【2日目行程】
京都駅~東福寺駅~東福寺~東福寺駅~三条駅~蹴上駅~南禅寺 永観堂~蹴上駅~
三条駅~東福寺駅~京都駅~のぞみ14:26発~新横浜
【東福寺】
息をのむ5大絶景もみじ(前出)その3
紅葉の雲海に浮かぶ通天橋 臥雲橋から眺めます。
渓谷を紅葉が埋め尽くします。
今度は通天橋から、先ほどの臥雲橋を眺めてみましょう。
坂道を上ります。
開山堂前の庭
奥の開山堂から何人もの僧侶のお経を唱える声が響いてきます。
お経大好き、お説法大好きな三人はときめきながら建物に近づきます。
(東福寺は臨済宗東福寺派の大本山の禅宗寺院です。私の場合、仏教の知識はまるでなく、お経が好きといっても意味も分からずただ唱える時の心のもち様や心が静まる感じが落ち着く、という程度です。仏教用語もわからないので、僧侶なのか、お経なのか、それでいいのかも分かりません。調べようとしましたが、難解すぎてあきらめました。感覚のみのつたないレポートでお許し下さい。)
建物の中では、色とりどりの正装?した位の高そうな僧侶?の方々が20人あまり。
大陸から伝わってきたことを彷彿とさせる、先がちょっととんがってはねあがった靴を履いています。
靴の色も何色かあって、もしかしたら位によって色が違うのかしらと周りの人もひそひそ話していました。
何回か並び方を変えながらお経?を唱える様は荘厳というしかありません。
決まった作法をそれぞれの間で全員が同じ動きをする事の美しさ。
心を、動きを、揃えることの作法の美しさ。
いったい何百年前から続けられてきたのでしょうか。
手に掛けてある美しい布を床にひいて何度か膝をついてお祈りする様子は、遠く中東の祈りを思い出させました。
普段聞き慣れている般若心経ではない、不思議な祈りの言葉。響き渡る声。
修行を積んだ僧侶の方々のされぞれの味わい深い姿。
渋い日本古来の色に染められた法衣。初めて見る不思議な履き物。
なんだかこの世のものではないような美しい世界でした。
おもわず合唱して頭を下げていました。
さすがに写真を撮ることは遠慮しました。
全てが終わると、僧侶の方々は退出し、開山堂の扉も次々と閉められていきます。
なんだかすごくありがたいお祈りにつき合わせていただいたのではないかと、三人で感激しきり。
調べてみると、毎月1・15日は 祝聖という行事。毎月2回、国家国民の安寧を祈願するのだそうです。
たまたま行った日のたまたま行った時間に、
この祝聖の行事を体験させて(といっても手を合わせただけですが)いただいて幸せです。
再び紅葉の庭へ
東福寺の紅葉の盛りは少し過ぎたようですが、散り紅葉はまさに最盛期です。
方丈庭園
東庭 北斗七星
方丈から見た通天橋
十分堪能させていただきました。
このあとの予定だった東山・祇園は昨晩行きましたので、
もう少し北に足を伸ばしてみましょう。
息をのむ絶景もみじ、まだ二カ所ありますよ。 ~その4~に続く。