連日、被災県でじかに取材などしていると、色々な人たちのさまざまな思いがたちこめたような空気感に、眠りも浅く、午前4時を過ぎたころに目が覚めてしまったりする。窓の向こう、真正面の山の端から姿を見せたばかりの朝日。地上で何が起こっていようとも、どんなにか心が立ち止まっていようとも、誰にもどこにも等しく、必ず夜は明け、日はまた昇る。花は咲き、緑の葉は茂り、川は流れ、雛は育って巣立っていく。人の営みなど、本当にちっぽけなことなのかも知れない。この世はもっと、ずっと、大いなる力で動いているのだろうな。
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