自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

久しぶり,クロアゲハの卵(6)

2018-08-16 | クロアゲハ

卵内部に幼虫の姿が現れた翌朝。ときどき幼虫が動くのが見えます。

 

このとき,次のような事例を目撃しました。卵一つが付いた葉にアゲハの幼虫がやって来て,葉を食べかけました。そのまま放っておいたら,どんどん卵に近づいて来ました。

 

卵が落ちるまで食べないだろうなと思っていたら,そうではありませんでした。あっさり,卵部分を避けて葉をすっかり食べたのでした。無頓着! そのせいで卵は落下。

 

このとき思い浮かべたのがジャコウアゲハの場合。見ている限り,卵が落ちない食べ方をしていました。卵を単独で産付する,あるいは複数個かためて産み付ける,そういう生態が関係しているのかもしれません。ときには共食いをするジャコウアゲハが卵を避けているように見え,とても印象に残った記憶があります。

下写真は落下した卵です。

 

この観察事例からは,似たもの同士の行為が相手の死を招きうるということがわかります。 

 


8月,メダカが産卵(3)

2018-08-16 | 生物

三日目の朝。様子に大きな変化が現れました。からだらしいすがたが見えています。この視野では心臓は確認できません。

 

ところが,別の卵ではその心臓の動きがはっきり確認できます。卵は多少揺れるので心臓が視野に「入る」「入らない」が微妙なのです。

 

さらに見ていくと,この卵でも。頭部はそのすぐ上です。

 

いずれの卵でも,からだが形成されている様子が見えます。いのちが発生した瞬間に限りなく近い画像です。