昨日はいくらあがいても「十五夜さんは戻ってこない」と諦めたり「でも動いてみなければ」と思い直して歩きまわったりの繰り返しで、気持ちにぽっかりと穴が空いてしまったようでした。
昨日の夕方になってこういうものがお店に入荷したという情報が入り、、。広重画の錦絵「浄るり町繁華の図」の丸〆猫屋の部分です。
朝に十五夜さんが姿を消して、夕方になって丸〆猫の錦絵。こうしたものは欲しいと思って一生懸命捜したところで見つかるものではなく、運命的なものが関わっていると思います。
それよりもこれは十五夜さんの置き土産なのだと直感しました。私の脳裏にはいつも今戸焼の嘉永5年の丸〆猫の物語が焼きついていて、、。
いそいでお店へ行き、求めました。「欣喜雀躍」というほどのうれしさは感じなかったけれど、十五夜さんの気持ちとしてわが家に来たのだな、と思っていました。
丸〆猫の物語では猫さんは姿を消して、幸せをもたらすというストーリーで、再び姿を現したとは書かれていないので、十五夜さんの思い出なのだと思ったり、でも諦めきれずに夜中に歩きまわったり、、。しかし、十五夜さんは帰ってきてくれました。
帰ってきてくれる前は本当に置きみ土産だと思ってしまったんです。
丸〆猫の話のような、、。それがまた丸〆猫屋の絵だったというところが不思議です。
十五夜さんは帰って来てからちょっと咳きこむような時があるので、風邪をぶり返してしまったのか心配です。
ウリ坊が帰って来たら、大急ぎで庭から逃げ出したり・・・・
たまに鉢合わせしてしまうと、フゥーと威嚇されます。
いまどきさんに話しかけてくれる十五夜さんとは大違い。
さらに、お土産まで持って来てくれるなんて、最高です~~
お宅のほうに黒ぶち猫さんがお出入りとか、、。
私の身の回りにも黒ぶちさんがたくさんいますが、割合からいって黒ぶちさんは多いのでしょうかね。
十五夜さんは三毛っぽいですが、正面からみると黒ぶちみたいです。はじめて出会った十五夜の晩のことですが、距離を置いてみやーみゃー言っていましたが、一見さんだったので、コンビニで買ってきたごはんを差し入れすると食べたいのは山々でもすぐそばを怖がって「フーッ」と言っていましたよ。あのときは「何もしないよ」と言って、差し入れてすぐに帰ってきたのです。
十五夜さんはあれからいくらか部屋に慣れてきているみたいです。
本当なら寅さんのように外を出歩かせてあげたいところなのですが、この辺りは車の往来が激しく、車にひかれた猫さんたちも幾度となく観ているので可哀そうですが、家の中で我慢してもらっています。
あと怖いのが猫さんの感染症ですね。アウン・サン・スーチーさんのニュースなど観ますと、何だか、十五夜さんを軟禁しているようで後ろめたい気分になります。