彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

二年越しの彦根城

2012年01月01日 | 彦根城
大晦日には、時報鐘で除夜の鐘が打てますので彦根城に向かいました。
23時に鐘の音が響き始めます。
夜ですので、大手門橋は、暗くなっていて、

博物館の前には、お正月飾りがされていました。

時報鐘には多くの人が集まっていました。

しばらく並ぶと、鐘に近付きます…

時報鐘は、2代藩主井伊直孝の時に、嫡男の直滋が鐘の音が城下に響くようにと、彦根城の天守に近い高い場所に設置しました。ですので天守がよく見えます。

直滋の設置した後、12代藩主直亮(井伊直弼の兄)が鐘の音をきれいに響かせるために鋳造時に黄金を大量に溶かした鐘を作らせます。こうして鐘の音は評判になり、現代でも日本の音風景百選に選ばれるくらいの鐘になったのです。

前の人の突く姿をちょっと撮影。いい感じの動きですね…

彦根市民が集まるイベントの一つでもありますので、普通は除夜の鐘は108回ですが、ここでは集まった市民が全員打てるようにして下さっていて、108を越えても響き続けます。
そしてこぶ茶をふるまってもくれましたよ。

そのまま本丸まで登ると、目の前に天守が観えます。

そんなことをしているうちに年明け。

彦根城天守の麓で二年越しとは、彦根の歴史を伝える者として身が引き締まる思いです。


ご存知の方もおられるでしょうが、『どんつき瓦版』は、特別な事情により数年の間紙面発行が極端に減っております。
1月中には、29号を発行予定ですが、その後はまた紙面発行が少なくなるとは思いますが、このブログなどでの活動は続いておりますので、2012年もよろしくお願いいたします。


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