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壬生寺3 特別拝観 本堂・庭園、狂言堂、節分会(壬生・島原散策10)


写真は、本堂裏の庭園

壬生狂言が終わる4/30~GWの終わりまでここ3年は特別公開が行われています。
2012年GWの特別公開の模様です。

まず本堂右脇で拝観料600円を納めます。
本堂の中央には見事な須弥檀があり、本尊の延命地蔵菩薩像(重文)、脇侍には掌善童子像と掌悪童子像がお祀りされています。
須弥檀の左には鑑真和上坐像、右には中興の祖の円覚上人像がお祀りされています。
周囲の襖絵と障壁画は、2007年に友禅画家のあだち幸氏によって作られました。

本堂の右手奥には苔の綺麗な枯山水庭園があります。

また本堂の左手奥には小さな展示室があり、長谷川等伯の列仙図屏風(重文)、消失する前の本尊の錫杖頭(重文)や壬生狂言で使用するお面などが展示してありました。

狂言堂
2017年の京の冬の旅で狂言堂(重文)の内部が公開されました。
表門を経て玄関から入ります。
内部は4間構造。
正面に客の間、その奥に面の間、右手の奥に衣裳の間、右手前に小道具の間があります。
小道具の間の手前の階段から2階へ上がります。

2階に上がると通常の能舞台のように、手前が橋がかりで奥が本舞台になっています。
さらにこちらの狂言堂に特異的なのが、飛び込みと獣台(けものだい)です。
飛び込みは橋がかりの外、下にあり、鬼などが飛び込んでそこへ消えます。
獣台は橋がかりの手前にあり、そこを登って外に出て綱わたりの芸をしたりします。

2/2~2/4 節分会厄除大法会
境内に露店が出て、非常に賑わいます。
皆さん500円で炮烙(ほうらく)を買って、奉納されます。
そしてこれらはGWの壬生狂言の炮烙割で割られます。

さて境内の中院ではお堂の扉が開き、外から十一面観音像にお参り出来ます。
やや遠いです。
阿弥陀堂では通常は地下にある阿弥陀三尊像と十二薬師の薬師如来像が、この日は1階にお祀りされています。
阿弥陀堂を越えた先の弁天堂では、御前立の弁天像のご開帳があります。

そして2/2と2/3の13:00~20:00まで1時間ごとに、正面にある本堂の右手奥の狂言堂で、狂言”節分”が行われます。
観覧無料です。

本堂も扉が開き、奥に本尊ので重文の地蔵菩薩立像にお参り出来ますが、遠くて暗いので実質見えません。




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