PART6「きねしゅん」はこちら。
さあ今回は作品の評価よりもわたしの好きな興行成績の結果発表。
第1位 「アバター」(FOX)155.9億円
第2位 「アリス・イン・ワンダーランド」(ディズニー)118.0億円
第3位 「トイ・ストーリー3」(ディズニー)108.0億円
第4位 「借りぐらしのアリエッティ」(東宝)92.5億円
第5位 「The Last Message海猿」(東宝)80.2億円
第6位 「踊る大捜査線THE MOVIE3」(東宝)73.1億円
第7位 「カールじいさんの空飛ぶ家」(ディズニー)50.0億円
第8位 「ONE PIECE FILM Strong World」(東映)48.0億円
第9位 「バイオハザードIV アフターライフ」(ソニー)47.0億円
第10位 「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」(東宝)41.6億円
……前号のキネ旬ベストテンとみごとに一本もかぶってません。まあ、それでもわたしの好きな「トイ・ストーリー3」と「カールじいさん」のピクサーコンビがいるので満足。それにしても、トイ・ストーリーがベストテンに入らないってのは納得できないなあ。
2010年の興行の特徴は子どもでも指摘できる。3Dだ。トップテンのうち6本が3D。もちろん、300円ほど入場料が高かったりする影響はあるだろう。でも、久しぶりに映画館が“見せ物小屋”と化したイベント性も大きかったはず。おかげで、本気で興行を続けるつもりかと疑問に思っていたイオンシネマ三川まで3D対応。1スクリーンだけってのが泣けるけれど。
かくして、大枚をはたいて3Dで勝負をかけたジェームズ・キャメロンの大バクチが成功したわけだ。わたしはリスクが大きすぎると思っていたけど、なんともすごいギャンブラーなり。
問題は、3Dが“普通のこと”になった今年がどうなるかだろうか。夏は「パイレーツ・オブ・カリビアン」とハリポタの新作があるので、大崩れはしないだろうが……
次回は最終回「予告編ざんす」