出発は北鎌倉駅。
地元に住む、次女の高校のママ友Yさんに案内していただきました。
観光地巡りとは一味違う、こだわりの鎌倉散策、始まり始まり~
夏にiPhoneのカメラのレンズを壊してしまい、
なかなか引きのショットがとれず残念な写真が多いです。
ピンクの光が入るのもそのせいです。
【鎌倉の北の境界】
駅の線路沿いをちょっと進んだ所にあります。
このトンネルのある岩塊は、平安時代後期より鎌倉の北の境界なんだそうです。
そして円覚寺の西側境界でもあるそうです。
線路は円覚寺の境内を横切っています。
地層の様子もよく分かります。
普段生活している、何気ない道に文化財があるところが、
さすが古都です。
文化財の中で普通に暮らしている、ということですね。
『ビブリア古書堂の事件手帖』の文中では、古書堂のある北鎌倉の風景の一部として、
このトンネルが登場しているそうです。
歩けば、歴史か何かしらの文学やドラマの舞台にすぐ出会えてしまう街ですね。
【源氏山公園へ】
踏切を渡り、閑静な住宅街に入ります。
この石垣の組み方は、元寇の時に組んだ方法と同じなんですって。
路地のかたわらにある五重の石塔は
咳の神様で、「おちゃぶきさま」と呼ばれているそうです。
咳が治ると、お茶をお供えするんですって。なんだかいいなあ。
素敵な路地が続きます。
こんなところが通学路・生活道路だなんてうらやましい限り。
素敵ですねえ。
曲がり角に来るたびわくわくします。
途中でお参りしたり、
木にもたれて考え事したり、
よその閑静なお庭を眺めたり、
季節の花を愛でたりするんだろうなあ。
ここには写りこんでいませんが、あちこちにホトトギスが咲いていました。
私がここに住む小学生なら、寄り道しすぎてなかなか駅につかないわ。
途中で一瞬、キンモクセイの香りも漂いました。
素敵、素敵~と言っているうちにどんどん山道がきつくなり・・・
ご主人様が途中まで来るまでお迎えに来て下さいました。
毎日上り下りすると、足腰鍛えられますね~。
かなり山の高いところのある
ご自宅に到着。
こだわりの生活。リスが来る素敵な庭。
裏山から、源氏山に向かいます。
裏山の散策だなんて、これまたいい所。
途中でドラマのロケで使われたレストラン見学。
所々に素敵なお店がたくさんあります。
遠くに海も見えます。鎌倉ですねえ。
源氏山公園は桜の時期も見ごたえありそうです。
少し山道を下っておしゃべりにも花が咲きます。
【銭洗弁財天】
表参道は、巨大な岩盤でできた洞窟のようなトンネル。
トンネルをぬけて
鳥居をくぐって
本宮、奥の宮。
こんこんと清水が湧く奥の宮。
金運を願ってお金を洗い清めます。
5人でここに来られたご縁に感謝して555円洗いました。
萩は少し満開を過ぎたようです。
さて、もう少し山道を下りながら、お喋りはつきません。
これは、いつでもどこででも、ですね。
【佐助稲荷神社】
山の奥の
朱塗りの鳥居をくぐり
石段を上りきると・・・
おきつね様がたくさん奉られています。
境内中にあちらにも、こちらにも。
今が盛りの
彼岸花ともとてもしっくり合っていました。
訪れる時間帯によっては
ちょっと怖く感じるのもうなずけます。
このあとは、ランチを予約してある長谷に向かってダッシュです(笑)
民芸雑貨の「もやい」を見学して、佐助トンネルをくぐり、
白玉で有名な「茶房 雲母(きらら)」の角を曲がり鎌倉駅まで戻りました。
文字道理駆け足で過ぎたので、こんどまたゆっくり訪れます。(^o^)
白玉、本当に美味しいのですって!ぜひぜひ!
今回、この鎌倉散策に来る前に
吉田秋生氏の「海街ダイアリー」という漫画をYさんから貸していただき
息子娘達経由で母である元娘達(^_^;)が回し読みをしました。
鎌倉を舞台に4姉妹が織りなす家族の物語なんですが、
人間模様はもちろん、舞台である鎌倉の街がとてもいいのです。
観光客ではなく
住んでいる人の気分になって歩けたのはYさんのおかげ。
感謝します。
メインの面掛行列はその2で。