きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

村上春樹氏の新作は入手困難

2009年06月03日 12時52分39秒 | 本の話

話題になっているので、『1Q84』(いちきゅうはちよん)を書店で探してみました。

室戸市の書店では、当然見当たりませんでした。

全国的にも、村上春樹氏の新作は、書店では、売り切れ状態ということです。

今年にでも、ノーベル文学賞を受賞するかもしれない作家ですから、全国、あるいは、全世界から注目されているのは当然です。

いったい、いつになったら、室戸市の書店には、『1Q84』が入荷されるのでしょうか。

上下二冊の分厚い本です。定価がいくらなのか、気になります。

どういう本なのか全く分かりません。

ただ、このタイトルを見ると、1984年に起こった出来事をテーマに書いているのかとも思います。 

あまり、本は読まないのですが、村上春樹氏の作品は、デビュー作の『風の歌を聴け』から、ほぼ、話題になったものは読んでいます。

1979年に、『群像』の新人文学賞を受賞してから、作家としてデビューしたのですが、『風の歌を聴け』の文体は、果たして、小説と呼んでいいのかどうか分かりませんでした。

文章のスクラップの寄せ集めのような感じで、一般的に言われる、小説とは違うもののように思えました。

しかし、村上春樹氏の才能を見抜いた、『群像』の編集部は、ある意味、先見の才能があったというべきでしょう。

もし、村上春樹氏が、『群像』の新人文学賞を受賞しなかったら、現在の村上春樹はいなかったと思います。 

春樹ワールドの代表的な作品はいくつかあるのですが、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』がもっとも印象に残っています。

その後は、『ねじまき鳥クロニクル』あたりから、春樹ワールドは、アメリカ的なものから、ロシア的なものに変貌していったように思えます。

村上春樹氏も、歳を経るごとに、文体とテーマが変わっていったということでしょうか。

村上春樹氏は、今年は60歳です。 

『1Q84』が手に入ったら、その時は、ブックレビューでも書きます。

2冊の分厚い本を読むには時間がかかりそうです。

本屋さんで買うよりは、ネット・オーダーの方が簡単に手に入りそうです。





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