2015年2月6日 金曜日
この歳まで生きていると、 本当に 思いもよらない出来事に出くわします。
それが 自分の蒔いた種にしろ、 思わぬ展開に、 自分自身が驚愕してしまう事があります。
自分の未熟さや、 至らなさの結果だと、 後になっては気付きますが、 でも、 わたしの事だから、 また 繰り返すんだろうなぁー・・・。
わたしは、 恐怖の ← 敢えて 付けたい・・・。 三姉妹の 次女。
世間的には、 ダメ人間の部類に含まれるけれど、 我が家的には、 「 しっかり者 」 の立ち位置。
← 如何に 三姉妹の ダメさ加減が知れてしまう・・・・。
姉は、 とても良い方だけれど、 何事にも、 大騒ぎで、 「 手伝って。 助けて。 」 が口癖の方。
色んな事を口にして、 「 えー、 忘れちゃった。 」 も、 口癖。
わたしは、 いつも 言葉に辛辣で、 そんな姉を チクリ、 チクリと攻撃しながら、 姉の出来ない部分を、 カバーしていた。
ってか、 カバーできていたかどうかも、 今となっては 解らないし、
「 していた。 」 と言うよりも、 「 させられていた。 」 の気分の方が 強かった。
母は いつも、 姉の事を、 「 あの子は、 無理だから。 騒ぎばかりで、 ダメだから。 」 と、 わたしに言っては、
「 あなた、 相談に 乗って頂戴。 あなた、 力に なって頂戴。 」 と、 何気なく、 けれど、 度々 言った。
「 あなたは、 娘だから 当然だし。 」 と、 いつも 何気なく。
実家の近所に住む 妹の事は、 「 子供が 小さいから、 頼めないのよ。
それに あの娘は、 良いじゃん。 良いじゃん。 て 言って、 言うこと聞かないのよ。 」 が、 母の言葉。
そうなんだ。 妹の子供たちは、 わたしの子供達より、 永遠に 小さい。
いつも 何かあると、 実家の近所に住む 妹では無く、 実家の後を継ぐ 姉でもなく、 一番遠くの群馬から わたしが しゃしゃって 出かけていた。
心も、 労力も、 財布も、 「 もう、 沢山。 もう、 沢山。 」 って悲鳴をあげながら・・・。
「 お墓、 直さなければならないけれど、 お姉ちゃんに相談すると、 後を継ぐ息子に迷惑だけはかけないでって、 大騒ぎになるだけで 役に立たないから、 相談に乗って。 」
父が 階段で転んだ時は、
「 お父さんが、 階段から落ちて、 胸をうって、 様子が変で心配なんだけれど・・・。 」 と、
連日、 電話で訴えるので、 群馬から しゃしゃって 病院に連れて行ったら、 肋骨が折れていた。
後日談・・・。
近所に住む 妹が、 「 わざわざ群馬から来て、 だったら、 病院に連れて行って 言えばいい事じゃん。 言えば、 やるのに。 」
と、 わたしに怒ったけれど、 母は、 妹に相談したら、 「 平気じゃない。しか言わないんだもの。」 って、 愚痴ってた。
「 言えば、 やるのに。 」 かぁー・・・・。
きっと、 母は、 何気に、 意味も無く、 わたしに愚痴っていたのかも・・・・。
わたしが、 勝手に しゃしゃっただけかも。 今となっては、 そう 思う・・・・。
「 ( 近所に住む 妹が ) 旅行に行くからって、 犬にも触れない私に、 犬を預かれって 言うんだけれど、 どうしよう。 」
「 何で。 ダメって言わなかったの。 」 と、 わたし・・・。
「 言ったけれど、 良いじゃん。 って、 聞かないのよ。 」 と、 母。
妹一家の旅行の間、 犬の面倒をみに、 群馬から しゃしゃった・・・・。
きっと、 母は、 何気に、 意味も無く、 わたしに愚痴っていたのかも・・・・。
わたしが、 勝手に しゃしゃっただけかも。 今となっては、 そう 思う・・・・。
「 パソコン、 買いたいけれど、 お父さんが 理解してくれないのよ。 えーん。 」
「 松江の 道、 解らないのに、 誰も 教えてくれないのよ。 えーん。 」
「 お父さんと うまく行かなくて、 少し 時間を空けたいから、 少し 代わって。 」
「 車、 ぶつけちゃって、 ショックだから、 少し 代わって。 」
その度ごとに、 群馬から しゃしゃった・・・・。
きっと、 姉は、 何気に、 意味も無く、 わたしに愚痴っていたのかも・・・・。
わたしが、 勝手に しゃしゃっただけかも。 これ又、 今となっては、 そう 思う・・・・。
心も、 労力も、 財布も、 「 もう、 沢山。 もう、 沢山。 」 って悲鳴をあげながら・・・。
父が亡くなって、 姉が、
「 土地や、 家を、 わたし達の息子の相続にしたいんだけれど、 放棄してくれる。 」
「 うん。 いいよ。 祐一郎 良い子だし。 」 と、 わたし。
「 えー、 良いの。 ありがとう。
それでも、 助けてくれる。 わたしは、 分割でも 良いんだけれど・・・。 」 と、 姉。
後で、 「 分割なんて言葉を 口にしてぇー。 」 と、 意地悪く注意したわたしに、 帰ってきた言葉。
「 えー、 忘れちゃった。 そんなにうるさく言われるなら、 言葉 全部 メモしなきゃ。 恐ろしい。 」
四十九日に 実家に戻るなり、
「 お父さんが亡くなって、 みんな あの子たちの思う様にされて、 わたしへの思いも、 我が家への思いも、 あの子達には 全くないのよ。
後を継ぐ 自分たちの息子の事しかないのよ。 」 と 姉夫婦の事を言って、 わたしの前で 母は 泣いた。
「 でも、 良いの。 あの夫婦は、 信用だけは出来るから、 それを信じて、 わたしは、 黙って、 言われるがままにするのよ。 」 って・・・・。
四十九日が過ぎたその日、 些細な事で、 わたしが 姉と 母を 怒らせた。 ← これが、 身から出たさび。
「 わたしも、 色々、 やってるじゃないの。 」 って、 気持ちが 言葉になってしまった・・・。
まぁー、 100% わたしが悪いんだけれど・・・・。 成長できとらん。
って、 其処からの 展開。
「 もう、 沢山。 やってます。 やってますって、 我慢できん。 縁切りだ。 縁切りだ。 」 と、 母。
「 何が、 不満なの。 ハンコを 押す事なの。 」 と、 姉。
「 お金が、 欲しいからでしょ。 」 と、 母。 ← これは言っていない。 と、 後で 本人は言ってましたが・・・・。
「 お父さんの 預貯金を 分割して、 あげるから、 それで 縁切りだ。 直ぐ、 手続きして。 」 と、 母。
即座に、 「 はい。 」 と、 姉。 驚く程の 連携。
横浜の 姉のご主人に 即座に 連絡。 これ又、 凄い連携プレー。
「 やぁー、 お金とか、 ハンコじゃないし・・・。 」 と、 しどろもどろのわたし・・・。
「 いいえ。 お金が欲しくてでしょ。 お金が 欲しいからよ。 」 と、 母。
( ← 本人は、 「 絶対 そう言ってない。 」 と、 後からいいましたが・・・。 )
すかさず、 姉が、
「 息子の時に 揉めるのは困るから、 全て 放棄と、 息子充てに一筆 書いてよね。 」
「 あんたは いつも トラブルメーカーじゃん。 自分では、 気付いてはいないけど。 」
と、 立て続けに・・・・。
きっと、 きっと、 全ての事が、 今までのすべての事が、
姉や母は、 何気なく、 意味も無く、 わたしに愚痴っていたのを、 それを受けて、 わたしが、 勝手に しゃしゃってただけだったんだ。
翌日、 戦線離脱の わたしに向かって、
「 こんな形、 お父さんが一番 嫌う形じゃないの。 何が、 不満な訳。 一筆書けなんて、言った方が キズつくんだから。 」 と、またまた、 姉。
人間、 頑張らないのが、 一番。 無理をしないのが、 一番。
自分では 足掻いていても、 人から見えるのは 表面部分のみ。
心も、 労力も、 財布も、 「 もう、 沢山。 もう、 沢山。 」 って悲鳴をあげながらでも、
人には 見えないし、 感じない。
本当は、 わたしは、 もう 胸一杯 嫌気がさしていたんだ。 この 関係性に・・・・。
わたしは 娘たちに、 そんな思いをさせていないだろうか・・・・。
わたしも 人に そんな思いをさせているんだろうか・・・・・。
だったら、 悲しいなぁー・・・。
「 今の時期に 自分も やりました。 って言ったら、 お金目当てだと取られちゃうよ。 」
と、 主人に 注意されていた。 「 言動には 気をつけなさいよ。 」 って。
けれど、 実の 親や 兄弟から そんな風に取られるなんて 全く 思いもしてなかった。
そっちの方が、 驚きであり、 学び だった。
結局、 所詮、 「 縁 」 なんて、 その程度の 物なんだって・・・。
本当に、 罪悪感も感じないで、 自分の事だけに思いを配れるようになった今を、 逆に 感謝してます。
やっと、 解放され気分。
自分で、 自分を 縛っていた心から、 解放された気分。
亡くなった父が、 わたしを自由にしてくれたとさえ思ってしまう。
わたしは、 主人や、 娘達との 「 縁 」 を 大切に育もう。
壊さず、 大切に、 大切に 今を 味わおう。
色々な事があって、 2泊3日で 長女が 帰って来てくれました。 ← 札幌雪祭りへ行くのをキャンセルして。
一緒に 温泉に入ったり、 ランチをしたり、 少し早い パパへの バレンタインチョコレートケーキを作ったり、
本当に 穏やかな時間を過ごしました・・・・。
50歳過ぎた 中年おばさんが、 80歳過ぎた 母親に、 「 ごめんなさい。 ごめんなさい。 」 って、 泣きながら謝る姿は、
今思い出しても、 地獄絵図だし、 60歳近い 姉もそれに加わって・・・・。 更に、 地獄絵図。
何でそういう展開になったのかも 未だに 理解不明で、
多勢に無勢、 アウェーで、 連携から 外れちゃった立場で、 結局、 わたしは必要が無くなった。 って事かな。
今思い出すと、 笑いさえ込み上げてしまうけれど、 真っ只中だと、 人は 思考が停止してしまう。
ほんと、 今なら 笑っちゃう。
この歳まで生きていると、 本当に 思いもよらない出来事に出くわします。
それが 自分の蒔いた種にしろ、 思わぬ展開に、 自分自身が驚愕してしまう事があります。
自分の未熟さや、 至らなさの結果だと、 後になっては気付きますが、 でも、 わたしの事だから、 また 繰り返すんだろうなぁー・・・。
って、 結局、 最初の 部分に戻るのですが・・・・・。
全く 関係ない、 突然の おまけ。
チョコレートシュトーレン。 なかなかの 美味で、 大満足の出来でした。