水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷説般若心経・122」

2007-12-06 10:04:31 | Weblog



  第十章(10)
  無無明亦無無明尽 乃至無老死亦無老死尽

通常は「無明」を最初から「間違い・悪」と決めている。
ロクデナシだ!無能だ!役立たずだ!
ヒ、ヒドイわ・・・
無能愛好会に贔屓するワシは「無明」を弁護する。

無明や無能やロクデナシなら、ほぼ全人類が当てはまる。
自分は有能だと思っていたら、それは無知か厚顔だ。
心の中を覗けば判る。
今までの人生を振り返れば判るはず。
だから・・・人は、可愛いのだ。
だから、有能だと思い込んでいる人は、可愛くない。

無明は、この世界(物質・肉体世界)の基本環境だぜ。
無明から抜け出したら、この世界にはいられない。
抜け出る事が素晴しいかどうかは、別な話だ。
抜け出てみなければ判らない。
少なくても、この世で生きている限りは無明を肯定しようぜ。

   
       
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)
コメント
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