真上のお部屋のご夫婦が何年か前に、
「子どもの足音がうるさいかもしれませんが」と挨拶にみえたことがある。
挨拶はそのとき一度きりで、特に行き来もなく、
うちも楽器の演奏をいたしますので、という弱みもあって、
とはいえ普通じゃないなあという物音にも歯を食いしばって沈黙を守っている。
が。
成長に合わせて聞こえてくる「子どもの足音」ってやつが変化してきて。
これが普通なのかどうかが、子ども連れ家族の真下に住んだのは初めてなので不明。
天井がたぶん普通より高めで床も防音・防振動、
マンションの建物そのものは免震という頑丈な設計なのだけど、
どこかからどこかへ力いっぱい飛び降りてるときの体感は震度1。
それが夜の11時とか12時とかはたまた朝8時台に起こる現象なので、
その「子どもの足音」だけだったら、余裕で怒鳴り込んでるところ。
いちおう「子どもの足音」に続いて、
お父さんらしき男性の近所に響き渡る怒声と、
張本人の子どものギャン泣きまでの3点セットなので、しかたなくガマン。
これ、ちび男子よ。
そんなギャン泣きするぐらい恐ろしい怒られ方したんなら、
一回で学習しなさい。
と思うのだが、できないらしい。
子どもという生きものは、なのか、上の家の子は、なのか。
なぜか金曜の夜になるたびに興奮してどこかからどこかに激しく飛び降りては、
上記3点セットを繰り返している。
少なくともウチの甥っ子はこんなじゃなかったけどなあ。
というか。 そもそも。
いったいぜんたい、どこからどこへ何を思って飛び降りてるんだ、きみは。