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山口書店
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写真は、外観。
山口書店は北白川にある出版社で、今の社屋は創業者 山口繁太郎の居宅でした。
山口繁太郎と同郷であった棟方志功のために、新棟を改修した建物が残っています。
アクセス
市バスの上終町・瓜生学園 京都芸術大学前のバス停で下車します。
京都駅方面から来た場合、来た道を1区画戻り最初の信号のない交差点を右折します。
約20m先の右手に山口書店があります。
正面左手の赤レンガの方が旧棟、右手が新棟です。
旧棟の方も最近リノベーションされ、 2022年11月からISBN8411という喫茶として午後から営業しておられます。
通りに面したアーチ状の窓が印象的です。
新棟の方は現在社屋なので内部は非公開ですが、まいまい京都のモダン建築祭オフィシャルクラブ限定ツアー 「建築史家石川さんと、通常非公開の北白川モダン邸宅めぐり」で内部を拝見しました。
玄関を入ると廊下があり、船底天井になっています。
廊下の左手前に応接間、その奥に2階への階段、さらに奥の左手には廊下が続き、玄関正面の突き当りは食堂・台所です。
応接間や廊下は民芸建築なので、床や側面の木部は黒色、梁、柱や天井の
竿縁が太いです。
廊下を奥へと左手に進むと、また右に廊下が折れます。
折れた左手に6畳間、さらに廊下の奥の右手には浴室、隣にお手洗いがあります。
かつてはこれらの襖や扉には棟方志功の作品が入っていましたが、今はイタリアの美術館に所蔵されています。
2階に上がります。
階段を上がって右正面に6畳間があります。
天井が屋根の傾斜に合わせてやや斜めになっています。
廊下の右手手前には洋間があります。
そして廊下の左手前側に床の間のある8畳間があり、棟方志功はここで制作活動をしていたそうです。
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