生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信476 ・もう一つの世界は可能か

2010-03-22 07:43:54 | 日記
お早うございます。今日も黄砂が続くようです。中国からの歓迎したくないお客様です。
生き生き箕面通信476(100322)をお届けします。

・もう一つの世界は可能か
 「もう一つの世界は可能だ!」をテーマにした「おおさか社会フォーラム」が昨日3月21日、大阪市内の北区民センターで開かれました。連休の合い間にもかかわらず若い人が結構多く参加し、ざっと300人くらいでしょうか、関心の高さがうかがえました。

 近年注目されている「連帯経済」の取り組みに力を入れている人や、一人でも加盟できる労組の活動家、「新しい経済」を推進しようとしているエクアドルから来日した女性報告者などが、それそれパワーポイントなどを使って発言しました。世界どこでも無料のスカイプを使った香港と結んでのメッセージ交換なども行われました。もっともあまりうまくいきませんでしたけれど。

 今日は2日目を、会場をエルおおさかに移して、午前10時から午後4時まで、ワークショップが行われます。「持たざる者の連帯―野宿者の仲間とともに」「小民族のアジア各国の雑貨販売、ベトナムコーヒー、ベネズエラ・チョコレートの販売」「もう一つの言葉 橋渡しの言語エスペラント」「『九条の心』でつながろう」「『基地ではなく保護区を』―ジュゴン保護キャンペーン」「イラク最新鋭増上映会」「核兵器のない世界を」「グローバリゼーションと気候変動」「世界の水問題と私たち」など。

 今朝の朝日は、「新聞だけど新聞じゃない」という触れ込みの「GLABE」のページで、「連帯経済が変える資本主義の未来」という寄稿を掲載しました。「社会経済投資家国際連盟」(INAISE)という団体の事務局長さんの寄稿で、いわく「投融資などを通じて、社会的に貧しい人や疎外された人を支援する経済システムを作っていこう」とするものだそうです。決して、反グローバリゼーションや反資本主義ではないとも。

 世界のあちこちで、「連帯経済」への手探りが広がり始めました。人間性を疎外する経済から、人間尊重の経済への転換を求める確かな動きがみられるのです。しかし、まだ力は小さく、おぼつかない足取りです。これを、しっかりした大きな流れにできるかどうかは、やはり私たち一人ひとりの自覚にかかっています。

 今日も、自覚した人間の一人として新しい一日を始めましょう。