読書や読書術だけでなく、文章術、文章の書き方の本も数多く出版されています。インプットだけでなくアウトプットも重要なのです。その中でも、本書は細かいテクニックなどはあっちに置いとき、電通で24年間コピーライター・CMライターの経験から、大上段からズバズバと教えてくれています。
まずは、「自分がおもしろくなければ、他人もおもしろくない」とし、 「文章は自分のために書く」ことを奨めています。
その書く内容は、「言いたいことを書いている人がいない」内容であれば問題ありません。随筆は、自分の外部にある「事象」を見つめ、心象を語るものであり、そのためには「9割9分5厘6毛調べろ」、もちろん、ネットの情報だけで済ますことなかれ!、「一次資料に当たれ!」書く手順としては、「事象に出会う→心象を抱く→仮説を立てる→調べて、証拠を並べ、考える→結論を出す」で、「起承転結」で良しとしています。
「書けば、人生がパっと変わる」のですから、躊躇せず、量が質を向上させてくれます。
『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』(田中泰延 著、ダイヤモンド社、本体価格1,500円)