きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

池田屋騒動の歴史的意味

2013年03月11日 10時06分52秒 | 日常
昨日の、『八重の桜』は、池田屋騒動の場面が登場しました。

新撰組が歴史に名を残したのがこの事件です。

新撰組は少人数で、尊攘派が会談をしていた、京都河原町三条東入ルの、『池田屋』に斬りこみました。

この池田屋騒動は、新撰組の目線で描かれることが多いのですが、今回の『八重の桜』では、会津藩の目線で描かれています。

佐幕派にとっては、『池田屋騒動』は、「してやったり」という思いかも知れないですが、京都見回り組を組織している会津藩からしてみれば、浪士の集団である新撰組は身分的には下位であって、その新撰組の行動は、拙速過ぎるものであると、憤ったわけです。

『池田屋騒動』を会津からの目線で描いたのは新鮮でした。

会津からすれば、『池田屋騒動』は、英雄的行動ではなく、むしろ、迷惑千万な行動であったわけです。

『池田屋騒動』によって、京都守護職松平容保の命が狙われることになります。

『池田屋騒動』では、土佐藩士も命を落としています。

『池田屋騒動』は、歴史的に見れば、新撰組の名前を歴史に残した出来事だったというより、長州を中心とした尊攘派がより過激な行動に走り始め、体制を守るべき会津が時代の流れの中で、敵視される方向に向かう大きなターニングポイントとなった事件だという見方もできます。

この大河ドラマでは、今まで、一度も、見回り組が登場しないのは不思議な気がします。

土佐藩士が一人も登場していないのですが、三条実美の関連で、中岡慎太郎が登場してもいいような気もします。

龍馬・慎太郎の暗殺シーンは登場するのでしょうか。








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