自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

接写がたのしい夏(8) ~ヤマトシジミの吸水~

2018-08-30 | 昆虫

先日,ハクサイの播種。連結ポットに蒔いて,灌水。しばらくすると,そこにヤマトシジミのオスが飛来しました。青い翅がくっきり。見ていると,シジミチョウは着地。これはもう,吸水行動にまちがいありません。

近寄って撮影すると,思ったとおり口吻が伸びていました。どうやってアンモニア成分を感知するのか,ふしぎなほど的確に舞い降りたことになります。ほんとうにどんなアンテナがはたらいたのでしょう。

 

 

思い切って,ゆっくりレンズを近づけました。逃げません。気づいていないのでしょうか。

 

もっとレンズを近づけました。ワーキングディスタンスは3cm。

 

真正面から撮りました。余程お気に入りの成分があるようです。

 

反対側からも撮りました。口吻はほとんど移動しませんでした。

 

このあと,1時間半ほど外出。戻って来てみると,あらあらふしぎ! まだそこにいたのですから。

 


ベニシジミ,庭の幼虫

2018-08-30 | ベニシジミ

植木鉢に植えたスイバの根元で,今,ベニシジミの蛹が羽化する瞬間を迎えようとしています。しかし,その瞬間を撮るのは相当に辛抱のいる話。わたしにはまずうまくいった経験がありません。この個体はどうでしょうか。

 

庭にスイバが一本。じつに頼りない株です。敢えて草引きせずに残していたら,ベニシジミの幼虫が育っていました。それも三匹!

 

作戦が大当たりです。いつの間にか成虫が訪れて産卵していたのです。

 

ベニシジミはわたしが大切にしている,本ブログのカテゴリーの一つです。生態について観察を続けようと思っているので,株を引き抜かずにそのままにしておくことがよくあります。お陰で,幼虫が身近で観察できます。

葉がもうほとんどありません。それでさっそく植木鉢に移しました。こういうことを繰り返しながら,いつかは羽化をシャープにとらえたいなと願っています。