事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

わたしの2011読者篇~Runaway

2012-02-03 | 読者レス特集

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YouTube: Runaway - The Corrs (with lyrics)

「走り屋たち」はこちら

フェイントも無く、3.11の大震災、これにつきます。生涯はじめてボランティアをしたくらいですから。組合のは日程的に無理だったので、日帰りのを選択。

土曜日、毎週のように山形から石巻等へ各種団体のボランティアバスが運行されていたので、十数回参加。まぁ、猫の手くらいにはなったと思っています。

防塵マスクだのスチール入り靴の中敷きだの耐油手袋だのワークマンだのダブルストーンだの…妙に詳しくなりました(笑)

高校生や中学生の参加者もいて、胸があつくなりました。そして、とても申し訳なくなりました…自分たちは、なんて未来をこの子達に与えてしまったのだろう、と。

多かれ少なかれ、すべての大人は責任があると思います。

原発が廃炉になるまで40年だの、放射能があと100年は残るだの聞くと、はたして自分が生きているうちにその安全宣言は聞けるのか?!以前にもまして、新聞の訃報欄の年齢チェックする自分がいます…

当たり前のように、定期的に職場に放射能測定が入り、スーパーチラシに放射能測定器が載る時代なんて、一年前、ほとんどの人は考えもしなかった事ですよね

野菜や魚等を買うとき、国産でないほうが安心するなんて!!!哀しい事です… 

今年印象に残ったことは、学校でたった一人のための入学式を実施したことです。4月の中旬に区域外就学でうちの学校にやってきた1年生は卒園式も入学式もやっていないということでした。

そのことを職員室で言ったらすぐに「そしたらやんなねべした。」ということになり、ひとりのための入学式を実施することになりました。みんなちょっと感動してしまった出来事でした。

……大人の責任、ってことを痛切に感じさせられた一年。わたしたちは次の世代にあたたかい環境を残すことに失敗した世代だ。そのことは忘れないようにしよう。

そして少なくとも、これ以上ひどくならないようにするのは「義務」という以前に「常識」の問題だ。2011年は、その常識を突きつけられた年。

本日の一曲は、「ザ・コミットメンツ」はどれだけスターを生み出したのかザ・コアーズ「Runaway」。わたしたちは、あらゆる意味で2011年から逃げられない。

次回は一転して「城マニア」

コメント
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