事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

雪国の作法PART5~No Regrets

2012-02-22 | 日記・エッセイ・コラム

</object>
YouTube: Phoebe Snow-No Regrets

PART4はこちら

私もロクに除雪作業をしたことがありません。除雪車が来る道まで、じょうぐち(漢字不明)が100mほどあるので除雪機ではらわないと意味無くて、危ないから手伝わされたこともないのです。

なのでウチにはスノーダンプなんてものはありません。一軒家だからどこに雪ふっとばしても文句言われないし。街中の人は除雪でモメるそうですね。

……じょうぐち。

うーん、常口?定口?オレも初耳だわこりゃ。

しかしそうだよね、除雪の問題は雪をどこに持って行くかってことでもある。この読者のウチのように、どこに吹っ飛ばしても文句を言われないほどの状況は一見うらやましい。市街地では雪をどう始末するかで騒動になっているのも確か。一定の水量がある川があるとだいぶ助かるんだが。

でも、除雪の面積が広いのはしんどさに比例してるのも確かだからなあ。ちなみに、雪を“はらう”という言い方も庄内ではしません。

「雪(ゆぎ)?それはよ、ウヂの隣がまだ売れでもんださげ(うちの隣の敷地がまだ売れてないもんだから)、みんなそごさ持ていぐなよー(みんなそこに持って行くんだ)」

新興住宅地に家を買ったウチの技能士はそう言い放つ。

「いいわけ?」

「いーじゃん」

いいんだろうか。

わたしがいつもびっくりするのは、山形に行く途中の戸沢村の光景だ。ダンプカーが国道沿いの某所にドカドカ雪を持ってきて、それを待ちかまえていたブルドーザーが整地。完璧に埋め立てなのである。一年限りの。

そのスマートなシステムにつくづく思う。これ、産業だよなと。しまった、今回は除雪機の話になんなかった。以下次号

本日の一曲はSNOWつながりでフィービー・スノウ「No Regrets」。彼女が脳障害をもった娘を育て、そして看取ったことも知らず、彼女自身が去年亡くなったことも知らず、ましてやあの松本ドラゴン元大臣が辞任会見で彼女にふれていた(スティーブン・ビショップの曲に関して)ことも知らなかった。色んな意味で合掌。ほんと、哀しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする