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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第二十九話「鶴ヶ城開城」

2013-07-21 | テレビ番組

第二十八話「自慢の娘」はこちら

前回の視聴率はなんと16.6%と急上昇。7月期のドラマが「半沢直樹」をはじめとしてみな好調なので目立たないが、ここにきて持ち直すとは。

Ijintachitononatsuimg01 先週は法事のために官兵衛なみに寝過ごして見逃したんだけど、今週は選挙特番のために時間帯変更を知らなくてびっくり。妻に教えてもらってようやく観ることができました。日曜日のゴールデンってこれがあったんだよな。不覚。

さて、ついに敗戦へ。米を運んでいた父親が銃に倒れる。

「米を、米を運んで来たぞ」

サムライの世を、実は象徴していた米のために父親が死ぬ。砲術師範だった権八は、その専門だった銃によって命を奪われる。

「八重、お前はわしの誇りだ」

というセリフには「はじまりのみち」同様に泣かせられた。「異人たちとの夏」のとき、このセリフを言ったのは秋吉久美子でしたが。親にこう言ってほしくて、世の子どもたちはがんばるんですものね。

容保は、敗戦の責を一身に背負って命を捨てようとする。だが、八重の「会津が逆賊でなかったことは、お殿様しか釈明できない」との主張に家臣たちは容保に生きてくれと……

ここは、のちの展開を考えるとうまくしのいだ感じ。これだけ多くの部下を死なせ、藩を木っ端微塵にした藩主が、しかし明治の世で生きながらえたことを、容保自身も苦しんだはずなので、ヒロインの大芝居がないと苦しいところだったろう。綾野剛の涙ほとばしりの熱演もよかった。

そして、これまで意識して存在を消してきたかのようだった尚之助が、八重を救うためにあることをする。ここはすばらしい。彼らのことを(これも仕方がないとはいえ)夫婦として描くことを慎重に避けてきたので、こう来たか、と納得。次回以降も楽しみだなあ。

前半戦最後の回。ドラマとしてたいそう面白かった。でも時間帯変更があったから視聴率はそう伸びないのでは……あ、これもオレだけか。16%は確保すると読みました。

第三十話「再起への道」につづく

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八重の桜~第二十八話「自慢の娘」

2013-07-21 | テレビ番組

Yuriimg01 第二十七話「包囲網を突破せよ」はこちら

先週の日曜は母方の祖母の七回忌。叔父が大盤振る舞いしたカナディアンウィスキーを飲みきり、うちに戻ってちょっと横になると……もう11時すぎてました。

こうなったら八重の桜マラソンを完走するには再放送に頼るしかない。でもその日は港座上映会で……スマホのワンセグでなんとか。ほんとにレコーダー買わないとダメですわ。でも、リアルタイムで見るって意地があるからここまで気合いが入っているとも言えるわけで……そうです。言い訳です。

さて、今回は八重の技術屋としての側面が強調された回。鶴ヶ城のなかにいれば、大砲とはすなわち得体の知れない災厄のように思える。しかし八重は信管などの理屈を説くことで、まわりの女性たちの恐怖を取りのぞいてみせる。しかしそれは両刃の剣でもあった。ここは、納得できます。先週の芦名星につづいて白羽ゆり(この人も福島出身だったのか!)もその犠牲に。ああ、いい女が次々に消えていく。

おそらく八重という人は、なにごとかに徹底的に集中し、理として納得しないと一歩も進めない女性だったのだと思う。新島八重となってから、茶道にこだわったのもその性格があったからでは?

今回のメインは佐川官兵衛。会津藩の主戦派筆頭。状況を打破するために米沢藩と連絡をとることを命ぜられる。かなり危険な任務なので、松平容保がみずから杯をとらせて……寝ちゃいました官兵衛。これ、実話らしいのが笑えます。しかも翌朝は寝過ごしてしまい、明るくなってから脱出を図る羽目になり、予想通り官軍に見つかって惨敗。どうなの官兵衛(笑)

前回の彼岸獅子にしても、まだ戦争ではなくていくさ、牧歌的なものが生き残っていたということかな。ま、寝過ごしてしまった官兵衛を、わたしは今回笑ってはいけないわけですが(T_T)

前回の視聴率は12.9%とやはり下降。しかしなんとなんと今回は……

第二十九話「鶴ヶ城開城」につづく

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