マツコ・デラックスの人気がおとろえない。というか“人気の出始め”すら意識しないままに、芸能界において確固たる地位を築いているみたい。
それはレギュラーである「ホンマでっか!?TV」(フジ)を見ればよくわかる。さんまやブラマヨなどの盛大なつっこみ合戦は確かにすばらしいが、それ以前に視聴者の心をつかむのは
「あのマツコ・デラックスが笑っている」
という事実の方だ。ああ、マツコが笑うぐらい面白いことがいま話されたのだ、と視聴者のスイッチを押す感じ。要するに大御所の役回りである。
もちろんこれだけ大忙しなのは、大きなプロダクションに所属しているわけではないので、いわゆる文化人クラスのギャラしか発生しないこともあるだろう。くわえてフリークスなルックスなのに、妙にキュートなキャラであることも影響しているはず。
でも、やはり彼のトークはいま誰よりも面白いわけで、特に吉本系の(先輩後輩のヒエラルキーがはっきりしている)体育会的お約束トークになれた耳に新鮮じゃないですか。
しかも彼は政治的発言も平気でかます。もちろん性的マイノリティである背景も影響しているのは確かだが、しかしそれ以上に近年ではまれな、「面白いリベラル」なのである。面白いタレントやリベラルの論客は数多く(いやそうでもないか)いるが、その両方を兼ね備えている人はめったにいない。
それに、みんな忘れがちだけれども、彼は「コラムニスト」なのだ。どんな文章を書いているのかしら……と興味津々で読んでみました、ベストセラー「世迷いごと」(双葉文庫)。いやはやこれが確かに笑えるのである。
○そこへいくと、やっぱり福原愛よね。愛ちゃんって、エロいよねえ。実にエロい顔してる。何しろ、北京五輪の選手村でテニスの錦織圭とデキちゃうようなオンナよ。これ、修学旅行の宿でやっちゃうようなもの。このニュースを聞いたとき、アタシ「ついにきたな、愛ちゃん」って思ったのよ。
○ひょっとすると、日本中のセックスのすべてを牛耳っているのは高岡早紀かもしれないわね。なんたって、布袋に獅童に海老蔵……と並べてみると、あっちの方も強そうな男ばかりじゃない。このラインナップが裸で並んでいる絵を想像してみてよ。トラ(寅泰)、シシ、エビよ。これ、アニマルプレイよ。
……わははは。次号につづきますっ。
世迷いごと (双葉文庫) 価格:¥ 620(税込) 発売日:2012-04-12 |