やっとアメジストセージが霜枯れしました。
あちこちでセージの刈り込みをした、という話を聞きつつ、
猫額庭では、アメジストセージが枯れてから・・・と毎年決めていたので
年末押し迫ってもこのまま、年を越すのかなあなんて思っていました。
昨年は12月16日だったから、随分今年は遅れたものです。
何個かこぼれ種で芽を出しました。
6種類のセージも根元からばっさり。
小さな芽に陽も当たる。
ガウラの葉、みずみずしい。
アメジストセージの新芽、冬の間に枯れてしまう。
チェリーセージの根元でこっそり万両が育っていました。
イチゲ、今年は場所を変えたので花をつけてくれるかなあ。
枯れ葉も片付けないと、冬の庭仕事は終わりそうにありません。
休みの日は、朝ドラからの受けつながりで「あさいち」を観る生活。(ささやかな幸せ)
そこで紹介されていたプリン状石けん。
ぬるま湯に粉石けんを混ぜ溶かしプリン状にしたもの。
油汚れや泥汚れをよく落とします。
あら、それなら手作り石けんでもできるかも、と廃油石けんでやってみました。
そういえば、スポンジや雑巾にこすりつけるよりも楽かも。
特に大掃除中はずっと大活躍するので、溶けていて大正解でした。
プリン状というよりも、濃い蜂蜜状かな。
洗浄力には違いは無いみたいです。
ゲル状なので汚れにたまりパック効果できれいになります。
容器を二つ用意したのは、あまりにも各所が汚れているのであっという間に使い切ってしまうため、
予備として交互にお湯を入れて待機させています。
ここまで書くと掃除好きの綺麗好きに思えますが、真逆の人間です。
熱しやすく冷めやすい飽きっぽい私ですが、
今年の年末は、このプリン石鹸を味方に台所を中心に頑張ります。(予定です。)
余裕があったら、また廃油石鹸も作ろうかな。
「あさいち」では他にもセスキ水やクエン酸水も紹介されていました。
興味のある方はどうぞ。(HPの12月18日版に詳細)
様々な専用洗剤を使わず、何カ所にも使い分けるのがスーパー主婦の知恵なんだなあ。
お飾り
メリークリスマス
我が家ではクリスマスらしい飾りはキャンドルアレンジのみ(by宿り木)
あ、くす玉もそうでした。
青の色も素敵でしょ。
最初は、野葡萄が宝石のようにきらめいていたのですが、
今はすっかり黒く渋くなりました。
まわりのグリーンはこのまま褪せさせる、でいいのかな。
さて、今年はクリスマスよりお飾り!!
玄関用
本当はこちらに飾ります。
真打ちはこちら
青々した緑の美しいこと!!
どこに飾るかはまだ未定です。
お正月飾りはフレッシュ素材が素敵・・・と思った今年の「宿り木」納めでした。
昨日も5個、今日も5個、
(なぜ二日続けて行ったのか、そこには情けなくも心温まるエピソードが・・・)
「宿り木」のある病院の駐車場でシダーローズを拾いました。
ちびっこばかりでしたが、これが今年の拾い納め。
大きな大きな樹からもらうプレゼント。
「宿り木」とともに癒し効果は抜群でした。
一年で最も昼が短く、夜が長くなる日。
昔は冬至を一年の始まりとしたことも。
この日を境に再び日が延びていくことから「一陽来復」ともいいます。
「乃東生」なつかれくさしょうず
冬空のもと、夏枯草とも呼ばれる乃東(うつぼ草)が芽吹くころ。
24節気72候暮らしカレンダーより
昨日の朝、今年の冬初めて車の窓ガラスが凍りました。
職場の屋上から東を見た風景(のどかでしょう。)
朝は雲一つなかったのですが、昼前にちょうど雲がかかってしまいました。
富士山、分かりますか?
自宅の横浜市北部からも、てっぺんが少しだけ見えます。
先週の金曜日、職場の窓から撮ったもの。
4時15分頃。普段は、この時間まで仕事しません。
これからだんだんと、富士山寄り、北寄りに日が沈んでいくのでしょうね。
日が延びていくのは嬉しい限りです。
くす玉
宿り木の素敵空間だと、まわりの緑や作品の中でもっと重厚な存在感あったんですけどね・・・。
最初は、猫娘達の標的にならないよう、リビングのど真ん中に吊していたのですが、
次女が帰るなり、「これなあに?」と突然紐を引っ張るという暴挙に・・・。
確かにくす玉という名前ですが、パカッとはもちろん割れないし、いきなり引っ張ります??
壊れなくてよかった。
避難、避難。個室に避難。
リースとは又違って、ころんとした球形に一目惚れしました。
くす玉というネーミングもかわいいですね。
猫娘がいる関係で、こまごまとしたもの、食べると危険なものはリビングに置けません。
先日、直径7㎝のものを拾いました。ありがとう、ヒマラヤ杉。
猫額庭産の、アナベルもオレガノも色褪せずに綺麗です。
用がなくても個室に行って眺めることが多くなりました。
先週、姪っ子の長女・長男に会いに久しぶりに帰省しました。(又姪・又甥って呼ぶのだそうです。)
彼らにとっては、私は祖母の姉妹。大叔母にあたるらしい。
大叔母なんて、横溝正史の登場人物みたい。
可愛い姿に心から癒されました。
今回の帰省で、中学生時代の友達、社会人時代の友達、初任者時代の友達に
時間を作ってもらい会うことができました。
出不精の私にとってはとても珍しいこと。
昔話に花が咲いたり、お互いの近況を伝えあったり、時間がいくらあっても足りなかった。
高校時代の友達とも、この頃繋がるようになってきました。
いずれ大学時代の友達ともどこかで繋がってくるかもしれません。
ご縁を大切にしなくちゃ、今会えるうちに会っておかなきゃ・・・
なんて思えるのは折り返し地点にたったから?
自分のことで必死だった頃から解放されたら、
昔のことも笑って話せるという心境になるのでしょうか。
無垢な又姪・又甥が無条件に愛しいように、
未熟な自分も少し許せるようになってきたのでしょうか。
中学生時代の自分にすれ違ったら、ハイタッチしてあげよう。
車で行くか、電車で行くか。
バスに乗るか、歩くか。
この電車に乗るか、一本遅らせるか。
このバス停で降りて歩くか、職場前までバスで行くか。
この道を通るか、角を曲がって遠回りするか。
6階まで階段で上るか、エレベーターに乗るか。
職場に着くまで選んだ事。
時間と気持ちに余裕がないと選べない。
選べるということは自由なこと。
昨日、仕事帰りに小田急相模原近くの「宿り木」に寄りました。
お店に行く前に、駐車場でいつものヒマラヤ杉観察。見張りとも言う。
恒例のシダーローズ参りです。
だめ元で足元を探してみる。
剥がれた破片がバラバラと落ちているので、あるかもなあ・・・
なんて見てみると、あるではないですか!!!
シダーローズ、小さいの一個発見!
落ちてるところ、写真に撮ればよかったなあ。
狩猟民族(正しくは農耕民族?それとも野山採取民族かな)の血が騒ぎすぎた私は、
写真撮るどころではなく、その後目をらんらんと輝かせ探すことに夢中になり、
一心不乱。
全部で8個拾えました。
こんな可愛い形が、地面に落ちているだけで可愛いでしょう?
アサリを採っているときくらいは興奮しましたよ(笑)
右端のが破片。右上の獣はシータ。興味津々でどいてくれませんでした。
オダサガ地元民でもないのに拾ってごめんなさい。でもまだ落ちますよ。
番長さんが、今年は落ちるの早いかもと言ってました。
この8個は、まだ実の青い夏からひたすらじーいっと見張ってきた私へのご褒美かも、
と手前勝手な解釈。
その後、いい気分で宿り木に行ったら、
注文したキャンドルアレンジが想像通り、いや期待以上の作品で大感激。
さすが宿り木~番長さん最高~♪
またリースを買いそうだったけど、注文したときにも買ってしまったので、ここは我慢。
さらにいい気分で、オダサガを後にしたのでした。
オダサガ、秋の恵みとご褒美をありがとう!!
てくてくさんの案内で生田緑地を初めて訪れました。
家から車で20分
西口駐車場は専修大学のそば。見晴らしいいですね。
この茶色、何色っていえばいいのかな。
茶色じゃ風情がない。色の名前覚えたいなあ。
わくわくするような小道・急な階段
白川郷の合掌造りだけでなく日本各地から古民家を集めてきているそうです。
メタセコイヤの林に着きました。
でもいいなあ。芽ぶきのころにもう一度来よう。
きっと青緑っぽい気がする。それとも黄緑なのかな。(やっぱり色名が貧弱。小学生並)
岡本太郎美術館
多才で天才です。建物自体の造りもとてもユニークで楽しめました。
創作のエネルギーに圧倒された感じでした。
今年最後の紅葉かな。
あまりにも水面が澱んでいるので、不思議な感じです。
寒天で吹き寄せにしたみたいです。
てくてくさんいわく「薄墨羊羹」・・・うまい!地元ネタです。
生田緑地には、美術館始め、プラネタリウム、古民家園、伝統工芸館(体験もできるみたい)、
東京を見わたす展望台(スカイツリーも見えるんだって)もあって、いいところでした。
そしてばら苑も。
このばら苑は、旧向ヶ丘遊園内にあるもの。
昔家族4人で来たことがあります。
娘達がその当時戦隊ものにはまっていて、たぶんガオレンジャーショーを見にきたのです。
桜がきれいでした。
その時、ばら苑の前で買ったのが、今うちのシンボルツリーとも言えるモッコウバラ。
初めて来たと思ったけど、思い出の場所だったんだ。(方向は違うけど)
そしててくてくさんは、高校時代の同級生。
当時は同じクラスにいながら接点がさほどなかったのに、
今こうして車で20分の所に住み、花のやりとりやおしゃべり。
高校時代の友ともつなげてくれた。
縁て不思議なものですね。
ありがとうございます。
銀閣寺から哲学の道を歩いて名所を巡り南禅寺まで、というのが理想のコースでしたが、
今回は時間がないので、蹴上駅近くを散策することにしました。
もともと回れないと思っていたので、下調べなし。
前日ホテルで相談して乗りかえ駅や下車駅を確認。
あれ、このトンネル見たことがある。姉の最近の京都ブログで。
でもここが、姉が書いていた「ねじれまんぽ」とは、この時まだ気がついていない私でした。
【南禅寺】
三門
京都ではいろいろな庭でこの絵のような場面にたくさん出会いました。
美しいレンガのアーチ
ここが見たかったのです。来られてよかった~。
小川の流れも京都っぽい・・・気がする。
音も澄んでいる・・・気がする。
あれ、これも最近の姉のブログにあったなあ・・・。
まだそれが南禅寺のことだったことに気がついてない。
「絶景かな絶景かな」とここで言うのは歌舞伎の石川五右衛門だって。
パソコンで見てる方は是非クリックしてみてください。
いい眺めです。
山門の上から法堂を眺めます。
あれ、ポスターの場所、分からなかったね。
というのが、三人の感想。
今年のJR東海の「そうだ 京都、行こう。」盛秋キャンペーンは、南禅寺だと思いこんでいたのです。
南禅寺の山門映ってましたから。
帰って調べてみたら、山門のすぐ傍にある天授庵からの眺めでした。
そして、9月に行ったばかりの姉も天授庵を訪れていました。(知らない場所だと、頭に入って来ないものですね。)
それに気づいたのは、途中の道で地図を見て「ねじりまんぽ」の名前を見たとき。
こちらの方面には行けると思ってなかったので、下調べが全然足りませんでした。
でも、いいんです。
また今度来るから。また紅葉の季節にも来るから。
天寿庵は、来年も再来年も百年後もそのままの姿でいるはずだから。
「苔とモダンな石畳と白砂に紅葉が映える」・・・うーん、待ってろよ。
ということで、下調べないまっさらな気持ちで最後の永観堂に向かうのでありました。
途中みなさんが立ち止まって撮影していた疎水の放水路。
秋の山から流れてくる、さわさわという音がよかったのです。
まさしく音の風景。
【永観堂】
秋はもみじの永観堂
と呼ばれるほど紅葉の寺として名高いそうです。
前日から紅葉の名所を幸運にも次々と訪れていると、
「紅葉が上書きされるね」・・・Sさんの名言。
確かに。
上書きされるんです。
そんじょそこらの紅葉じゃ驚かないぞ、くらいの紅葉麻痺もしちゃってるし。贅沢。
そういう意味では、もみじの永観堂が最後で、すばらしく上書きされました。
ここからは選びきれない写真オンパレードです。
境内を回りながら景色を楽しみます。
この後、阿弥陀堂で、ご本尊の「みかえり阿弥陀」様をお参りしました。
見返ることの味わい深い教えを記したものがあったのですが、撮影できず、もちろん記憶もできず。
今回紅葉がメイン過ぎて、仏像をゆっくり拝む時間がありませんでしたが、
阿弥陀如来さまが、遅れた者を優しくふりかえり見つめているお姿を、
ここでゆっくりと拝むことができました。
Oさん、こんどの京都旅は仏像を巡る旅というのもいいですね。
有名な放生池から多宝塔を仰ぎ見る紅葉のショットでございます。
いいえ、イチョウです。
その上に赤い紅葉が散るというなんともあでやかな・・・
ため息。
すばらしい景色と、ありがたい阿弥陀様のお姿、
本当に本当にありがとうございました。
永観堂から南禅寺を通り、ねじりまんぽまで行く一本道
素敵です。
帰り道は2度目。
ゆっくりのんびり味わって歩きます。
向こうに見える光は、蹴上駅に通じており、また横浜まで通じる帰り道。
400枚近くに膨れ上がった写真の最後の一枚です。
「今年の紅葉」を見に行く、と言いながら
「今年の自分」を見に行く私、でもありました。
JR東海2013盛秋キャンペーン
こんな旅がこれからも続けられたらいいなあ。
健康と友と家族に感謝です。
【2日目行程】
京都駅~東福寺駅~東福寺~東福寺駅~三条駅~蹴上駅~南禅寺 永観堂~蹴上駅~
三条駅~東福寺駅~京都駅~のぞみ14:26発~新横浜
【東福寺】
息をのむ5大絶景もみじ(前出)その3
紅葉の雲海に浮かぶ通天橋 臥雲橋から眺めます。
渓谷を紅葉が埋め尽くします。
今度は通天橋から、先ほどの臥雲橋を眺めてみましょう。
坂道を上ります。
開山堂前の庭
奥の開山堂から何人もの僧侶のお経を唱える声が響いてきます。
お経大好き、お説法大好きな三人はときめきながら建物に近づきます。
(東福寺は臨済宗東福寺派の大本山の禅宗寺院です。私の場合、仏教の知識はまるでなく、お経が好きといっても意味も分からずただ唱える時の心のもち様や心が静まる感じが落ち着く、という程度です。仏教用語もわからないので、僧侶なのか、お経なのか、それでいいのかも分かりません。調べようとしましたが、難解すぎてあきらめました。感覚のみのつたないレポートでお許し下さい。)
建物の中では、色とりどりの正装?した位の高そうな僧侶?の方々が20人あまり。
大陸から伝わってきたことを彷彿とさせる、先がちょっととんがってはねあがった靴を履いています。
靴の色も何色かあって、もしかしたら位によって色が違うのかしらと周りの人もひそひそ話していました。
何回か並び方を変えながらお経?を唱える様は荘厳というしかありません。
決まった作法をそれぞれの間で全員が同じ動きをする事の美しさ。
心を、動きを、揃えることの作法の美しさ。
いったい何百年前から続けられてきたのでしょうか。
手に掛けてある美しい布を床にひいて何度か膝をついてお祈りする様子は、遠く中東の祈りを思い出させました。
普段聞き慣れている般若心経ではない、不思議な祈りの言葉。響き渡る声。
修行を積んだ僧侶の方々のされぞれの味わい深い姿。
渋い日本古来の色に染められた法衣。初めて見る不思議な履き物。
なんだかこの世のものではないような美しい世界でした。
おもわず合唱して頭を下げていました。
さすがに写真を撮ることは遠慮しました。
全てが終わると、僧侶の方々は退出し、開山堂の扉も次々と閉められていきます。
なんだかすごくありがたいお祈りにつき合わせていただいたのではないかと、三人で感激しきり。
調べてみると、毎月1・15日は 祝聖という行事。毎月2回、国家国民の安寧を祈願するのだそうです。
たまたま行った日のたまたま行った時間に、
この祝聖の行事を体験させて(といっても手を合わせただけですが)いただいて幸せです。
再び紅葉の庭へ
東福寺の紅葉の盛りは少し過ぎたようですが、散り紅葉はまさに最盛期です。
方丈庭園
東庭 北斗七星
方丈から見た通天橋
十分堪能させていただきました。
このあとの予定だった東山・祇園は昨晩行きましたので、
もう少し北に足を伸ばしてみましょう。
息をのむ絶景もみじ、まだ二カ所ありますよ。 ~その4~に続く。
京都旅行記 小休止(結構大変なの・・・)
今日、大通りの花屋の店先で見つけました。
ヒマラヤ杉の松ぼっくりじゃないですか!!
昨年カノンの庭ブログで初めて知ったヒマラヤ杉とその松ぼっくり。
杉なのに松ぼっくり?杉ぼっくり?と思ったら、ヒマラヤ杉は松科なのでやっぱり松ぼっくり、
という、ややこしや~の思いをいつもしていたのです。
バラのような優雅な形。
シダーローズ、しっくりきます。ぴったりです。
木の実のリースにさほど興味はないのですが、名前に惹かれて連れ帰ってきました。
こんなにぎっしりつまって1680円、お買い得です。
何でも価値をお金に換算してはいけませんね・・・
でも、シダーローズ単体でも売っていますが1個でも結構なお値段するんですよ。
真ん中に置いたのは、カノンの庭主さんに頂いたもの。
昨年公園で拾ったんですって。かなり大きくて立派です。
もともと狩猟民族の血が流れていると思われるワタクシ、
シダーローズをこの手で、と昨年からヒマラヤ杉ハンターになっていました。
ヒマラヤ杉は円錐形の美しい姿で30m近くまで大きくなるため、めったに見かけません。
学校や公共施設、公園などで優雅に立っていることが多いです。
見張り、いえ観察ポイント1 花屋宿り木がある病院の駐車場
パイナップル形の下の方からばらばら剥がれて落ちてきて、
最後に残った所がバラの形になるそうです。
うちから小一時間もかかる場所なので、拾いに行く気はさらさらありません。
観察ポイント2 長女の大学構内
後ろの近未来的なゴージャスな図書館より目を惹いたヒマラヤ杉(もちろん私だけでしょうけど)
遙か上のほうにたくさん実がなっているのは、この間の学祭で確認済みです。
風が吹いたら拾ってきて、と娘には頼んでいますが、
まあそんな無理なお願いきいてくれるとは期待していません。
なんで近くに生えてないかな~
嵯峨野から電車を乗り継ぎ、東山へ
清水寺に行く前に、五条坂途中にある「ゆば泉」というお店で腹ごしらえ。
姉が以前訪ねたことのあるお店です。
お腹が空きすぎて、手前の湯葉を写真撮る前に食べちゃいました。
だいだい酢、醤油、ごまだれ だったかな?
この日は昼も夜もヘルシーな食事。
湯葉料理、美味しかったです。
外に出たらもう真っ暗。
茶わん坂から登ることにしました。
この日は思ったより暖かい日でしたが、さすがに夜になると冷えてきました。
夜道が明るいことに慣れている私達には、この暗さがかえって新鮮です。
夜空を突き抜けているのは、清水寺からのサーチライト。何のためなのかは謎です。
テレビでは2時間待ちという情報もあったらしいのですが、
予想に反して20分くらい待つと入れました。
おしゃべりしているので、何だってあっという間です。
【清水寺】
仁王門
夜の紅葉
ライトアップされた木々は、その姿を水面が鏡のようにクリアに映すのです。
まるで水の中にもう一つの森が、どこまでも深く存在しているかのように錯覚させます。
ちょっと怖いくらいのしんとした透明度です。
例えれば、ラピュタの街が池の奥深くに沈んでいるのを覗き込んでいるあの場面。
水面はいっさいぶれていない。なぜなんでしょうか。
今度理科の上司に聞いてみようっと。
Sさんが闇に潜む仏像?の群れに興味を示している間に
恐がりの私達は大舞台の人混みに向かって進みます。
どれだけの人混みかというと、初詣の人出。
ぼんやりしていると人の流れで大人3人でもはぐれてしまいそうです。
清水の舞台から、カエデや桜の錦雲渓を眺める前に、まずは本堂にお参りします。
靴を脱いであがるとひんやりとした板間。
とてつもない人混みですが、しんと静か。
お寺はどこもそうですが、長い年月磨き込まれて角が擦り切れたような板間は
あたたかみがあるとともに、それでいて冷たくて、空気は静かに冷えている。
お賽銭で音を鳴らし頭を下げて手を合わせて、祈る。
いったい何年の間続けられてきたのか、何年の間続けられていくのか、
歴史の中に今生きていると感じられる瞬間。
舞台の最前列に行くには、とにかく遠慮してちゃ無理。
修学旅行の時は寄ったはず。
ここからは、清水の舞台の絶景を眺めるため、奥の院に向かってひたすら並んで移動します。
奥の院には行かずに階段を降りる人々。いいんですか~?と余計な心配。
だんだんと舞台が見えてくるので、ここからは何十枚も写真を撮りまくりです。
だって、どこが最高のビューポイントか分からないのですもの。
ちょっと見えてきた~(興奮)
さっきまであそこにいたのね~(興奮)
そうでした。ここは「息をのむ5大絶景紅葉」(前出)その2なのでした。
下から見上げた舞台
139本のケヤキを組んだものですって。まさしく堅牢ってことばがぴったりです。
「夜の古都が幻想的に変貌する」ってガイドブックにありましたが、
ライトアップが魅せる古都の秋景色は、本当に厳かです。
それは、街に輝くクリスマスイルミネーションが色褪せてみえるほどに。
この池に映り込んだ景色は、なぜか怖くない。
明るくて賑やかな清水坂、産寧坂を抜けて二年坂へ。
途中で生麩田楽と熱々のお茶をいただきました。
坂道をおりたら、少し静かなねねの道。
そして、
またまた来ましたよ~。
【石塀小路】
夏に来たときすっかり魅せられた小路です。
懐かしいこの路地
初めて来たときから懐かしい感じがしました。
夜のしんとした感じもいいですね。
今回はトップシーズン過ぎて、あこがれの片泊まりの宿は当然のごとく予約で一杯。
なんせこの旅に本腰をいれたのは一ヶ月前ですから。
おかみさんに「この時期京都を上向いて歩いている人は、紅葉を見てるか宿を探している人どすえ。」とあきれられました。
大阪か滋賀だったらとれまっせ、と言われ愕然としましたが、
Sさんの驚異的な頑張りで京都駅前のホテルがとれました。ありがとう!!
はいはい、ここで左折して石の門の所に行くんでしょ、と思うでしょ。
ところが、ここからは晩秋の京都マジックがあったわけです。
このレンガの壁の切れ目に入り口が・・・。
圓徳院の境内らしく、院内を巡る観光客が見えるのに入口がない。
おまけにいろいろな小さなお店が軒を並べている。
薄暗い中、頭上に圓徳院の渡り廊下。
くねくねと曲がって、出たところはねねの道。
まるで異次元の世界に迷い込んだみたい。宮沢賢治の世界。(かな?)
帰ってから、調べてみたらここは【ねねの小径】
「京・洛市「ねね」は、ねね様ゆかりの圓徳院境内にあり、清水寺から祇園円山公園まで東山の歴史と文化の道を南北に石畳で結ぶ「ねねの道」から、土塀をくぐって、ねねの小径(こみち)の「あられこぼし」の路地を回遊しながらショッピングと散策を楽しめる市民と観光客の皆さまのためのホットな文化ゾーンです。」京・洛市 ねね 門前会
「あられこぼし」というのは、敷石の敷き方のようです。
「ねねの小径」はっけーーん!!!
私の持っているガイドブックの地図には載っていませんでした。
もう一度ねねの道に出て、圓徳院の山門発見。やっと入ることができました。
【圓徳院】
秀吉の妻、北政所ねね終焉の地
南庭 ここは以前泊まった寿栄屋の二階から望めた庭
タイムスリップしてたみたい。
また、会えたね。石の門。
本当は、東山・祇園は2日目の予定だったのです。
ライトアップ見るつもりでやってきたら、なんとなく回ってしまいました。
花見小路をぶらぶら散歩
このシーズンは観光バスとタクシーで道は動かないと聞いていたので、移動は電車のみ。
翌日は、朝一番の東福寺からスタートです。
東山・祇園を1日目に終わらせたので、実は個人的に行きたかったところに行けることになりました。
その3に続く
11月30日、12月1日の土日を利用して、今年2度目の京都です。
前回は6月の新緑の季節。
あちこちで「秋だとさぞかし・・・」と見事な青モミジを見て思ったものです。
紅葉最盛期に訪れることのできた感動を、400枚弱に膨れ上がった写真を選びながら
冷静に伝えることができるかどうか・・・。
【1日目行程】 ( )は通り抜け、もしくはちら見
7:02新横浜発 のぞみ 9:01京都着
嵯峨嵐山駅~渡月橋 天龍寺 (宝厳院) 野宮神社 竹林の道 常寂光寺 (落柿舎)
MOMI KAFE (二尊院) 祇王寺 (清涼寺)~嵯峨嵐山駅~京都駅~
~東福寺駅~清水五条駅~五条坂 ゆば泉 茶わん坂 清水寺 清水坂 産寧坂 二年坂
ねねの道 石塀小路 圓徳院 (八坂神社) 四条通り 花見小路~祇園四条駅~
~東福寺駅~京都駅~新都ホテル
【渡月橋】
背景が紅葉の錦まとう嵐山です。
亀山上皇が大堰川(桂川)に架かる橋の上に浮かぶ月を見て
「月の渡るに似たる」と詠んだことから渡月橋と呼ばれるようになったそうです。
私のこの秋の超愛読書「まっぷるマガジン京都素敵な秋」で紹介されていた
「息をのむ5大絶景もみじ」その1です。
お手本の撮影ポイントは、対岸からのようですね。
【天龍寺】
この京都旅行で最初に撮った紅葉
何事も最初の感動は大事。
曹源池庭園
座敷の奥に垣間見える庭は、夏は緑だったよ。
今は、真っ赤な秋のようです。正面の紅葉はもう散ったようですね。
春の楽しみ発見です。
【野宮神社】
黒木の鳥居
日本最古の鳥居の様式だそうです。
竹林と苔庭のこじんまりしたこの空間、好きです。
夏と変わらないところがまたいいのかもしれない。
夏の姉妹ドストライクポイントも紅葉に彩られていました。
うれしすぎます。後ろ姿は知らない方。この時期、人がいない風景はまずありません。
山門で、Oさんと写真のとりあいっこ
京都市内も一望できます。
思わず撮ってしまった、秋のかわいい彩り。
神社仏閣と紅葉、とか立派な紅葉とかは、大勢の人のシャッターポイントで
どこでも順番待ちなのですが、
自分だけの目線の感動ポイントを見つけると嬉しいものですね。
歴史ある建造物と石畳と木々のコラボ
ため息がでるような美しさ
秋の光にきらめく紅葉の美しさに圧倒されっぱなしのこの旅でしたが、
あちこちで散り紅葉にも心奪われました。
【MOMI CAFE】
お昼は人気のこの場所で。ちゃんと予約して行きましたよ。
聞いてしまったような気がする・・生麩の揚げ物
窓から見える秋空と庭の風景
今度来たときは、どんな風景が見えるかな。
看板の後ろは、
【二尊院】
通りがかりに覗かせていただきました。
総門の奥へと続く参道は「紅葉の馬場」って称されるんですって。
【祇王寺】
前回の京都旅で一番好きになった場所
一緒に行ったSさんも、学生時代に行った場所で一番好きだったって。
Oさんのご主人が作ってくださったヤマモミジの盆栽は、ここ祇王寺とリンクしている。
何がそんなに乙女心?を惹きつけるのか・・・
午後の光が厳かに祇王寺に集まっている。
乙女心には白拍子の悲恋が伝染するのでしょうか。
ひっそりとした草庵は、いつも静かに佇んでいるような気がするのです。
光が高い位置で止まってしまった。
散った花びらで咲いたことが分かるという二本の桜の木を
今回も見つけられませんでした。
これは、春も来なさいということでしょうか。
駅に向かう大通りでひときわ人目を引く紅葉の木
渋滞した道路の脇でたくさんの人がカメラを向けていました。
毎年毎年この木の下には人が集まるのでしょう。
いったい何時代から?
何気ない場所からも歴史を感じさせる街ですね。
夜は東山のライトアップ編 ~その2~に続く