い。行動範囲はそんなに広くはないとのことでした。
わが家にちょうど一週間いただけなので、土地勘があるとは思えないし、捜しようもないのでせめて車に轢かれないことを祈るばかりです。
首輪をしているので、野良さんには見えないはずですが、、。無事また会えたらいいのですが、、。正直いってひどい喪失感。
十五夜さんには大きなお世話だったのかな、、寒さに負けないで元気でいて欲しいです。
朝起きて十五夜さんの部屋に行ってみてびっくり。顔が赤くなっています。怪我でもしたのか、やけどか、それとも何かでアレルギーかと心配したのですが、どうやら夜中に古いエレクトーンの赤いカバーを水を飲んで湿った顔で擦り擦りしたら色が移ってしまったようなのです。
濡れ雑巾で何度も拭いたところ、少しづつとれてきてはいるのですが、まだうっすら残っています。怪我でなくてよかった~。
午後、動物病院に風邪の注射に行きました。体重が増えていますね。とのことで幸せ太りならいいのですが、一抹の不安。土手にいた頃からもしや身重になっていたとしたら、、、、。
念のためエコー検査をしてもらいました。結局のところ身重ではありませんでした。狭いわが家、悪いけど子猫ちゃんたちまでは、、、、。安堵の溜息。
3度目の風邪の注射をしてもらい、鼻水もひいてきているとのことでした。
本人も慣れない通院でお疲れかもしれません。家に帰って専用のふかふかクッションでごろりとしていました。まずはめでたしめでたし。
4畳半の板の間では十五夜さんの好きな場所が決まっているようで、用意した猫つぐらの中ではなくて机と窓の間の狭い隙間をアジトにして隠れています。
私が部屋に入っていって、向こうで私を確認すると飛び降りてきます。やっぱり外気が恋しいのでしょう。物干しへのガラス戸を開けて欲しいと意思表示をします。
心配なので気の毒ではあるけれどリードを首輪に取り付けてから戸を開けています。
ぐいぐいと引っ張って脱走しようという気配はないのですがちょっと心配。
おとといのどしゃぶりの時は外の様子を見て納得したのでしょう。しばらく外を眺めてからまた部屋の中へ引き返しましたが、今日の小春日和では日光をじっくりと浴びています。
ほのかな香りが好きで置いているふじばかまの鉢植えがちょうど衝立の役目をしてくれて十五夜さんにも安心感を与えてくれているみたいです。 一緒に陽の光を浴びていたらこっちも眠くなってきてしまいました。
はじめて出会った十五夜の宵以来、雨で出かけられなかった以外は毎晩差し入れに行っていました。そのうち季節も変わり、土手の様子も変わってきました。あんなに賑やかだった虫の音も聞こえず、日ごと肌寒くなってきました。
私の自転車の音を聞いて暗闇から飛び出してくる十五夜さん。何時からか、膝の上に乗って来てゴロゴロと喉を鳴らし、お皿を片付けはじめるとそれを察して石段を駆け上り、通せんぼするようにお腹を上にしてごろごろしたり、自転車を追いかけてくることもありました。近頃は毎日の天気や最低気温まで気になり、悶々としていました。
わが家には10歳になる黒ラブさんがいます。でも2階までは上がってこないので、2階でだったら大丈夫か家族と相談しました。そして先週は朝から晩まで2階の部屋の大整理に明け暮れていました。まだ完全には片付いてはいませんが、気温が下がるのを心配して、ゆうべお迎えに行ったのです。4畳半の板の間にトイレや猫つぐら、ごはんトレイや爪研ぎはセットしてありますが、さぞ緊張しているせいかゆうべは机の下の角に蹲っていました。明けて今朝は私が部屋に入ると擦り寄ってゴロゴロ言っています。午後には近くの動物病院で検査をしてもらい、風邪ぎみのようなので注射と飲み薬、フロントラインをしてもらいました。
一度に全て済ませるのは本人には大変なので少しづつやっていこうと思います。猫さんをお風呂に入れるのも経験がないのでどうしたらいいのかちょっと心配。猫の感染症検査や接種、避妊手術など、街の中で生活するためとはいえ、、、猫さんの気持ちというものを考えると。
土手のワイルドな生活環境で暮らしていただけに、狭い家の中の生活が余計にストレスだったりすると可哀そうな、、でも天敵のカラスや厳しい寒さからは守ってあげられると勝手に思っています。まだトイレをしていません。何とかトイレに慣れてくれたら4畳半から他の2階の部屋まで自由にさせてあげたいと思っています。