事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

年度末年度始 8日目「おみやげ」

2008-05-17 | 学校事務職員

Yukitubaki 7日目「通勤届」はこちら。

 話は年度末に行われる“引き継ぎ”に移行してくる。業界外の読者に説明しておくと、内示が行われたあと、先に言った方が勝ちだとばかりに校長たちは「うちの打ち合わせは○○日の10時にやるから!」と電話をかけまくっているのだ。奇習、ですかね。

わたしは、転出書類作成を、内示後一番の仕事にしているし、転入者が持ってきた書類も、次の日にはそれぞれの文書ファイルに綴じてしまう、いわば優等生の事務職員を演じています。
でも、思い出してみると前は決してそうではなかったはず。思うに、「転入者打ち合わせ」というのを、どこの学校でもやるようになってからかも知れません。
そう、昔は(昭和の時代です)先生方は4月1日になって初めて赴任先の学校に行っていたし、引継ぎの必要な職員だけが(事務職員とか)3月に出かけていたのでした。転出書類も4月1日までに届くように郵送していました。それが、今ではお土産と称して、転入者打ち合わせの日に転出書類を持っていくことが当たり前になってしまいましたね。そのために、時間外手当を貰ってまで転出書類作成の仕事をしている状況です。事務職員として本当はどうあるべきなのか、考えてみることもいいかも知れませんね。
4/5 0:11

実は、教員の方だっておかしいと思っているのだ。

このような、年度末の転入者の集まる会(?)が必要かどうか。下記の理由で私は不必要だと思うのですが。
○転勤の場合、年度末の25日~28日あたり結構忙しい。
○分掌の希望等は、TELやFAX、メールで十分対応できる。
○集まる会(?)の中身は、せいぜい校長の挨拶、運営計画、年間計画等のプレゼント、校舎案内、分掌等の希望の聴取であり、分掌等の希望以外は、別にこの日にやらなくても、4月1日で十分。
○ちゃんと出張扱いになって、かつ旅費も出ているか、疑問。(ほとんどの場合、うやむやのまま移動していると思われるが、どうか?)
3/26 5:24

……この、旅費の部分でわたしは教育事務所とケンカになってしまったのだ。以下次号「奇習」につづきます。

画像は日曜日のテレ朝「旅の香り」で紹介された「雪椿」。翌日は小松屋全支店で売り切れたとか。さすがマスコミの威力。
雪椿の原料である女鶴という餅米を復活させたのはわたしの祖父の弟。おかげでわたしのウチの生け垣(だけ)が全国ネットに。自宅から数メートルのところに田中麗奈が来てたとは……ついでにPR。この女鶴(めづる)って餅米で炊いたお赤飯はうまいぞー。

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年度末年度始 7日目「通勤届」

2008-05-17 | 学校事務職員

6日目「マッピング」はこちら。

 部報海賊版でおなじみの、ミヤギの読者は山形のシステムがよくわからないみたいだ。緊急に紹介しよう。

>>「ネットでマッピングしたデータを添付しておくのはいいとして、」
>これっていまいちイメージがわかないんですが?

>>「通勤経路の地図も「別紙経路のとおり」って形は使えないのかな。マップに直接赤い線(実際の経路)や青い線(最短の経路)を描きこんで。」

>宮城も赤い線と青い線の使い分けは定義も同じです。
本庁・教育事務所・高校などでは、実際に作図させているようですが、県内の小中学校はほとんどが市販の地図をコピーして、赤い線・青い線を書き込んで添付しています。
一時、コピーは不可になりそうな雰囲気があったのですが、話は立ち消えになりました。
宮城の場合、県費(給与・旅費)の監査は、20~30校に1校の割合で当たるのですが、直接的にコピーは駄目という指摘を受けていないのです。
ただ、県教委は「著作権」の担当部署もあり、そこらへんからコピーの問題性を提起されそうになったことがあるのです。
ですから宮城の小中学校は、著作権を楯にされてしまえば手書き作図になってしまうのです。
地図の場合は、地図そのもののコピーを禁止している市販品もあるようですし、ネット上のものであれば見ている人が著作権のあるものをプリントアウトして第三者に提供することを著作権法が禁止しているケースもあるようです。
4/4 5:00

……おー参考になる。著作権がネックになってるってのは使える理屈かも。

山形の場合は、知事部局もふくめて通勤手当の返納が相次いだため、監査員がネットで検索したデータを監査会場にもってくるようになったのである(逆に、そのシステムがあるからこそ監査で細かく見るようになったのかも)。だから念のためにマッピングした結果を通勤届に添付する、という指導になっている。でも、公的書類にゼンリンの地図のコピーを著作権もへったくれもなく添付するって、こりゃ変な話だし、それはネットでも同様のことだよね。なるほど、なるほど。それにしても、県教委に著作権の部署があるとは、さーすが情報公開先進県。

次回8日目は「おみやげ
画像は「人志松本のすべらない話」。田村裕をいちやく大金持ちにしためでたい番組。わたしは“関西の親子関係”を味わうコンテンツだと思っている。これだけの濃さは東北では考えられない。絶対にすべらないのは、実は宮川大輔だけだが。

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年度末年度始 6日目「マッピング」

2008-05-17 | 学校事務職員

Pocketmusic 5日目「書類の転出」はこちら。

Mail03f_2 3月中に早々と異動書類を送付するワケとは…
自分の手元からサッサと新しい所属にやってしまいたい
(転出者にかかわる仕事を片付けてしまいたい)
そして、会計監査や残留組の仕事を落ち着いてしたいということなのかな?
でも、私の場合は今までの大先輩が急ぐから…
転入者打ち合わせのときに住所・電話番号等を聞いておけば
そして、4月に特に身辺に異動がなければ、4月1日に書類をもらってもコトは足りるのかも
3/27 9:18

……ま、気持ちはわからないではないですけどね。ただ、むかしと違って端末入力にシステムは移行したので、時間的にかなり余裕があるのは確か。そのメリットを享受しないのはいかにももったいないと思うんだが(むかしは紙媒体で処理をしたので、その月の2日ぐらいには教育事務所に給与関係報告書を送付しなければならなかった。いまは基本的に8日までに入力すればいいことになっている)。それから前号にあった通勤届の件だけど、あんなもん4月に入力するって方がどうかしている。監査でさんざん通勤距離の把握が甘いと指摘された小中学校現場なのに。

 しかしネットでチェックする方法はかなり一般化したようなので、やろうと思えば(届の距離とネットで得た距離に矛盾がないかぎり)4月入力も可能だけどね。ここでわたしが知りたいのは、ネットでマッピングしたデータを添付しておくのはいいとして、通勤経路の地図も「別紙経路のとおり」って形は使えないのかな。マップに直接赤い線(実際の経路)や青い線(最短の経路)を描きこんで。このあたり、だれかチャレンジしてください。わたしは次号で申し上げる次第で教育事務所とケンカしているので無理です(^o^)。

てことで7日目「通勤届」につづきます。
画像は、なんと山下達郎が懐かしの88シリーズで作成した「ポケット・ミュージック」。わたしは彼の最高傑作だと思う。特にタイトルチューン! 

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年度末年度始 5日目「書類の転出」

2008-05-17 | 学校事務職員

Indycrystalskullposterlg_m 4日目「転出書類」はこちら。

Mail03f 顔合わせに行った学校から、「着任届や居住届、自家用車公用使用届、通勤届」がセットになった書類を持たせられて帰ってきた職員。
必ずと言っていいほど、書き方教えてくださいってやってくる。
あのさ、こっちは、会計決算やら、その他事務やらでと~~っても忙しいいんだから、聞いてくるな、って正直思う。
上記の書類だって、別に4月1日にその学校で渡して、書いてもらってなんら問題ないと思うんだけどな~。だから、少なくとも、通勤届に関しては、4月1日に新しく来た人たちに渡します。そう思っているのは自分だけでしょうか。
3/28 0:02

Mail04c 3/25にはいただいた異動書類のチェック、結局ちゃんとしたのは3/31だったことを告白します。でも数が多いトコなんて十数人分もあれば来た分からしたい、ってこともあるかもねえ。4月に入ると連日会議で4/1に異動書類を落ち着いてみるのは実際無理かも。
出勤簿は本人が4/1に持参する方が合理的だと思うけどそれも4/1の朝にはきちんとしていた方が確かに気持ちはすがすがしいしどこまでしたいか、かなあ。
4/1 22:36

……まず転出書類の“転出”時期から考えましょう。ここで考えなければならないのは、“事務職員自身が異動する場合”でしょうか。自校の職員が転出する先の事務職員が異動する場合も含めて、早めにやっておきたい、後任に迷惑はかけられない、という善なる考えが背景にあるんだと思います。

 しかしここは微妙でしょう。学級数が確定するのは3月31日。それまではフラとよばれる期限付候補が、はたしてほんとうに採用されるのか不安なまま電話を待っている。つまり本当に転出先が決定するのって3月末日なのだ。極端な例を持ち出すようだけれど、だから内示翌日あたりにその職員のプライベートな資料を送るのは、建前から言って無謀な作業ではないだろうか。

 それに出勤簿の問題もある。レスにもあるように、どう考えても3月中に転出先に送るメリットは『気持ちがすがすがしい』だけ。そんなに堅苦しく考えなくても、と突っこまれるかな。でも原理原則を無視した“親切合戦”が現状を生んでいるのではないでしょうか。反論ありそうだなあ(*^_^*)。

6日目からは通勤手当問題に。題して「マッピング
画像はインディ・ジョーンズの最新作「クリスタル・スカルの王国」。近ごろ映画館ではジョージ・ルーカススティーブン・スピルバーグの日本向け大サービス予告編が流れている。これが爆笑。あんたらはいとし・こいしか。

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