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板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法

2014-12-21 10:46:57 | 

 ライフネット生命創業者で、自称「活字中毒」で、通算1万冊を読破しておられる出口治明氏による、本に対する熱い思いが語られています。人間が生きていく上での人生論と読書という内容です。

 「人間が人間たる所以は、自分の頭で考えることです。『自分の頭で考えて、自分の言葉で自分の意見を述べること』が何より重要です。」

 この考えが基本にあり、そのためには生きていくために必要な最小限の武器である「教養」を養うためには、

 「人」「本」「旅」の3つから学び、

その中でも、人と出会わずとも、旅せずとも、その人と語り合え、その場へ行けるのが「本」であると。そして、私が常々気にしていることも強調されていました。それは、

 本を読む人が少なくなると、既得権益者や為政者が支配しやすい社会ができ上がる。

です。ムードに流され、本当の自分の考えがなく、翻弄されるがままの状態の人が増えると、どんな社会になるかは言わずもがなですよね。本なんて嫌い、読むのが邪魔くさいと囚われず、好きなジャンルから読み進めることも進言されています。時間を見つけて、良い本と出会ってくだされば、本屋のオヤジとしても本望です。

『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』(出口治明著、角川oneテーマ21、本体価格800円)

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