アバウトなつぶやき

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刃物屋さん

2005年05月17日 | じもと
 この春、タケノコの下処理をしている時から思っていたのですが、どうも包丁の切れが悪い。そこでいつもの砥ぎ器(どっちの字が正当?研?)を使って研いでみたけれど、やっぱり切れが悪い。前に研いだ時はうまくいったのになぁ。
 ワタクシの使っているのは砥石でも電動のでもなくて、研磨剤の着いた棒状の砥ぎ棒。角度が悪いとうまく研げません。
 先日、かぼちゃを切ったらいよいよナマクラ包丁への道を一直線。昨日、たまねぎを切っていたら目に沁みたので、包丁を専門のお店で研いでもらうことにしました。
 初めに、昔からある市内の刃物屋さんへ電話。ちょっとへんくつジジイっぽい人が電話口に出て「どんなのか見てみないとわかんないよねぇ。家庭用?家庭用でも色んなのがあるでしょう?万能包丁か…だいたい1200円から1300円ってとこだね。」と言われました。
 1200円か…。買うよりは安いけど3本持っていくとけっこうな出費だし、なんか雰囲気悪かったしなぁ。
 そこで、インターネットで「Y市 刃物」と入力するとマキノ刃物機工というお店がヒットしました。
 電話をしてみると明るい口調の男性が電話口に。機工、なんていうのでアルミサッシに囲まれた店舗に作業着姿の作業員ややスーツ姿の営業マンがいるのを想像させられました。「家庭用?やってますよ!400~500円でやります。」えっ?400円?3分の1じゃん!よし、雰囲気良いし、ここに決定!

 で、教えてもらった場所に行ってみると、電信柱に「マキノ刃物機工 ←ココ」って書いてあるものの、そこには民家しかない。あれ?ココって書いてあるけど、この土手の下のことかしら?
 向かいの空き地で、人の良さそうなおじさんが話をしていたので
「すみません、この辺にマキノ刃物さんがあると思うんですが、どちらに…」と言うとそのおじさん、
「あ!包丁の人ですね!ここですよ、うち。」
 おじさん、短髪でチノパン穿いて、藍染の木綿エプロンしています。民家の倉庫かと思ったトタン張りの建物の入り口には、丸みを帯びた木の板に手書きで「マキノ刃物」と書いてありました。
「あぁ、ココでしたか~。なんかこだわりのありそうなお店ですね(笑)」
「いやぁ、そんなこだわりも何も無いですよ。」
なかなか気さくなおじさんです。
 すぐにやってもらえるものなのかと思ったら、すでに4本の先約があるとのことで出来上がりは4時間後とのことでした。今日中に取りに来れる自信が無かったので、とりあえず1本をお願いして帰ってきました。
 取りに行くのは明日以降になりますが、出来上がりが楽しみ♪きっと自分で研ぐのと違って、よく切れるようになって帰ってくるよね。