事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ハイドアンドシーク ~ 暗闇のかくれんぼ

2008-04-11 | 洋画

Hideandseek まだまだ2005年ネタはつづく……

 息子の練習試合のために空港近くのテニスコートへ。立派な親なら最後まで観戦するところだろうが、不良映画ファンである父親はとっとと映画館へ走る。時間が合うのはいつもなら絶対に観ないであろうタイプのホラー「ハイドアンドシーク~暗闇のかくれんぼ」。

 帰りに息子たち中学生を四人乗せる。
「どうだった?ハイドアンドシーク。」助手席の息子がいきなりきいてくる。
「うーんどう話してもネタバレになっちゃうからなあ」
「どうせぼくたち観れないんだよ。」
「あ、そうか。PG-12だしな」でもお前13才じゃないか。
それじゃあ、と最初からストーリーをベラベラと。後部座席に座ったやんちゃ野郎どもも静かになってしまう。
「なんか……」
「怖いか?」
「いやーな話だねぇ」
まったくである(笑)。こういうオチだと嫌だなあと思うとおりの展開。後半のたたみかけには(特に洞窟のシーン)ドキドキさせられるのだが、その後半のために種をまいている前半がまどろっこしすぎる。

 キャストはわたし好み。奥さんの役の女優は、どこかで見たおばさんだなあと思ったらなんとエイミー・アーヴィング。「フューリー」や「コンペティション」ではあんなに可憐な少女だったのに、スピルバーグとの離婚とかですっかり(T_T)。他にもエリザベス・シュー(かなりいやらしく撮っていて笑える)やファムケ・ヤンセンなど、近頃いいなあと思っていた女優をそろえてくれているのに、どうしてこう弾まないのか。

Es029  これって、子役のダコタ・ファニングがうますぎるからじゃないだろうか。現代最高の男優であるロバート・デニーロを相手に全然負けていないのはたいしたものだが、それにしたってあの邪悪な表情は観客をたじろがせるほど。まあ、それがラストにつながるんだから計算どおりか。タイトルをよーく読むとネタはバレバレなんですけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする