第十章(9)
無無明亦無無明尽 乃至無老死亦無老死尽
誤解された解説がある。
「無明」が生きている事を苦しめる。
そこから続く十二因縁が迷いや苦しみを産む。
未来の「老死」は更に来世の「無明」へと続く。
この悪循環を断ち切るには正しい道を歩かなくてはならない。
それには、○○教が一番。
さあ、いらっしゃい!
・・・・・
ブッちゃんは宗教(組織)をしたいのじゃないぜ。
苦しみから解き放たれる、我々の顔の変化が観たかった。
その笑顔が好きだったのだ。
だから「正しい道を歩みなさい」などと言わない。
大丈夫だぁ、と言ったのだ。
「老死」は十二因縁の最初の「無明」に続く。
「老死尽」は続き続ける十二因縁の全てを表す言葉だ。
それに「無(こだわるなよ)」を付けた。
気にしなくても大丈夫だぁ。
十二因縁の中で暮らしていても大丈夫だぜ。
お前ぇ等は、愛されているぜ。
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